0番目の事件簿

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制作 : メフィスト編集部 
  • 講談社 (2012年11月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062180788

0番目の事件簿の感想・レビュー・書評

  • ミステリ作家11人のデビュー前の作品が収録されています。デビュー前の作品を世に出すのに躊躇った方という方もいましたが、読者側としては貴重なものを読めて嬉しかったです。それに、すべての作品が本当にデビュー前なのかと疑うぐらい面白かったです。本書を読んで、法月さんとこるものさんが気になったので、他の作品も読んでみたいと思います。

  • ミステリ作家の、デビュー前の作品を集めた短編集。
    …とはいえ、せめて出版に耐えうるような、ほぼデビューに近いレベルのものだけなのだろうと思っていたら、意外とそうでもなくびっくりしました。
    誰かのあとがきにもあったような気がしますが、稚拙ながらもパワーが飛び出してくる、いろんな意味でプロの作品とは違う作品群から始まっており、すごくびっくりしました。

    その分、後半にいくにつれだんだん文章が整い、構成がまとまり、でもやっぱりどこかほつれがみえる感じになってくるのは、何の傾向なのでしょうか。
    すごく面白い!とはならないけど、こういう作品もあるよね、という内容に。

    作品として、やっぱり傑作!というわけではないのですが、読んだことを後悔させない、不思議な作品集でした。

  • こるものさんの作品が個人的には好きです、あの、終わった後のゾッとした感じとか。ミステリーって結構痛快とかバカバカしいのも好きなんですがね、あの感じは、なかなか。
    初野さんの作品の最後も好きです、やっぱり、ゾットする感じ。
    でもみなさん書かれた内容が、個性的というか何というか。これまで避けていた綾辻さんの本を読んでみたくなったりしたので作家さんに興味を持たせる本になってると思います。

  • 0番目を念頭において読むもの。自分の母校卒の作家さんがいて驚く。

  • 有栖川有栖のみ読了

  • 有栖川有栖「蒼ざめた星」※江神シリーズ

  • それぞれの作者のファンなら楽しめるね、っていう程度

  • (収録作品)蒼ざめた星(有栖川有栖)……同志社大学推理小説研究会時代に執筆した江神シリーズ作品 /殺人パントマイム(法月綸太郎)……京都大学推理小説研究会時代に執筆した犯人当て/都筑道夫を読んだ男(霧舎巧)……駒澤大学推理小説同好会会誌に収録された作品/フィギュア・フォー(我孫子武丸)……京都大学推理小説研究会時代に執筆した犯人当て/ゴルゴダの密室(霞流一)……ワセダミステリクラブ時代に執筆したデイリースポーツ懸賞付き犯人当て/バカスヴィル家の犬(高田崇史)……中学時代に執筆した作品/虫とり(西澤保彦)……SF同人誌に収録された作品/「14」(初野晴)…… 第38回オール讀物推理小説新人賞に応募した初投稿作品/富望荘で人が死ぬのだ(村崎友)……大学時代のミステリークラブ機関紙に収録された作品/Judgment(汀こるもの)……追手門学院大学文芸部の卒業記念誌に収録された作品/遠すぎる風景(綾辻行人)……京都大学推理小説研究会時代に執筆した『人形館の殺人』原型作品

  • 面白かった!これもやっぱりこるものさん目当てに借りたのですが、メインのお話もさることながらそれぞれの作家さんのあとがき的なものが面白い。
    タナトスシリーズも本以外では追ってないのでこういうこぼれ話を知るのは楽しい。美少女な真樹とか、読んでみたかったなぁ。
    他作家さんも、知らない方もいましたが、知ってる方は大きく印象崩れるようなこともなく、デビュー前からこういう感じなんだなぁとほくほく楽しめました。

  • 08/22/2013 読了。

    図書館から。
    作家陣の中で綾辻さんの小説しか今まで、
    読んだことなかったので、各作家さんの小説の色とか
    言葉使いは、あまりわからなかったですが・・・。
    各々の今回の企画に対する感想とかデビュー前の小説に
    対する思いとかが書いてあっておもしろかったです。

