- Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062178808
感想・レビュー・書評
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富安陽子さんの本には、はずれがないよな~といつも感心してしまう。
小学校から中学校に転勤して、富安さんの本があまり読めなくなったのが残念だったけど、久しぶりにヤングアダルト対象の本を書いてくださった。
嬉しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
児童書ですが、大人になっていた方が感じられる心の描写もあると思います。
読んでよかったと思います。 -
富安 陽子
講談社 (2012/10/24)
酒井駒子さんの表紙が魅力的 あ~この場面だなってあとで分かります
やまんばやシノダ!たくさんのすばらしいファンタジーを届けて下さる富安 陽子さん
コミカルなのや幻想的なもの色々ですが
どれも、大好きです
美月に誘われてか いろんなにおいを感じます
湿った空気でしょうか
一気に読みました
児童書コーナーだけではもったいないですね
≪ 月明かり 父と母とに 導かれ ≫ -
不思議な力をもつふたりの少女の物語。終わり方がとても良かった。
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施設で育った美月と育ての親を亡くした月明(あかり)は、ともに14歳。津田さんという老婦人が、2人を里子として引き取ることを申し出た。彼女が里子に迎える子どもを探すときに出した条件は、奇妙なものだった。14年前の4月生まれの子どもで、出生時の状況が不明だが、その出生について月に関連する手がかりを持っていること。夏休み、美月と月明は津田さんの別荘・湖月荘にまねかれる。2人はともに、暗がりで青く輝く瞳を持っていた…。
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捨て子で施設で育った、育ての親がなくなり孤児になってしまった月明が、あるお金持ちの奥様に里子としてもらわれ、出会います。二人にはあるひみつがあって、このお金持ちの奥様と豪邸にいる人たちもなんだか変で、キドキしました。富安さんがついにホラーを描いたのかと思ったら、最後はホッとするいつもの富安ワールドで安心できました。
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私のまわりでは、前評判が今ひとつよくなかったが読んでみたらとてもおもしろかった。さすが富安陽子氏!
終わり方がよかった。表紙の酒井駒子氏のイメージもぴったり。
今回は、Y.Aの作品と言われているが、それならもう少し小さくして、ソフトカバーにしたほうが手に取りやすいようにも思った。 -
横溝正史の世界に時をかける少女のSFを加味したようなミステリーでファンタジー。個人的に凄く好み。酒井駒子さんの表紙絵がこの物語の雰囲気をよく表している。富安さんの描く女の子(女性)は凛として芯が強い。そこが好き。終わり方も納得。