ぼくたちの骨

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著者 : 樫崎茜
  • 講談社 (2012年9月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062178617

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ぼくたちの骨の感想・レビュー・書評

  • 中3の千里は、陸上部で100m走をやっているが、扁平足が災いして足裏を痛め練習を休んでいる。そんな時、幼ななじみに遥に無理やり誘われ、新聞部に体験入部する。遥の取材に付き合って閉園間近の動物園を取材に行き、倉庫にしまわれた動物の剥製の中に不格好なチータを発見する。
    あのチータを、もとの姿に近い剥製に変えてあげられないか。剥製の製作過程と自分の足の治療、そして自分と向き合う事で生きるという事にも向き合っていく。

  • 『ぼくたちの骨』という題名だから
    いろいろな骨や骨に関する美学などが
    出てくるのかと思ったけど
    そうでもなかった。
    扁平足が原因で休部していることや
    新聞部の話はそれなりにおもしろかったけど
    でも、なんか物足りたりなかったなぁ。

  • タイトルと題材に惹かれて読んだ。骨、骨格、動物が好きだから。

    読了後の物足りなさが否めない。
    結局なにがメインで、なにが言いたかったんだろう…という感じ。
    剥製に関して書いた本は少ないからその点は凄く良いなと思うけれど、青春ドラマ的な要素が勝っているから社会科見学のよう…。
    主人公が剥製師なら面白いのに…と思わずにはいられなかった。
    青春ものとしても、まっすぐに思春期の懊悩を描いた方が惹かれるかも…。
    青春と剥製という組み合わせや興味を持つきっかけは面白いけど、どっちも中途半端ならそれぞれ別々に読みたかった…。

  • 中学3年生の千里は、故障のため陸上部を休みがち。友人の春人に誘われて始めた新聞部の活動で、不格好なチーターの剥製と出会う。魅力的な人物描写(学芸員さんも出てくる)や青春の光のようなものが眩しい。YAでもいいかも。

  • 足の痛みで陸上の練習を休んでいるときに顧問の先生の接し方が、自分の考えを押し付けすぎて嫌だった。剥製に興味を持ったことがなかったので、題材として面白かった。

  • 剥製ってつくるの失敗するとそんな無残なことになるんだーっと思う。

    生きているものと死んでいるもの。
    死んでいるものを触りたくない、と思うのは確かになんでだろう?
    なんか全く違う存在になってる感じがするのかなあ?

    以前なぜか駐車場に鳥が死んでたんで、仕方なく移動させたことがあるんだが、
    あの時のずっしりとした重みが今でも忘れられない。

  • 怪我のため陸上部の練習に参加したくてもできない千里。幼馴染に新聞部に勧誘されたことから、取材で動物の剥製と出会い、その出会いを通じて自分の怪我とも向き合っていけるようになっていく過程が胸に響いた。
    骨と筋肉の関係や動物園と博物館のつながりなど興味惹かれ、面白かった。これから剥製や動物の骨を見るとき、見方が変わりそう。
    メタボチーターがどうなるのかぜひ読んでみたいけど、続編出るのかな?出てほしい。

  • 走るのが好きな安中千里。
    けれど足底筋膜炎(扁平足)のため、足の痛みが取れず、走ることはドクターストップがかかっている。
    元気がない千里に、幼馴染の小木春人が、新聞部に入らないかと勧誘してきた。
    手はじめに、もうすぐ休館する地元の小さな動物園・あがたの森動物園を取材しに行かないか、と。
    新聞部に興味はなかったが、思い出の場所でもあるあがたの森動物園に行った千里たち。
    森の中にある小さな小屋にある、動物の剥製を見た。
    千里が心惹かれたのはチーター。本来はもっとスマートなはずなのに、なぜか太っていて、痛みが激しいそれは、地球で一番速く走る動物とは思えない姿をしていた。
    走ることが好きなのに、走れない。
    千里はそのチーターのことを、もっと知りたいと思い・・・。


