海の見える街

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 869
感想 : 154
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  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062178549

感想・レビュー・書評

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  • 海の見える街にある市民センター、
    そこに併設されている図書館と児童館で働く4人の男女の物語。

    最近はまっている作家さん。
    軽く、さらっと読める文体が気にっています。
    登場人物が、ちょっと影があったり、暗かったり、表立って目立つ人たちではない感じは、いつものこと。
    4人が4人ともハッピーエンドではなかったけれど、いい終わり方だったと思います。

    謎を残したままの松田。
    きっとどこかで畑野さんが回収してくれるのでは、と期待していてもいいですか?

  • 最近読んだ中では一番好きな恋愛ものであり、登場人物たちの成長ものでもあった。途中、ひとり失踪?するエピソードが普通じゃなくて違和感あり、だったな。

  •  4人の気持ちは、ループしている。
     だから、このラストは、とても良い。続編は、要らない。

  • おもしろい。
    海の見える街、司書さんのおはなし
    とするとなにかしら想像つくもの。
    想像つくのだけれど、
    それでもなおおもしろい。


    こんな暮らしはいいなあと
    おもいました。

    松田さんが気になります。

  • 登場人物がそれぞれ魅力的で、みんなが仲良くなっていく様子が読んでいて楽しい。心がほっこりする小説。読後感があたたかい。

  • あぁ、良かった。
    この表紙の場面が出てくるのかどうか、ずっと気になってたけど、いいところで出てきてくれた!

  • 【ネタバレ】知人のレビューで知りました。こんな素敵なお話を読み逃していたとは痛恨の極み。本との出合いはまさに奇蹟みたいなものですね。読後、松田くんの行く末が気になりました。幸せになれていればいいのですが…

  • 図書館職員の話だけどそれほど仕事の話はでてこない。いろいろかかえてる人達。松田君がまさかの展開。

  • 読み手をイラッとさせるような女の子の動作や言葉遣いが、話が流れていくごとに愛おしく感じてくる。タイプではなかった女性にどんどん惹かれていく男性の気持ちがリアルに感じた。読み終わって再度表紙をみて、ホッコリしました。ここまで現実ではありえないと思うような、でもきっとあるはずな男女の恋をはじめて読みました。

  • 図書館が舞台ということと表紙が気になってた本だがやっと読めた。
    図書館×恋愛×(他いろいろ)とかなんとか。

    某登場人物と同じく”これは自分のための小説"だと感じた。
    いや、某人物と同じ意味じゃなくて(汗)、舞台やら設定やらドキッとする部分が多かったからだが。

    ニヤリとするネタ含みが結構多かったが、どうせならもう少し図書館司書ネタも読みたかったなぁと思ったり。

著者プロフィール

1979年東京都生まれ。2010年「国道沿いのファミレス」で第23回小説すばる新人賞を受賞。13年に『海の見える街』、14年に『南部芸能事務所』で吉川英治文学新人賞の候補となる。著書にドラマ化された『感情8号線』、『ふたつの星とタイムマシン』『タイムマシンでは、行けない明日』『消えない月』『神さまを待っている』『大人になったら、』『若葉荘の暮らし』などがある。

「2023年 『トワイライライト』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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