ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅

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制作 : 亀井 よし子 
  • 講談社 (2013年8月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (402ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062184007

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ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅の感想・レビュー・書評

  • 「奇跡の自転車」によく見た雰囲気。昔、会社勤めをしていた時に、ちょっと曰く因縁の合った女性ががんで、4季が近いとの本人からの手紙が届き、ふと彼女の入っている病院に顔を見せに行きたいと思い立って、いきなりイングランドの南部の町から、スコットランド近くの北の町まで、ほとんどイングランド縦断の徒歩の旅に挑戦することになってしまった男の物語。

  • 軽い読み物ではなく、けっこう重かった
    ハロルドと妻モーリーンの惰性で続いている夫婦関係 モーリーンは旦那に優しい言葉をかけてあげたい自分がいるが、実際はいつも旦那にきつい言葉を投げかけ自己嫌悪に落ちいる でも最後にモーリーンが夫に、やーっと言えた「愛してるわ」 夫婦再生に年齢は関係ないんだな

  • 読み終わって静かな感動に浸れる作品。あらためて夫婦の大切さを考えさせられた。

  • 読み始めて、なかなか読み進まんかったけど、中盤以降、ぐいぐい来ておもしろかった。
    ハロルドにもっとしっかりせーよと言いたいとこやったけど、いろいろと奥さんのモーリーンとの関係とか、クゥイーニーとの過去の物語とかが少しずつ見えてきて、面白くなってきた。自信がついたりへこんだり、自分の思いが夫婦といえどなかなか伝わらんこととか、じんわりとくるものがあった。
    旅で出会った人たちの中でも、お世話になったマルティーナとの後日譚が欲しいとこやった。
    ガソリンスタンドの女の子への手紙と、女の子とモーリーンの会話にじーんときて、ラストのクゥイーニーの思い、それからハロルドとモーリーンのシーンはイメージが浮かんでじーんときた。
    いい物語。

  • 途中までは中々進まず・・・
    途中からは一気に行けた
    ハロルドもモーリーンもよかったね

  • 出口治明著『ビジネスに効く最強の「読書」』で紹介

    美しい小説。定年になったハロルドが思わぬ旅に出た。本人も無自覚だったその深い動機とは。

  • 終盤までは面白かった

  • イギリス南部、キングスブリッジから物語は始まります。地元のビール工場を定年退職したハロルド・フライは、ほとんど何をすることもなく妻のモーリーンと暮らしていますが、その妻とは家庭内別居状態。

    そんな彼のもとに、かつての同僚だった女性クウィーニーから手紙が届きます。

    余命わずかで、イングランド最北端の町ベリックにある終末医療のホスピスに入っていると知らせてきたのです。

    ハロルドは、さっそく返事を書きポストに投函にいくのですが、すぐ近くのポストでは投函せず、次のポストまで。

    しかし次のポストでも投函しないで、やがて、手紙の送り主のところまで歩いていこうと決意して、そのまま歩き始めるのです。

    読者もこの旅に付き合うことになるのですが、最初は結構イライラします。だって1日かけて、たったの8キロ。二日目は13キロ。その調子じゃあ3か月以上かかっちゃう。

    それでも、ひたすら歩くうちに、マスコミに取り上げられたりして大変なことに。この本の題名は、地元の新聞がハロルドの写真につけたキャプションということになっている。

    この旅で出会って、別れていく個性的な人たちとのやり取り。冗長に流れていく物語は、まどろしくもあるのですが、不思議と飽きない。

    やがてハロルドと妻のモーリーン。息子のデイビッド。そして手紙の送り主との関係。この人たちの間にあったことが、少しずつ明かされていくのですが、過去と現在が行ったり来たりして、こちらも話がなかなか先に進まない。

    やがて、ハロルドが思いついて歩きはじめ、歩き続けたことで、過去のわだかまりを乗り越えて和解していく夫婦。

    ハロルドの身代わりとなってビール工場をやめ、孤独な人生を送ってきたクウィーニー。

    ハロルドが歩いてやってくるのを知って、彼がたどり着くまで生きようとするクウィーニー。そして、ほとんど意識のない状態のなか、ハロルドが病室にやって来たあとに訪れるおだやかな旅立。

    読み了えたあとで、もう一度最初から読み返したくなる、そんな物語。

    原題は THE UNLIKELY PILGRIMAGE OF HAROLD FRY

    PILGRIMAGE には「巡礼」のほかにも「長い旅」という意味があります。個人的には「ハロルド・フライの思いもよらない長い長い旅」という題名の方がしっくりきますね。

  • ちっとも好きじゃなかった
    それなのに最後まで読んでしまった

  • 今までで一番面白かった。

  • 案外最後は、じんと来た。

  • 【Entertainment】ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅/レイチェル・ジョイス/20141008(74/248)<R>
    ◆きっかけ
    きっかけ:ビジネスに効く最強の読書/出口治明/20140823(67/241)