    剥製って、あまり意識したことのない存在だった。けれど、その生きていたものの証がそこにある。
    まだ物語が続きそうな、それは千里がこの先どうするのかとも思わせるラスト。

  • 偏平足が原因で足を痛め陸上から遠ざかった主人公が、動物園で偶然見つけたチーターの剥製に魅かれ、陸上を休んでいる間に新聞部として活動するお話。剥製というのはこのように作られているのだなぁということが初めて分かった。さらっと読めるけれど、主題が曖昧なのは否めないかな。思春期の曖昧さをあえてこういう風に書いているのかもしれないけど。2013/048

  •  結局チーターがどうなったか知りたい。続編希望!

  • 足の痛みのために陸上部の活動に出られない主人公・安中千里が、新聞部の幼馴染に連れられて訪れた廃園間近の動物園。その敷地内の古ぼけた建物の中に、二人はひどく不格好なチーターの剝製を見つけて…

    作者は児童文学の賞を取っている人ですが、文の纏まりがきれいなので大人も違和感なく読めると思います。ラストが物足りなかったというレビューが多いですが、個人的にはあれが物語の続きに想像が膨らむいい落とし所だと感じました。ただ個々人の関係の描写は少し薄かったかな。その辺りは児童文学ということで、何卒。

  • 扁平足が原因の故障で陸上部を休んでいる千里。扁平足仲間という仲間意識がわく。千里は廃園の決まった動物園で出会ったチーターの剥製に興味を持ち、剥製について調べていくことになる。
    初めて知る剥製についての話に興味をそそられた。中学生が主人公としては珍しいと思うけど、面白かった。

  • ★★★★☆
    陸上部の千里は足を痛めリハビリを続けているが、部活を休んでいる。
    新聞部の幼馴染みに誘われていった閉園前の動物園の取材で、不恰好なチータの剥製を見つける。
    自分の姿をチータに重ね、『走っている姿』を見たいと思うようになる。

    剥製の修復や方法も興味深く、また真面目な主人公が焦る気持ちを抑えてリハビリを受ける姿も。
    (まっきー)

  • 読むと上野動物園や国立科学博物館に行きたくなる。
    剥製の修復にかかわる話で少しマニアックだ。

  • 剥製、骨がテーマの小説とは珍しいと思いました。
    中学生の部活の話なので、私より娘向けの話かもしれません。
    でも面白くて読みやすかったです。もう少し掘り下げて欲しい点もありましたけれど。

    足底筋膜炎のため、陸上部をしばらく休んでいる千里を、春人が新聞部に誘う。
    取材のため、休園予定の動物園に一緒に行き、不恰好なチーターの剥製を見つける。

    チーターの剥製がどうして不恰好なのか、直せるのか、
    剥製を作る意味、修理をする人、骨についてなど取材をしていく。
    それと並行して自分の足の治療や自分自身にも向き合っていく。
    …けれど、
    陸上部に復帰できそう、新聞部も掛け持ち
    チーターの剥製の修理や調査などもまだまだ、
    ちょっと半端かな?というところで終了。

    続編も出たら読みたいと思います。

  • おととい読み始めておととい読了。
    樫崎さんの身体(とそこからのズレ)へのこだわりが相変わらずで面白い。自分と身体とのズレと、「本来の姿」と剥製、骨とのズレ。そのズレは、物語の展開に従って修正されていくようで、でもやはりどこかズレたまま。そこはけっこう好きだったのだけど、博物館全肯定的な落とし方にはちょっと疑問。生命の尊厳的な問題だけでなく、網羅的思考の問題性も考えるべきではないかなと思った。
    この作家さん、きれいな終わり方でない作品を書き始めたら、かなり化けるんじゃないかと勝手に思ってみたり。

