神様の贈り物

  • 125人登録
  • 3.44評価
    • (7)
    • (22)
    • (26)
    • (3)
    • (3)
  • 33レビュー
著者 : 木内一裕
  • 講談社 (2012年9月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062178822

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
伊坂 幸太郎
東野 圭吾
PK
伊坂 幸太郎
山田 宗樹
木内 一裕
伊坂 幸太郎
三浦 しをん
東野 圭吾
有川 浩
東野 圭吾
米澤 穂信
木内 一裕
伊坂 幸太郎
高野 和明
東野 圭吾
三浦 しをん
池井戸 潤
横山 秀夫
朝井 リョウ
有効な右矢印 無効な右矢印

神様の贈り物の感想・レビュー・書評

  • 暴対法施行以来、表立った(汗)暴力行為が割に合わなくなったヤクザ組織はそれらを“外部委託”する時代、なんだそうですよ。

    なるほどね~と呑気に頷きながらもお話は木村さんらしいテンポのよさで進んでいきます。


    暴力はコワいです。
    ましてそれに生き死にや、一般人にはよくわからないメンツというもの、裏切り、お金、考えの足りないバカ者なんかが絡んでくると、怖くて怖くて・・になるはずなのに、そんなあれこれの場面に卓越した才能を見せる人物が現れると、俄然興味を惹かれてしまう…。

    ネタバレになるからあまり詳しく書けないのだけど、ある事情があって武闘以外には何も関心を持たないかに見える主人公・チャンス。
    彼の片付ける仕事や、遭遇してしまう事件、また、彼を取り巻く人々の妙にリアルな人物描写が面白く、また、彼の“事情”には、う~~ん、なんか反則なんじゃない?と思いつつ、彼を宝物として育てたヨモギダの爺さんの気持ちになって読ませられてしまった。

    木村さんの「キッド」がとても好きだったから、注目していた作家さんではあるのだけど、全部書ききってしまわない余韻を持たせた話運びもいい具合に効果をもたらしていたと思うし、伏線を踏まえた終盤までの流れはとてもいい感じ。

    「キッド」の方が好きではあったけど、うん、読めてよかったと思います。

  • んーーー、なんかもぉとんでもなくこの本が好きだ!!

  • 哀しい結末を予想していましたが、人と人のかかわり合いに希望が見えました、殺し屋ですが。

  • 脳の腫瘍が原因で感情を持たない殺し屋となったチャンスは、アクシデントから失われていた「心」を神様から贈られる。
    「心」をもった殺し屋はどのように生きていくのか・・・さまざまな人物がチャンスの横を通り過ぎて何かを残していく。その出会いから得たものをひとつひとつ吟味しながらチャンスは自分の人生を模索する。
    なんとなく物悲しい話だった。

  • 物語、キャラクター、文体、主張、小説を読んでてグッとくるポイントはいろいろあるけど、散りばめられてるユーモアってかなり重要な気がする。著者の物語には北野武的暴力世界が松尾スズキ的笑いで覆われてる。

  • 脳に銃弾を受けた心を持たない殺し屋のチャンスは死の淵で神様から心をプレゼントされる。
    心を取り戻したチャンスは、普通の人間として生きていくことを望むのだが、殺し屋としての過去が彼の「心」に重くのしかかる。
    生きるとは、幸せとは何かを問う、木内一裕の意欲作だ。

    あらすじだけ読むと、ファンタジックな物語と思うかもしれない。いやいやとんでもない。地に足の着いた重厚な物語に仕上がっているぞ。
    ホント、木内さんは作品を出すたびに新たな驚きを与えてくれる。

    「人はなんのために生きるんですか?」
    「あの、幸せってなんですか?」
    「愛って、なんですか?」

    身体は大人だが感情だけが生まれたばかりの赤ん坊のようなチャンスは様々な人との出会いの中で、人間らしい情緒を形成していく。
    人間の「心」は他人からの愛情によってその形を成すものだと改めて感じた。

  • テンポが良くて、のめり込みました!
    殺し屋と言うことでグラスホッパーを連想しましたが、負けず劣らず面白かったです。
    最後に明かされる「神様の贈り物」の本当の意味にぐっと来ます。

  • 木内一裕作品初読み。
    漫画っぽいなと思ったら元々漫画家なのね(¯―¯٥)
    読んだことはないけど「ビーバップハイスクール」の作者だったのね。
    チャンスは病気なので感情がないことしかたがないが、感情があることで気付くことは良いことも辛いことも楽しいことも嫌なこともたくさんある。
    感情を知ったチャンスは生まれ変わるチャンスを神様からもらったんだなあ。

  • テンポ良くサクッッと読めた。
    他の作品も読んでみたい。

  • 藁の盾 の作家 才能を感じます

  • 残酷な殺し屋が主人公のはずなのに、このピュアの読後感はどうしたことか?まさに神様の贈り物!イケますよ!!