    ◆感想
    ・UK南西の端から最北端まで向けた、90日弱1000kmに及ぶ旅。ボリュームも長旅当然の400頁弱。しかし、フライの旅中がとても気になり読むのを止められず5日間の北海道旅行中で読破してしまった。
    ・きっかけはいろいろあるが、やはりありきたりの言葉でしか手紙に書けなかった、という点が最後の最後の引き金、旅のきっかけか。それがとても分かる気がする。
    ★フライはこの旅を通して初めて、自分の人生を傍観者ではなく、主人公になったと言える。しかし彼自身65歳、あまりにも遅すぎた。もっと前に気付いていれば、彼の心の持ちようも、人生もかわったものになっていたのではないか。
    ・否、斯様なきっかけがあったらからこそ、傍観者を卒業できたのではないか。
    ★刻印を残す、傍観者でいるだけではいけない、という言葉はとても心に刺さった。つまり、日々を大切に主体的に生き、自分なりの時を刻んでいく、ということなのだろう。日々念頭に置きたい。

    ◆引用
    ・楽しみが続く間は楽しむものだ。
    ・彼は確かな足取りで歩いている。生まれてからずっと椅子から腰を上げるときを待っていたように。
    ・ちょっとだけ常識から外れれば、ちょっとだけ信じる気持ちが強くなる。
    ・人間、余計なものは要らない。自分では必要と思ってるものがあるだろうけど、そんあものは捨てるべき。
    ・人生をただ通り過ぎてきただけで、なんの刻印も残してこなかった。つまり無に等しいいということだ。
    ・これではいけない。傍観者でいるだけではいけない。
    ・その日その日を大切に。

  • 定年退職後、特に目的もなく日々を過ごしていた主人公の元に届いた、余命幾許もない元同僚からの手紙。ポストに返信を出して終わりのはずが、気がつけば彼女が入院する800km先の病院まで歩き出していた。。。

    ある程度年食うてから良さが分かる作品てのはあるけど、この歳でこの作品読めたのはホントエエ出会いやった(-_-)

    これまで出会った人、別れた人、もはや取り返しのつかないこと。ページをめくるたびに、身体の薄皮を一枚一枚はがされて気がつけば生身の自分と向き合ってるような、そんなお話。良い作品てのは、読んだ人の数だけ感想があるもんやと思うけど、この本はまさにそんな作品でした。

    読むのは40を越えてからということでひとつ w

  • this is the most likely solution. they unlikely getting these. but i want to more wave.

  • 請求記号:933/Joy
    資料ID:50075360
    配架場所:図書館1階東館 め・く~る

  • イギリスに行った事があれば、かなり楽しく読めると思う。前半は、退屈な展開だったが、後半は、考えさせる話であった。

  • 癌に侵されている旧友に、見舞いの手紙を出すつもりが、突然歩いて見舞いに行きたくなってしまった一人の老人。全く無計画な旅をするうちに、自分の人生を振り返り、人との関係性が変わる。
    まさに、天路歴程の現代版。であった。ツイッターや新聞報道で一人旅がめちゃくちゃになったり、最後の最後で挫けたり。そんなハロルドを支える(気を取り戻した)モーリーンがいい。

  • 途中で挫折、で、先にエンディングを読んで、逆読み。
    http://honz.jp/37328

  • ハロルドさん65歳が突然旅に出る。モーリーン夫人は、ひたすらに家で待つ。なぜ旅に出るかは、徐々に明かされていく。

    人生が終盤に差し掛かった老夫婦の物語。自分はそれほど劇的ではない人生だけど、言えていないこと、言うべきこと、思いあうこと、素直になること、一つボタンを掛け違えたときにどこでそれを正しくしていくのか、そういった家族と夫婦の関係を考えさせられる。

    これって、そのうち映画になるんじゃないかな。というか、なってほしい。

  • ひょんなことから、ガンで余命幾ばくもない同僚にただ会いに行くために1000kmの道を歩いて行くことに決めたハロルド。ユーモラスなエピソードもないことはないが、ほとんどハロルド自身のこころの深い内省と瞑想的な巡礼の旅。果たして自分は長い人生の途上で何をして、何をなさなかったのか?過去は変えられない、けれど後悔はとめどない。読み終わったあとに決して読後の爽快感とは言えない、なんとも名伏しがたい虚脱感というか喪失感のようなものを味わずにはいられなかった。

  • 一応ハッピーエンドなのかな。

    でも、読むタイミングとしては最悪だった。帯の宣伝文句のみを見、中を見ずに購入したのだが、最近お世話になった人を亡くしたばかりの自分にとってはまだ早すぎる小説だった。

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ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅の作品紹介

65歳の定年退職者ハロルド・フライは、癌で死にゆく友人に、ただお見舞いとありがとうを伝えるために1000キロの道を手ぶらで歩き始めた。本当は手紙を出すつもりだったのに、実際に会って伝えるべきだと思って……。 道中の心温まる感動的エピソードの数々、すっかり蓋をしてもう触れることのないハロルドの悲しい秘密……。 胸を打つ長編小説!

ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅はこんな本です

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