海の見える街

著者 :
  • 講談社
3.60
  • (34)
  • (162)
  • (113)
  • (19)
  • (5)
本棚登録 : 868
感想 : 153
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062178549

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 図書館と同じ施設内の児童館で働く人たちのお話。

    図書館はどの市町村にもあり、身近な施設で、本好きな人にはなくてはならないものだけど、利用しない人にとってみたら、何年も足を向けないところなんだろう。

    そんな人たちにとっての、そこで働いている人のイメージはきっとメガネかけて、友達いなくて、オタクで本ばかり読んでいて、毎日毎日、同じような時間が過ぎていって、つまらなくないのかな。

    だけど、このお話の中の人たちは、図書館で仕事をしながらも生活の中で変化があり、恋愛や、友達や、家族との関わりに悩む。

    本当はいろんなことを経験しているんだけど、他の人から見たら、単調な毎日に見えるんだろうな。

  •  最後はなかなか胸きゅんなラストで,ほっこり幸せな気持ちになれました。
     だけど,日野さんはそのままでいいの?という気持ちはやはり残りました。
     松田さんとでなくてもよいから,日野さんも幸せになったラストだったら,なおよかったと思います。

  • 図書館が舞台ということと表紙が気になってた本だがやっと読めた。
    図書館×恋愛×(他いろいろ)とかなんとか。

    某登場人物と同じく”これは自分のための小説"だと感じた。
    いや、某人物と同じ意味じゃなくて(汗)、舞台やら設定やらドキッとする部分が多かったからだが。

    ニヤリとするネタ含みが結構多かったが、どうせならもう少し図書館司書ネタも読みたかったなぁと思ったり。

  • 久しぶりに読んだ小説。
    面白かった。
    思いがけず、後味の良い、スカッとした一冊。
    なんだか、懐かしくて切ない。

  • 6/20

  • ヲタク草食系本田、ロリコン松田、偏差値低ヤンキー文化春香、痛い系ヲタク日野の4人が図書館と児童館を舞台におりなす、遅れてきた青春群像劇

    世の中にゴマンとおるようないたって平凡で目立たない普通の連中だけど、そいつらも(この中に俺も含まれる)一人一人をじっと見つめてやるとこの4人のように危うさと脆さと強さを秘めた一人一人の人間なんだろうな。

    (以下若干のネタバレ)

    みんな幸せになればいい、そう4編目には消えてしまった松田もだ

  • マンガ感覚でよめた。
    児童館・図書館に勤める人たちの恋愛関係。いろんな人がいて、生きていくために我慢したり努力したりしている。
    そこまで深くないのかもしれないけど、そんなことを感じてしまった。

  • 046

  • 日野さんが報われないのが残念。
    松田さんもどうなったのかはっきりと知りたかった。

  • はじめて読んだ作者。やや大人向けのラブストーリー。

全153件中 91 - 100件を表示

著者プロフィール

1979年東京都生まれ。2010年「国道沿いのファミレス」で第23回小説すばる新人賞を受賞。13年に『海の見える街』、14年に『南部芸能事務所』で吉川英治文学新人賞の候補となる。著書にドラマ化された『感情8号線』、『ふたつの星とタイムマシン』『タイムマシンでは、行けない明日』『消えない月』『神さまを待っている』『大人になったら、』『若葉荘の暮らし』などがある。

「2023年 『トワイライライト』 で使われていた紹介文から引用しています。」

畑野智美の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
64
横山 秀夫
朝井リョウ
伊坂 幸太郎
角田 光代
辻村 深月
辻村 深月
又吉 直樹
中田 永一
西 加奈子
三浦 しをん
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×