  • ハードボイルドだね。とても良い感じです。ありがと。

  • ものすごいスピードで読めました。
    木内さんの作品は人が残酷に死んでしまう場面も、
    いい意味で現実感がないので、読みやすいです。私はですが・・・。
    少女のような可愛らしさと、
    男くさいハードボイルドさが混じった不思議なお話でした。

  • いやぁ、これは思わぬ「拾い物」。

    「チャンス」と云う名前の、殺し屋のお話。
    「脳男 」とか、「ターミネーター2」のシュワちゃん
    を、思い起こさせる。

    詳細は、⇒ http://tschuss12.jugem.jp/?eid=446

  • 神様からの贈り物
    本当ですねぇ~
    素晴らしいものを頂いたんですねぇ

    毎度ながらのテンポのいいリズムでとっても読みやすく
    惹きつけられてしまいズンズンと行ってしまった
    面白いです

    ラスト、あ~
    よかったと熱いものがこみ上げました

    殺し屋チャンス!
    (この主人公のネーミング、素晴らしい!思わず笑けてきます)
    行けるぜえ!!

  • 心を持たない殺し屋「チャンス」の哀しくて切ない物語。思わず涙しました。結末のツッコミ不足はちょっと気に入らないんですが、それでも★満点。

  • 好きな作家さんのうちの一人、木内さんの
    現時点での最新作。なんと小説家としての
    デビュー作「藁の盾」が映画化されるようですね。
    漫画家としても成功し、小説家に転向してからも
    結果を出して...凄い方です。

    今作は感情...「心」を持たない「チャンス」という
    男が主人公。彼は幼い頃からクリューヴァー・ビューシー
    症候群という障害を持ち、凄絶な過去を持つ。
    そんな彼をプロの殺し屋として育てあげ、歪な形で
    愛情を注いだ「ヨモギダ」という男の関係が
    極端な形で書かれており、トンデモな設定ながら
    妙に胸に残るのは...自分が好きな作家の作品という
    贔屓目目線なのでしょうか?
    ただし、圧倒的にボリューム不足w。これでは
    軽く見られてしまいそうです。

    「チャンス」が心を取り戻し、人間として
    改めて生きようとする姿は前向きなのに、
    その余りにも清算不可能な過去を考えると
    残酷でもある。そんな男の不思議な物語。
    シザーハンズとか、フランケンシュタインとか...
    そんな事を思い出しました。

  • 作者の著作で切ない気持ちになると思って無かった。いい意味で裏切られた。
    編集者の杉山知佳との絡みが中途半端なとこが今ひとつ。

  • 脳腫瘍により心を失くしてしまった殺し屋、チャンス。しかし、ある事件をきっかけに彼は神様からの贈り物、「心」を手に入れる。

    妙な暖かさのある作品。読みやすいです。ただ最後は少し盛り上がりに欠けたような。

    この人の他の作品を読んでみたいと強く思いました。

  • これと言った衝撃はなかったが、読み易い本だった。
    甲状腺の影響で心がなかったが、頭を信頼していた人に撃たれ、心を神様からプレゼントされた。主人公を助けようとする人達、でも以前は殺し屋だった。

  • 木内一裕さんの本これで完読。

    この「神様の贈り物」は可もなく不可もなく、くらいかな。

  • 纏まり無し。スピード感無し。期待外れ。残念。

  • プロの殺し屋、カン・チャンス。
    感情なく冷酷に対象者を抹殺する。

    「心」がない彼。
    好き嫌いもない。記憶もない。

    仕事を終えたチャンスは仲間に置き去りにされ、一人バスに乗る。
    偶然のめぐりあわせ、バスジャック犯から乗客を救い、一躍マスコミのヒーローになる。

    神のしでかしたいたずらか?
    神様がチャンスにくれたのは「心」

    まぶしい世界を手に入れたチャンスはどこへ行くのか?
    心は彼を幸せにするのか?

    愛とは?こころとは?
    心という大海に突如なげこまれたチャンスは・・・。

    ラストまでもう少し丁寧に描かれていれば。
    終わり方は不満足でしたが。

  • バスジャック犯から乗客を救ったことでヒーローになった殺し屋チャンス。だが、そのため、裏社会の育ての親に頭を撃たれる。神が彼から奪い、与えたものとは。

  • 読みやすい、が、深みが欲しいところ。心を取り戻してから、どこへ向かうのか。結局、心を取り戻して元の職業?それは贈り物なのか?ちょっと物足りない。

全33件中 1 - 25件を表示

神様の贈り物を本棚に「読みたい」で登録しているひと

神様の贈り物を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

神様の贈り物を本棚に「積読」で登録しているひと

神様の贈り物の作品紹介

殺し屋チャンスはバスジャック犯から乗客の命を救ったことで一躍ヒーローになって日本中から注目を浴びた。だがそのことが原因で、裏社会の“育ての親”から頭を撃たれる。死の淵を彷徨うチャンスが、神様から贈られたものとは……。人間とは、生きることとは何かを問いかける感動作品。

神様の贈り物のKindle版

ツイートする