45°

著者 :
  • 講談社
3.03
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本棚登録 : 436
感想 : 81
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062182249

感想・レビュー・書評

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  • 語りに翻弄されながら、自分の固定観念に気付かされる。記憶がどれだけ主観的なもので、曖昧なものであるのかということにも。
    小説の表現は幅広く、色んな可能性があるんだなあ。

  • 絵本作家の方と思って読んだら、違ったような、、

    短編やけど、全体的に後味が悪いのと、女装や男装、性同一性障害⁉️タイトルもよく分かりませんでした。

  • 好きでも嫌いでもない。
    基本的にどの話も明確には理解できないので。

  • 15/08/23
    ・「タエちゃんって、昔からものごとのきれいな面しか見ないで、それですんじゃう人だったものね。」
    平気な顔で、チクリと刺す。(P145 W.C.)


    「45°」「W.C.」「2°」「P.」が好き。
    摩訶不思議なお話ですっきりしない感がいいね。

  • 不条理/不可解。謎解きが無い。迷走している文章。どうしたんでしょう、長野先生。長野先生の本じゃ無きゃ読んでない。

  • ちょっと怖くてブラックな感じの短編。
    P.が面白かった。

  • 短編集。
    1話読むごとにモヤモヤが積み重なる。

  • 好:「45°」「●」「P.」

  • 長野まゆみなのにミステリである。
    しかも登場人物の年齢が高い。
    日常から少しズレた異世界を垣間見る感じのお話である。どうも不条理であったり、難しすぎて意味がわからない話も多々あった。
    9つの短編だが、それぞれ読み方も判然としないタイトルがついている時点で不可思議な雰囲気が漂っている。

    喫茶店にて二人組の不思議な会話を盗み聞きする『45°』が展開も結末も面白かった。

    『×』の死んだ人間の体を魂が渡り歩くような題材は『あめふらし』に通じるものがある。

    『2°』はオチがさっぱりわからなかった。じっくり読み返してみたがどういうことなのかわからない。

    独特の世界で癖になる登場人物たち。
    噛むほどに味は出る、だが噛み続けようと思うかは読み手次第。

  • ミステリーのようなホラーのような9つの短編集。

    現実に足が着いている作品かと思いきや、境界が曖昧な、長野まゆみらしい作品だった。

著者プロフィール

長野まゆみ(ながの・まゆみ)東京都生まれ。一九八八年「少年アリス」で第25回文藝賞を受賞しデビュー。二〇一五年『冥途あり』で第四三回泉鏡花文学賞、第六八回野間文芸賞を受賞。『野ばら』『天体議会』『新世界』『テレヴィジョン・シティ』『超少年』『野川』『デカルコマニア』『チマチマ記』『45°ここだけの話』『兄と弟、あるいは書物と燃える石』『フランダースの帽子』『銀河の通信所』『カムパネルラ版 銀河鉄道の夜』「左近の桜」シリーズなど著書多数。


「2022年 『ゴッホの犬と耳とひまわり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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