  • +++
    人気作家のアマチュア時代作品を無修正で大公開!作家志望者、ミステリファン必読の“前代未聞”本
    +++

    有栖川有栖「蒼ざめた星」
    ……同志社大学推理小説研究会時代に執筆した江神シリーズ作品

    法月綸太郎「殺人パントマイム」
    ……京都大学推理小説研究会時代に執筆した犯人当て

    霧舎巧「都筑道夫を読んだ男」
    ……駒澤大学推理小説同好会会誌に収録された作品

    我孫子武丸「フィギュア・フォー」
    ……京都大学推理小説研究会時代に執筆した犯人当て

    霞流一「ゴルゴダの密室」
    ……ワセダミステリクラブ時代に執筆したデイリースポーツ懸賞付き犯人当て

    高田崇史「バカスヴィル家の犬」
    ……中学時代に執筆した作品

    西澤保彦「虫とり」
    ……SF同人誌に収録された作品

    初野晴「14」
    …… 第38回オール讀物推理小説新人賞に応募した初投稿作品

    村崎友「富望荘で人が死ぬのだ」
    ……大学時代のミステリークラブ機関紙に収録された作品

    汀こるもの「Judgment」
    ……追手門学院大学文芸部の卒業記念誌に収録された作品

    綾辻行人「遠すぎる風景」
    ……京都大学推理小説研究会時代に執筆した『人形館の殺人』原型作品+++

    なんと貴重な一冊だろうか。初々しいものあり、ちょっぴり未熟なものあり、すでに現在を想わせるものあり、無防備なものあり、さまざまで愉しめる。若き日の著者の方々が、意気揚々と愉しんで書いていらっしゃる姿が目に浮かぶような一冊である。

  • デビューする前の作品を、明らかな誤字脱字以外は修正せずに発表する…
    そんな恐ろしい企画が存在して良いのかと、ほんの一瞬とはいえ創作を志したことのある自分は思うのですが。
    まあ存在したのだから仕方が無い。
    というわけでそういうコンセプトの短編アンソロジーです。
    プロって(色々な意味で)凄いですわ。

    個人的に好きなのは初野晴「14」ですが、汀こるもの「Judgment」はこう、文芸サークル時代の部誌を思い出してなんだか懐かしくなりました(※読んだことがあるという意味ではありません)

  • デビュー前の作品を集めたもの。初々しい?ものもあり、読みづらいものもあり、好みが分かれるかも?

  • それぞれがあとがきで書いているように、クオリティーが低いかな。
    でも、それがこの本のコンセプトだし、大体の作風が変わってないって知ることも出来たし、それなりに楽しく読めた。
    どちらかというと、執筆事情を書いたエッセイの方が面白かったかも。

    初野さんの話はゾッとした。

  • 推理作家、最初の事件。

    やっぱアリスが好きだ。ミス研時代の人と本気で初めての人でだいぶ落差がありますね。そこも面白かったけど。確かに推理作家志望は勇気づけられるかも。

  • 現在活躍しているミステリ作家の人たちのデビュー前の作品を集めたアンソロジー。
    面白い企画だと思います。目標は作家を目指す人に希望を持ってもらう事だとか…うーん、なんてこと(笑
    評価は純粋に読み物としてならば★-1したいところ。本棚に眠る卒業文集よりは読めるのは確かだけれど、いかんせん皆さんお若いです。
    逆に三度のご飯より好きな、新刊が出ると即買いな作家さんがいるのなら★+0.5してよいです。

    構成としては懐かし原稿にコラムがついている形式×11。
    個人的には大好きな作家さんがいたので手を出し、つられて読んだ14でゾクゾクをもらえて満足です。この方の他の作品を読んでみたくなりました。

    ≫目次
     まえがき・・・有栖川有栖
     有栖川有栖 蒼ざめた星(ミステリー)
     法月綸太郎 殺人パントマイム(ミステリー) 
     霧舎巧   都筑道夫を読んだ男(ミステリー)
     我孫子武丸 フィギュア・フォー(ミステリー)
     霞流一   ゴルゴダの密室(ミステリー)
     高田崇史  バカスヴィル家の犬(パロディ)
     西澤保彦  虫とり(SF)
     初野晴   14(サスペンス)
     村崎友   富望荘で人が死ぬのだ(ミステリー)
     汀こるもの Judgment(ホラー)
     綾辻行人  遠すぎる風景(サスペンス)
     あとがき・・・綾辻行人
    *作品のジャンルは個人的な印象によるものです。

