- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062178044
作品紹介・あらすじ
書店員歴10年、32歳、いつの間にか彼女いない歴6年の土田新二。
自分だけの一冊を探しに、今日も本屋さんを訪れる人々。そんな人々と接しながら、学び、喜び、苦しみ、成長する土田君が人生にとって大切なものを探してゆく、ほっこりコミック。
感想・レビュー・書評
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書店員歴10年の32歳、「土田新二」の表向きの優しい素顔とはまた別にある、人生への漠然とした不安を抱えながらも、自分自身の道を見出していく展開には、同じ作者の『すーちゃん』の男性版を思わせる雰囲気があり、きっと共感出来る方もいるのではないかと思います。
また、書店を舞台とした中で、物語と上手く結び付けて、実際に存在する本を紹介される点や、大人から見た絵本の素晴らしさを改めて実感させてくれた、土田の後輩の台詞といった、本の良さを教えてくれる展開も印象的であることに加え、土田自身の打算的ではない、彼の人柄を感じさせる数々のエピソードには温かいものがあり、特に家族に対する、彼の姿には、涙を誘われるものもあったからこそ、あの場面だけは何故と思わずにはいられなかった。
最初、その場面を見たとき、我が目を疑いました。その後、何度も見直したり、もしかしたら、私が借りたのが第1刷だから、以降は差し替えているのではないかとも思いましたが、その真相は分からないままで、いずれにしても、その場面で全てが台無しになったように私には思われました。
おそらく私の予想として、どうしても書店員ならではのやり方で、お見送りをするような描写をしたかっただけなのかもしれませんが、それでも、当たり前のような顔をして、会社の道具を使って私物に何かをする行為には解せないものがあったし、それは理由によって許されるとか、個人の道徳心の問題であるのかもしれませんが、大切な人への思いがあったからこそ、そこは自分なりのやり方でして欲しかったし、こうした事をやってもいいんだと誤解を招きかねない描写は、如何なものかと思ったのが、とても残念です。 -
変わらず好きな益田ミリ。
こんど設定は男性、独身、書店勤務ー10年
いいなぁ、書店!!
まぁ本が好きだからって
職場だから、本読めるわけではない「当たり前」
本に囲まれて〜幸せそう!(ちがうか)実際は違うんだろう。
しかし男性目線でよく書けるよね。
やはりいい奴。お客さんのお年寄りが、ギックリ腰だからって
届けてあげる
そのことに後輩は「仕事増やしても給料かわんないすっよ」と〜
がんばれ!土田くん。
陰ながら応援する。
また、僕の姉ちゃんとはテイストちがうけど
これも良いなり。
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本さん
こちらこそありがとうございます。
作者出てきてない気がしますが、
益田ミリ、おもしろいですね。本さん
こちらこそありがとうございます。
作者出てきてない気がしますが、
益田ミリ、おもしろいですね。2021/03/20 -
本さん
益田ミリ、最近知りました「2020年」
才能に眼を見はります。
一都47度道府県をまわるも面白かったです。
ゆるーくて。本さん
益田ミリ、最近知りました「2020年」
才能に眼を見はります。
一都47度道府県をまわるも面白かったです。
ゆるーくて。2021/03/20 -
2021/03/20
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先週『すーちゃんの恋』を読んで
この恋、進展しそう
と続きが気になっていたところ
すーちゃんシリーズの兄弟編(スピンオフ?)である
この本をみつけました。
最後まで読んで知ったけど
『すーちゃんの恋』よりこの『オレの宇宙はまだまだ遠い』の方が
数か月早く出版されていたんですね。
土田さんてとてもいい感じの人なので
なんかすーちゃんと上手くいくような気がする。
続きを読みたい。 -
読後、
ふと思ったのは
(天はどうして人に二物を与えてくれなかったんだろう?)
と、いう事。
容姿端麗に加えて、優秀な知能をプラスとか、
優秀な知能には、身体能力をおまけに、とか。
そうすれば、俺の宇宙はあっと言う間に近づくのに。
でも、
この本を読み終えた息子が
さも面白そうに
「俺の宇宙もまだまだ遠いな。」
と、つぶやいていた姿を見て、
(宇宙が簡単に手の届くところに無くて良かった。)
と、
ホッとしている自分もなぜか、いたりして。 -
32歳手取り25万男性書店員の、
低いテンションでゆる〜り進むフィクションマンガ。
話も絵もゆるくて、のんびり読める感じが好き。
「人生の意味ってなんだろう?」と
「自分の人生に点数を付けるなら?」を
ずっと考えてる主人公。ゆるいんだけど深い。
…深いんだけど、めっちゃ緩い。笑
“無人島に本を1冊持ってくなら?”とか、
“合コンでオススメの本を聞かれたら?”とかの質問も
読んでて一緒に考えちゃった。
途中、作者の益田ミリさんが出てくる話があるけど、
そのメタ感すき。
書店員の話だから、
主人公が読んでる本とか、主人公のおじさんが読んでる本とか知れるのも楽しいし、めっちゃメモった。笑
最後のページで知ったけど、これシリーズものなのね!
