廃工場のティンカー・ベル

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著者 : 永嶋恵美
  • 講談社 (2012年5月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062176781

廃工場のティンカー・ベルの感想・レビュー・書評

  • 全体に印象は弱いが、、“廃○○”=過去から、未来を照らし出そうとする試みが上手くはまっている。
    永嶋恵美作品にしては希望ある結末にホッとした(笑)。
    http://blogs.yahoo.co.jp/rrqnn187/11680200.html

  • 【あらすじ】
    廃工場、廃線、廃校……etc.人けなくうち捨てられた廃墟には、何かの気配が残っている。いつまでも消えることなく、時間を経るほどにむしろそれは強く漂う。人生に疲れたら、うら寂しい場所に行ってみよう。その何かが足下を照らし、背中を押してくれる。閉じこもりOL、家出少年、行きづまった事業主──彼ら彼女らの今を劇的に変化させる6つの物語。心に響く短編集。

    【感想】

  • 廃墟を舞台にした短編集。廃墟が舞台だけれど、物語の結末は前向きな構成。決して明るい話ばかりではないけれど、うっすら希望が見える短編集。表題作と、「廃線跡と眠る猫」が好きかな。2012/455

  • 誰からも忘れられたような廃墟に集まるのは世間からはみ出してしまったり、少し疲れてしまった人たち。けれどふと立ち寄った廃墟という日常とかけ離れた空間ではちょっと変わった出会いがあるようです。廃墟といえば寂しいような、冷たいような印象がありますが、そんな場所で起こる不思議な物語です。

  • 「廃園に薔薇の花咲く」が一番好きだった。
    友人関係でも相手への気持ちははっきり伝えないと!

  • 永嶋さんの本を全部読もう第2弾。
    廃工場とか、廃校とか、「廃屋」を舞台にした短編集。
    初めはなんともなかったんだけど、小説の主人公に自分との共通点を見つけた瞬間、急に不安になった。胸がぞわぞわした。

  • (収録作品)廃工場のティンカー・ベル/廃線跡と眠る猫/廃校ラビリンス/廃園に薔薇の花咲く/廃村の放課後/廃道同窓会

  • 永嶋さんは・・
    宮部さんや有川さんや畠中さんや近藤さんらに並ぶ、素晴らしい作家さんだと!俺は思う*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*


    ♪ママて歌が話題だ・・
    話題なのはその歌詞だ(つД`)ノ

    永嶋さんの作品は?イヤミスでは無いが類似で、素晴らしい脚本力?なのだが、時折心えぐる文体や設定だ。

    結果、全てが快方に向かう短編ばかりだが、そのスタート設定にはドキドキしてまうΣ( ̄。 ̄ノ)ノ

    永嶋さん!コレえぐられましたよ(>人<;)

    女の子とか子供とかお年寄りとか・・
    弱い方に迫害が行くのは勘弁です。・゜・(ノД`)・゜・。

  • スカイエマさんの絵が大好きだというだけで、思わず手に取ってしまった一冊。
    どこかで読んだような物語、エピソード、キャラクター。
    読み終えた瞬間、みんなどこかへ消えていってしまう。
    嫌いじゃないけれど。

  • 廃工場、廃園、廃校、廃隧道…
    忘れ去られたその場所に、ひとが足を踏み入れる。

    短編集だが、「廃」つながり。おもしろい。
    それぞれ何か抱えていて、ラストに和む。

  • 読了後に、心が軽くなる短編集。
    廃工場、廃校など、廃○○で起こる偶然から、見つかる光。
    人と向き合うこと。自分の思いを伝えること。日常に埋れた光に気づいた気がした。

  • 知らない作家さんでしたが、まあまあ楽しみました。廃工場、廃線、廃村、廃校などに絡めたハートフルストーリー。短編なので深みはないけれど切り口は面白いと思いました。

  • 吐き出したい何かを抱えた人々が、それぞれ廃れた場所を訪れて自分の心と向き合う短篇集。ストーリー自体に卓越した設定はなく、いたって普通なのだが、不思議とのめりこんでしまうのは、登場人物の「言えずにため込んでいる」ことに共感してしまうせいか。特に心ひかれたのは『廃線跡と眠る猫』『廃校ラビリンス』だが、他の話も含めてどれも細い希望の光がさしていて、好感がもてた。
    過去を感じても未来を描きにくい場所は、やはり一種独特な雰囲気がある。そこから一歩を踏み出す展開は、あるいはもう輝かしく前に進むことのないその場所の未来をも、知らず知らず背負ったのかもしれないと、何となく思った。

  • 逃げ込んだ廃墟で起こる出来事。廃線、廃校、廃園など。廃校のはなしが好き。

  • やられました。すごくいい。
    非日常的な空間に満ちる温かさが
    とても自然に心に沁みる。
    読んでよかったと強く思わせてくれる本でした。

  •  どの話もしんどい事情を抱えた人や子どもたちがでてくるけれど、最後は光がさす。読後感はいい。何かが消えて見えるものがあるという言葉が出てきたけど、廃墟へ行くことで見えるもの始まることがあったということかな。

  • 6つの短編集。
    帯によると、人生に疲れてうら寂しい場所に行った主人公たちが、劇的に変化する物語という感じかな。
    「廃墟でおこるステキな奇跡」と書いてあるけど、うん、イイ感じに「ステキ」だった。

  • どの話も良かったです。最初の話や廃校の若いお兄さんの言葉など、印象に残るところも多かった。

  • どの話も心にくるものがあった。
    この人の紡ぐ言葉は、心にすっと落ちてくる。

    廃線跡と眠る猫、廃園に薔薇の花咲く、が特に好きな話だった。
    廃園は共感するところが多くてもう読んでてなんとも言えない気分になった(苦笑)
    あの年頃に誰もがって訳じゃないけど、多くの人が経験して持つ感情が詰まった話だったと思う。

  • 913.6 ナ 登録番号9224

  • さまざまな形の廃墟を舞台にして描かれた短編集。ささやかな謎があって、少し痛々しくて、けれども読後感はほんわかさせられる作品です。
    お気に入りは「廃線跡と眠る猫」。もう猫好きというだけでこの物語には惹かれました。しんみりとした悲しさも感じるけれど、でもふわっとした心地になれます。主人公にもなんとなく似たところがあって感情移入できたなあ。

  • 表題のお話は、想像していたイメージと違いましたが…。

    お話の終わり方が、将来のために踏み出した第1歩の瞬間というのがキレイだなと思いました。
    良い方向にむけばいいなと願ってしまいます。廃校と廃村のお話が特に好きです。

  • 人は、人とのかかわりの中で生きてるんだなーと思った。
    人、もの、場所、いろいろなかかわりの中で人は成長していって、でも、いつの間にかそれを忘れてしまっていて。
    なんだか読んでいてしんみりしてしまったけど、また新たなスタートをきれそうになれる一冊だった。

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廃工場のティンカー・ベルの作品紹介

人生に疲れたら、うら寂しい場所に行ってみよう。何かが背中を押してくれる。閉じこもりOL、家出少年、行きづまった事業主-。彼ら彼女らの今を劇的に変化させる6つの物語。

廃工場のティンカー・ベルのKindle版

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