別れる力 大人の流儀3

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062181532

感想・レビュー・書評

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  • 伊集院節、やっぱり気持ち良いです。 氏のお母様と愛犬ノボ、素敵ですね。このお二方が出てこられるお話が特に好きです。 自分も大人の男になりたい、と思いつつ。。。 程遠いです。

  • 「生は死があるからこそ大切なものである」

  • 今回は副題とおり、別れに関する流儀がメインの話し。ここ最近の時事と共に著者の考えがよくわかる。耳が痛い内容もちらほら。おっさんも、若者もいるんな意味でボケちゃってると思う。

  • この人は夏目雅子と結婚してなくても売れたのかな?
    確かに人間というものをよくわかってると思うけど

  • 再読。
    あれから、世の中はますます窮屈になったのか。海外で暮らすと、日本の几帳面さが長所にも短所にも見える。コロナの世の中、伊集院さんはいま何を感じていらっしゃるだろう。

    (2018/03/16)
    なんだかこう、息苦しくて生きにくい世の中になったなぁ、と嘆きたくなる気持ちを持つ中高年にとって、最後の無頼派、伊集院さんの昭和の香り鋭いエッセイは痛快ですね。これは2012年と震災後の作品で、当時の世間の雰囲気を思い出しながら読みました。生き方は違えど、自分らしく自由に生きたいものです。

  • 読めば読むほど、眉間にしわが寄る本。
    著者の否定から始まる言葉遣いや、性差別的なおかつ若者差別的発言に嫌気がさす。
    この時代に、根性論を出し若者や職人はバケーションは取るべからずという発言にもどこか違和感しかない。

  • 2017,10,15
    人は別れる。
    そして本物の大人になる。

    別れは終わりではなく、始まりである。
    20歳の時、16歳の弟を喪くした。
    35歳の時、愛する妻を喪くした。
    理不尽な別れに神を呪ったこともある。
    酒に溺れ、無気力な日々を過ごした。
    だが、いまならわかる。
    出逢えば別れは必ずやってくる。
    それでも出逢ったことが生きてきた証しであるならば
    別れることも生きた証しなのだろう、と。

    P61
    ラクな道を選ばず、自分の信念をまげずに、周囲が何を言おうが、己が何のためにこの世に生まれてきたかを問うことだ。これまで自分を支えてきてくれた人たちに、何ができ、何をすることが支えてきた人々の甲斐になるかをじっくり考えて、身を処せばいいのである。

    P168
    ジャーナリスト 山本美香
    世界のどこかで無辜(ムコ)の市民が命を落とし、経済的なことも含め危機にひんしている。その存在を知れば知るほど、どうしたら彼らの苦しみを軽減できるのか、何か解決策はないだろうかと考えます。紛争の現場を伝え、報道することで社会を変えることができる、私はそれを信じます。

  • 離婚の話では無くて、人やペットととの死別の話。前半だけで、後半はあまり関係ない。雑誌の連載の単行本化ただからこんなもんか。ひとかどのものという表現を久しぶりに見た。寿司はつまむもの。自分もいい大人になりたいものだ。。

  • 先生そろそろ年取ったようでなんだかガチャガチャしてきたな。小うるさい頑固爺まであと少し。4巻目には完成していることだろう。

  • 様々な形の別れ。
    それぞれの別れ方をユーモアを含めながら書いています。
    大好きな恩師との別れ、家族との別れを経験し、それを糧にして生きていく。
    別れは辛いし、それを受け入れなければならないけれど、大事なものは心にしまって、今日を生きる。今日も明日も明後日も、あっという間にやってくるので。

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著者プロフィール

1950年山口県生まれ。’81年短編小説「皐月」でデビュー。’91年『乳房』で吉川英治文学新人賞、’92年『受け月』で直木賞、’94年『機関車先生』で柴田錬三郎賞、2002年『ごろごろ』で吉川英治文学賞、’14年『ノボさん 小説 正岡子規と夏目漱石』で司馬遼太郎賞をそれぞれ受賞する。’16年紫綬褒章を受章。著書に『三年坂』『白秋』『海峡』『春雷』『岬へ』『駅までの道をおしえて』『ぼくのボールが君に届けば』『いねむり先生』、『琥珀の夢 小説 鳥井信治郎』『いとまの雪 新説忠臣蔵・ひとりの家老の生涯』、エッセイ集『大人のカタチを語ろう』「大人の流儀」シリーズなどがある。

「2023年 『ミチクサ先生(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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