  • 扁平足が原因で足を故障し、陸上部を休んでいる主人公(千里は中学生の女の子)が、休園間際の小さな動物園で見つけた、不格好なチーターの剥製から興味を広げていく話。
    ストーリーは淡々としていて、大きな事件が起こったり劇的な結末を迎えたりはしないが、伏線のつながりが楽しい。
    人の骨や筋肉のこと、中学生の女の子らしい心の機微、剥製のこと、千里に時々届け物をする猫のこと、ありがちな父・母像・・・大人にも心地よく興味を抱かせる。
    続編があってもいい感じ…千里のその後や、いろいろなものがどうなっていったのか知りたいなぁ。

  • 剥製という題材はすごく面白いと思うんだけど
    なんか中途半端なまま終わっちゃったなぁ

    もうちょっと深く掘りこめば面白くなりそう。

  • 題材は面白いけど、陸上とか剥製の作り方とか、動物園の歴史とかどれもこれも中途半端で惜しい。

  •  中高一貫の私立校・蒼敬学院に通う中3の千里。足底筋膜炎(扁平足の人に多い炎症)のため、陸上部をしばらく休んでいる。そんな千里を幼なじみの春人が、新聞部に誘う。その誘いを断った千里だが、学校新聞『しゃっこんのせ』の取材のため、休園する「あがたの森動物園」にいっしょに行くことに。そして、動物園の片隅の古い小屋の中で、不恰好なチーターの剥製を見つける。千里は、春人らとともに、このチーターの謎を調べていくことに…。

  • 中学生の部活の話ですが、面白く、読みやすかったです。
    ヤングアダルトのコーナーにあったのですが、こんな本を中学生にすすめたいです。
    自分と重なる部分が、何処かにあるのではないかと思います。
    動物の剥製の話のつながりで、死体やら骨やらというコトバが多く出るので、ちょっと苦手な人もいるかな?
    取材続けてるみたいだから、続編も出たら読みたいです。

  • ケガをして大好きな陸上部を休んでいる千里は、なりゆきで新聞部に入部することに。気が進まなかった取材だけど、子どもの頃から親しんでいた動物園が休園すると聞いて、ちょっと興味がわいてきた。ところがそこでおもいがけなくチーターのはく製をみつけた千里は、いつのまにか取材にのめりこんでいく…。
    はく製作りというめずらしいテーマが新鮮な物語。文化部と運動部の両方が描かれるのもまた珍しい。もしかして恋も芽生える?

  • 博物館に縁のなかった中学生が、剥製修復のことを知って 動物園や博物館の役割を実感していくという物語。子どもたちに、遺体科学や博物館のことを知ってもらう入門的小説として、とてもよいお話だと思う(学校の司書さんの失態はかなーり気になるところですが…)。
    図書館で見かけて「自分は興味ないけど、アイツは読むかも」と借りてきてくれた父の勘の鋭さに感謝。なんとなんと本の中に登場する学芸員さんのモデルは、盛口満先生ことゲッチョ先生の本にたびたび登場していたミノルくんだそうだ!あの、日本各地から動物遺体を送りつけ骨取りをしていたミノルが、こんな立派な学芸員さんになったのかと思うと…(お会いしたことはないけど)感慨深かったです。動物の解剖が残酷だとか言っている世の保護者の方々にも読んでもらいたいなぁ。

  • 動物の剥製の作り方や、動物園と博物館のつながりなどがわかっておもしろかった。
    新聞部の取り組み方もよかった。

  • 図書館
    戦時中に殺処分された動物園の生き物たち。その剥製の修復を通して少年少女が感じたこととは。

    題材が個人的にとっても興味深い。それだけにラストが物足りない…

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ぼくたちの骨の作品紹介

陸上部の女子中学生と、不格好な剥製の出会い-。足を痛めた千里は、休園間近の動物園で、肥満体の剥製と遭遇する。走りたい。あのチーターだって走りたいはず。剥製の修復を通して見つめる、動物園と博物館、そして生と死。椋鳩十児童文学賞、日本児童文学者協会新人賞受賞作家の最新作。

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