他のも読みたい!
最近Netflixで観たアニメ『ガイコツ書店員本田さん』ともちょっと似てる。こっちも最高でした。(原作はマンガ。)-
小瓶さん
お久しぶりです!
地元の図書館で、なんとなく借りたらすごく面白くて
ビックリしました。笑
101人おめでとうございます!╰(*´...小瓶さん
お久しぶりです!
地元の図書館で、なんとなく借りたらすごく面白くて
ビックリしました。笑
101人おめでとうございます!╰(*´︶`*)╯♡
なんかする…ブクログでなんかするって、なかなか難しいですね…。笑
えーなんでしょう、、、
私だったら自分に合いそうな本を紹介してもらってりすると嬉しいので、
アイコンとか本棚を見て
『ご希望者には、独断であなたに本を薦めます!』
とかどうでしょう…?
私の勝手な思いつきなので、
参考にならなければ無視してください2021/08/09 -
2021/08/09
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家にあった本。最近ミリさんにハマっている。
書店員の土田さんが自分の人生を考える。
土田さんを取り巻く周りの人たちも、自分の過去、現在、未来を考える。
日常はただただ通り過ぎていくけど、ふとこうやって自分の今、これからの人生を考えながら生きていくんだな。
いろんな本と、それに繋がるエピソードが出てくるのも面白かった! -
書店員の土田くんが主人公。
給料日に書店がいつもより混むことを知った時に感動したという土田くん。
もうこのエピソードだけで土田くん株が一気に上昇してしまう。
いい話だなぁと思う。
確かに私も給料日(正確にはこづかい日)に書店にふらりと行ってしまう。
だいたい欲しい本があって、でもお金が入ってくるまで我慢しているパターン。
もちろん欲しい本がなくてもついつい本を物色してしまう。
これいいなと思う本は必ず見つかるから。
お金がいくらあっても足りない。買ったら買ったで今度は時間が足りないし、難しい。
こうしたい。こうなりたいと願う自分と、今の自分はいつも違う。
でも、悩みながらも誠実に生きている土田くんは本当に素敵。
誠実というのは1番の美徳だと思う。
土田くんとすーちゃんが再会する漫画も読んでみたいな。 -
先にすーちゃんの恋を読んでから土田くんの話を読んだので不思議な気持ちになった
人生を考えながら 前向きに生きている姿が微笑ましかった。
コメントありがとうございます(^^)
こちらは、にわか雨がいきなり降ったりもしましたが、やはり暑い毎日ですね。...
コメントありがとうございます(^^)
こちらは、にわか雨がいきなり降ったりもしましたが、やはり暑い毎日ですね。
お身体、御自愛下さい。
いえいえ、なおなおさんが謝る必要は全くありません。
寧ろ、私の方こそ、ごめんなさいm(_ _)m
せっかく、お勧めしてくださったのに、細かいところが気になってしまって、おそらく土田自身は悪くないと思います。
それに、ミリさんの作品をもう読まないと思った訳ではなくて、すーちゃんの続編も読みたいと思ってますし、まあ、描写的には微妙ですよね。それくらい見逃してやれよと言われる方もいらっしゃるかもしれませんが、あくまで、私自身の道徳心による思いですから。
それでも、不快な思いをさせてしまったら、申し訳ありませんでした。
本によってはこの言葉は?とか不愉快になることってありますよね。古い本であればだいたい断り書きがあり...
本によってはこの言葉は?とか不愉快になることってありますよね。古い本であればだいたい断り書きがあり、時代もあるのかとそこで許しております。
私も、恐らく土田さん自身も悪くないとのこと。お気遣いをありがとうございます。
ミリさんの書き方なんでしょうね。読んだ時、全く気付かなかったかも。鈍感な私です(T_T)
確かに言葉の表現次第で、そうした気持ちになること、ありますよね。
ここでは言葉というより、絵...
確かに言葉の表現次第で、そうした気持ちになること、ありますよね。
ここでは言葉というより、絵そのものといいますか、それで却って印象が強かったのかもしれません。
しかし、それはあくまでも、人それぞれで物の見方や価値観が異なり、鈍感とかは関係ないと思うので、そんなに自分を責めないで下さい。
しかし、逆の立場になったとしたら、おそらく私もそう感じてしまうだろうと思い、それならば投稿しない方が良かったかなと、今になって後悔して・・・投稿前から、なおなおさんには申し訳ないと思ってました。でも、嘘は書きたくなかったし、それにコメント欄で読みますと書いたのは私だからと投稿したのですが、今となってはどうすれば良かったのかと考えてます。なおなおさんが落ち込むことないのに、ごめんなさいね。
それでも、本書の『100万回生きたねこ』の思い出から、絵本の素晴らしさを教えてくれた、あの言葉はとても嬉しくて、本書を読んで良かったなと思うことが出来ました。
ありがとうございます(^^)