    ≫BOOK DATE
    0番目の事件簿/講談社/メフィスト編集部・編/913.68 め
    9784062180788/383p 19cm 1500円/2012.11

  • 内容が、というより企画の趣旨自体が面白い。
    有栖川有栖、法月綸太郎、我孫子武丸などなど、そうそうたるメンバーの世に出ていない処女作を集めた一冊。
    私自身も11人中9人が既読で、あの大御所の学生時代の作品が読める、とつい飛びついてしまった。
    当然磨ききれていないものもあるが、あの名作の下地になったのだと思うと、感慨深い。
    ミステリマニアには是非お勧めしたい。

  • 11人の作家による、作家になる前に書いた短編集。
    これを読んで、これなら小説家になれる! と思う、のが目的?

    昔の小説と本人によるエッセイ…というか、書いた頃の話つき。
    小説の方は当然ながら、犯人も何も分かりません。
    エッセイの方も、作者本人達が黒歴史、と言っていますが
    どうだめなのかも分かりません。

    初野さんの話が、かなりぞっとしてしまいました。
    付きとめた執念に、ではなくて、最後に。
    希望を失ったものは途方にくれる。
    そして希望を打ち砕いた人間に復讐する。
    とはいえ…これは、怖い、です。

  • 図書館にて借りる。この企画を考えた人はドSじゃなかろうか。小説よりもエッセイの方が面白い。みんな羞恥に悶えてるところがなんとも…(笑)

  • デビュー前の原稿とそれに対する著者のコメントがまとめられた作品。
    現在の作品との相違や当時の思いが分かり面白かった。

  • エッセイ部分が面白かったです。

  • デビュー前の習作アンソロジー~有栖川有栖(1959同大)「蒼ざめた星」京都郊外の崖の上で殺された男は何故顔だけ二度も轢かれたか:法月綸太郎(1964京大)「殺人パントマイム」自宅書斎で口述筆記中に殺された食品会社社長:霧舎巧(1963駒大)「都筑道夫を読んだ男」接着剤とチェーンロックで密室を造る:我孫子武丸(1969京大)「フィギュア・フォー」シェーのポーズのダイイングメッセージ:霞流一(1959早大)「ゴルゴダの密室」ホテルの浴室ドアに磔にされた手品師:高田崇史(1958明治薬科大)「バズカヴィル家の犬」ホームズのパロディ:西沢保彦(1960米エカード大)「虫とり」月で異星人と暮らす状況を世界に伝える捨てられた男達:初野晴(1973法大)「14」白眼を剥いた女子中学生と仲間に追い詰められる落ち目のお笑い芸人:村崎友(1973成城大)「富望荘で人が死ぬのだ」お盆過ぎの臨海セミナーハウスで殺人:汀こるもの(1977追手門学院大)「judgement」なんちゃって女子高生売春婦と殺し屋中学生:綾辻行人(1960京大)「遠すぎる風景」多重人格もの~どいつもこいつも凝った名前にしやがって覚えきれない。皆,大学を出てるんだね。まあ,中卒だとか,大学在学中に賞を取ると騒ぎになるわけだが。一様に恥ずかしそうにデビュー前の作品を陳列。初出じゃないところが余計に恥ずかしいのかも。「バズ・・・」,「14」,「judgement」が印象に残るかな。綾辻はちゃんとストーリー構成ができている

  • 現役ミステリ作家のデビュー前原稿が収録されています。とても面白く、興味深い本です。それぞれの原稿も必読ですが、そのあとの作者コメントも必読! 作家志望者・ミステリファンをターゲットにしているようですが、どちらでもある私には、まさにバイブル。何やら考え過ぎていたことに気づき、吹っ切れた気がします。シンプルに、ストレートに、楽しんで書いてみよう。そう思いました。

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