- Amazon.co.jp ・本 (402ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062181808
作品紹介・あらすじ
その3人は誰も、「家族」を持たなかった。重なり合った孤独の先にあるのは光か、それとも-。高校時代に姿を消した姉の行方を捜しつづけている作家の中谷。「あたしが関わるひと、みんな死んでいく」という26歳の亜樹。子供のころに"教授"と目指した黄金の里に行きたいと願う友幸。一人で生きていながら、いつも誰かを求めていた。乱歩賞作家が喪われた「家族」を描く衝撃のミステリー。
感想・レビュー・書評
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子供の頃の出来事は、経験が少ないだけに余計に印象的になるものなのか。
中谷洋、友幸、亜樹にとっては、家族に対する思い出が強烈だったようで、満たされない何かを埋めようとする行動がこんな結末を招いてしまったのかも。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
記録
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最後の最後にタイトルが・・・
人が殺される
スパイ学校のあたりはワクワクしたのに -
【ネタバレ注意】
疑似家族をテーマとした小説。
作家である主人公の中谷が書いたという「夜の森」の書評(他ジャンルを装った家族小説、筆者の切実な家族感、空虚感)がまさにこの小説自身の印象というかんじ。
一番驚いたのは途中で主人公死んじゃうこと。
実は生きてたオチを予想してたのだけど、あたらず。 -
起こった事はわかるのだが、文章にまとまりがない感じ。
ひとりよがりと言っていいのかも。
あの、軽快な「あぽやん」を書いた人とは思えない。 -
「あぽやん」書いた人だから面白いのかと思って読んだら、全然違いました。
それでも面白かったですが、救いのない話で落ち込みました。 -
2月-1。3.5点。
コンビニで若い女を拾った作家。スパイ学校に通ったと
話す女。謎の生い立ちに興味を持つ。
奇妙な共同生活の人々の、その後。
まあまあ。暗い物語。
ラストも暗いが、結構面白かった。