- Amazon.co.jp ・本 (98ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062181853
作品紹介・あらすじ
青春時代、ほかの人は誰も気にしていないような、取るに足らないことから、人生にまつわる重要な問いまで、さまざまな悩みがあります。
なかには、只中にあっては分からずとも、それを過ぎてしまえば、どうということもないような悩みもあります。
長きにわたって天声人語を書いてこられた栗田亘氏を迎え、人生の悩みにどう向きあえばいいかを、豊かな知識を用いて教えていただきます。
具体的には、東西古今の名著からの引用でもって、読者が考えを深める手助けをします。
感想・レビュー・書評
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4歳の娘には早すぎるが、自分の心の準備に読みたかったのと、娘の本棚に並べておきたい内容だったので購入。短い子ども時代、親子で沢山の本や物語を共有したいと改めて思ったし、いずれ親の元を離れていく娘、息子の伴奏者に、本たちがなってくれたら嬉しいとも改めて思った。2019/7/1
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あまみさん私も 同じような思いを感じてます☺️私も 同じような思いを感じてます☺️2023/04/08
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うめさんコメントありがとうございます。あまみさんも子育て中なのでしょうか。同じように感じておらるとお知らせいただき嬉しいです^^コメントありがとうございます。あまみさんも子育て中なのでしょうか。同じように感じておらるとお知らせいただき嬉しいです^^2023/05/18
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表紙が気に入って借りた。
実語教 じつごきょう
山崎正和
丸谷才一
『どくとるマンボウ青春期』
『飛ぶ教室』
『ギリシャ神話集』ヒュギーヌス
『1984年』ジョージ・オーウェル
『吾輩は猫である』
『福翁自伝』
『ひょっこりひょうたん島』
『夢の積立しませんか』
『3/11 キッズフォトジャーナル』 -
天声人語の筆者だった著者が中学生に(普通の高校生には文章が平易すぎる気がする)向けて、人生とは何かを、本の紹介をしながら語る本。とても読みやすいし、偉そうに説教するようなところもないし、紹介されている本の文章も適切。
紹介されている本は『緋色の研究』『飛ぶ教室』『赤毛のアン』といったベーシックなものから、普通の中学生にはちょっと難しいかも(読解力がある子なら大丈夫)『一九八四年』『吾輩は猫である』『ギリシャ神話集』(講談社学術文庫)、難しくはないが中学生はあまり手に取らない『神様』『おまえさん』、元ネタが古くてどうかと思われる『ひょうたん島大漂流記』『夢の積み立てしませんか』(「釣りキチ三平」の作者の自伝)など様々。
この本を子どもが自分から手に取ることはなさそうだが、負担を感じさせない文章量だし、さらっと読めるので、大人が子どもに薦めるにはいいかもしれない。 -
人は人に会うためにこの世に生まれてくる
引用がいっぱいの本です -
明日は、どうしてくるの。
その質問の意味、分かっていますか?
この方は、今日はどうであれ、明日になれば、明日は明日の風が吹き、新しい何かが始まって、何事もなんとかなるから。
って考えてる。
でも、それは、明日に希望を持ってる人間の考え方だ。
そうじゃない。
明日になっても、今日は消えないから。
むしろ明日になったら、今日のことは、時間が過ぎることでさらにのっぴきならないことになる。
それなのに、明日は明日の風が吹いて、さらに新しいことが舞い込んでくる。
今日が処理できてないのに、明日にはさらに処理できないことが増えてしまう。
怖い。恐ろしい。
明日が怖い。
だから、
明日は、どうしてくるの?
そう、尋ねるのです。
私はそう言う意味で、このタイトル読み取って、読んだんだけど。
違った。
明日に希望を持てる人のお話しだった。 -
「なぜ学校に行かなければいけないの?」「ひとりぼっちが怖い」など、思春期の入り口に立った若者たちの疑問や悩みに、本の中から答えを探してみよう、という趣旨の本。対象は10代前半というところか。著者は元「天声人語」筆者。時に自分の経験を引きながらの丁寧な語り口には、好感が持てる。紹介しているものも古典的名作から現代のノンフィクション・ライトノベルまでと、この人の幅を感じさせる。『3/11 キッズフォトジャーナル』と『夢の積立しませんか――ボクの銀行員日誌』が気になる。