グリード 上

著者 :
  • 講談社
4.08
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本棚登録 : 854
感想 : 85
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  • Amazon.co.jp ・本 (378ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062184649

作品紹介・あらすじ

リーマンショック直前、鷲津政彦(わしづまさひこ)はアメリカ経済を長年牽引した超巨大企業、アメリカン・ドリーム社(AD)の奪取を目論んでいた。敵は圧倒的な財力を持つ“市場の守り神”サミュエル・ストラスバーグ。巨大投資銀行でサミュエルを担当するジャッキーは、忍び寄る破綻の影に気づきはじめ、ニューヨークに飛ばされた新聞記者の北村悠一(きたむらゆういち)は、鷲津に巨大破綻(メガクライシス)の到来を示唆される。

感想・レビュー・書評

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  • ハゲタカシリーズ第4弾!

    日本→中国と続き、今回の舞台は世界経済の中心、アメリカ。

    ここではアメリカの巨頭、ストラスバーグとの駆け引きがとても面白い!

    下巻は怒涛の展開になりそうな予感?
    オススメです!

  • 前フリが長くてなかなか話が進まない。
    わかりやすく読みやすく書かれているので
    話自体はサクサク読める。
    上巻読んでも話はまだ始まらない。

  • 「ハゲタカ」シリーズ第四弾。リーマンショック直前のアメリカ金融市場を舞台に鷲津政彦のアメリカンドリーム社への買収劇を中心に物語は展開する。リーマンショックという現実のメガクライシスを描いた小説は初めて読んだ。面白かった。詳細→http://takeshi3017.chu.jp/file7/naiyou23404.html

  • 1

  • 日本は成功した社会主義の国という言葉に頭を殴れれた。まさにその通り。
    リーマン・ショックでどうバブルが壊れていったか、その後、世界に広がっていったか、刻一刻と状況が悪化していくことを止められない雪崩の様子が描かれる。
    いま振り返るとどんなことが起きていたのか、フィクションとノンフィクションを交えながら史実を追いかける。

  • 米国のリーマンショックのネタ。
    中国の話題も臨場感があると思う。
    投資家トップの話題で、脇役が大きくなっていないか?(FBIとか大統領とか)
    メディアの日米の違いが浮き彫りになっている。
    金がバーチャルであることが明示されている。
    情報<人間関係。

  • 2013/12/16
    面白い!!すごいよなぁ、この文章の才能!
    今日グリード(下)を買って帰ろう。
    リーマンショックおよびそれにまつわる金融危機はその根本原因がいろいろ推察されているけど、やっぱり根本はグリードなんやろうな。

    本当に経済成長以外に人が豊かになる道はないのか。
    人生を通して考えたい。

  • 累計178万部というベストセラー、「ハゲタカ」シリーズの4作目です。世界最大の金融危機、リーマンショック前後のアメリカが舞台。鷲津政彦が今度はアメリカ企業を相手に買収劇を仕掛けます。タイトルの「グリード」は「強欲」という意味。

    続きはこちら→
    GUEST 107/真山仁:スミスの本棚:ワールドビジネスサテライト:テレビ東京  http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/blog/smith/2013/11/post155389.html

  • 明確な文章、スピード感もある。
    起承転結のオーソドックスさに味付けを効かせる、独特の立ち位置で語り、緊張感を生み出す。
    それにしても、よく勉強している。この勤勉さがリアリティを際立たせている。
    見慣れたキャラも生き生きと動いて、新しい展開にハマっている。
    唯一外国人のネーミングにはちょっと残念感が。
    米国を舞台の展開は期待度大。
    下巻へ2

  • 正直、レッドゾーンでこのシリーズも厳しいかなと思ってたが、市場環境も変わり一気に面白く。他国といえど、日本同様、愚かな時/人はいるのだなあとほっこり。あとは下巻で書く。

  • アメリカ金融危機

  • ハゲタカシリーズの4作目。3作目と2.5の『バーディー』が不調だったので、かなり心配だったが、上巻を読む限りは復調しているよう。きちんと鷲津ものというかM&Aものになっている。下巻がとても楽しみ。

  • 真山作品初読破。
    手に汗握る展開は、黒木亮のトップレフトと似たものを感じる。

  • 4.0 いつもの刑事モノではなく金融モノにチャレンジ。ハゲタカシリーズの最新作。リーマンショック後のアメリカを鷲津正彦が買い叩きます。フィクションとは言え痛快です。

  • ハゲタカシリーズ第四弾。
    今回はアメリカが舞台。
    CICとの攻防の裏で、アメリカにも手を出していたとは、鷲津さんやるなあ。

  • ついに対戦相手はアメリカ。これ以上に強大な敵がいないのではないか?と思わせるほどに手強そうな相手で、鷲津がどのようにして戦うのか期待高まる上巻。サブプライムローン問題やリーマンショックの頃は学生だったので、あの年に起こった出来事がようやく今になって理解できた。

  • 4〜5

  • 2015/1/3読了

  • ハゲタカシリーズの最新刊。2013年刊行のものだが、舞台は2007年サブプライムローン問題に端を発したリーマンショックの真っ只中にあるアメリカ。図書館で借りた本を読む以上、本と時代のタイムラグはある程度は織り込み済みなのだが、ちょっと古いな、と気になる。
    下巻まで読み終えて、主要文献を見たが、リーマンショックを検証して、物語するには、取材を含め、多大な時間と労力が必要だったのだろうと納得できた。それほど、金欲まみれのアメリカ人投資家が悪あがきする様は読んでいて爽快だったし、鷲津はダーティヒーローなのだろうが、今までより、魅力的に思えた。

  • 鷲津はアメリカを買うのか!?

  • ○作家の真山仁氏の作品。
    ○ハゲタカシリーズ第4弾。
    ○前作を引き継ぎつつ、舞台をアメリカに移し、相変わらずの鷲巣節で、数々のドラマを生み出していく。サイコーの内容。下巻が楽しみ。

  • 読みたかったシリーズです!

  • 20140609 ハゲタカ第四弾。1番すき。

  • 2014/7/30読了

  • 歴史上すでに起こっている米国金融危機を、鷲津さんの目を通してどう描くか?という興味があったハゲタカシリーズ第4弾。前作『レッドゾーン』の後半に当たる時期から話が始まっているので、あれこれ思い出しながら読んだ。危機に瀕した投資銀行のコンサルタントや、NYで鷲津さんを追う新聞記者等新キャラも多いので雰囲気も変わって見えるが、米国人版中延さんのようなサム、威厳を備えた堀さん、そして相変わらず狸親父な飯島さんとお馴染みの面々が見えるとホッとする。冒険小説のように飛ばしまくって進んだこの巻は、米国での「その日」を迎える直前で終わる。さて、下巻ではどうなるか。

  • 侍がアメリカに乗り込んで行く。上巻は決戦に向けての仕込み段階。下巻ではどの様な展開になるのか?楽しみ。

  • そこまでちゃんとリーマンショックを理解していない中で、リアルな社名とかも出てくるので、どこまでがフィクションかよくわからんくなってくるな。

  • いやあ、面白いねえ。 やはり鷲津、良いです。
    今回はリーマンショック直前から始まる。 
    アメリカの投資銀行の無謀ぶりが明らかになる。 
    どうやってお金を稼いで、また失っていくかを赤裸に描く、作者の筆も冴え渡る。
    後半どうなるか。もう行ってしまって現在進行中!

  • 「ハゲタカ」でドラマ化&映画化された、投資ファンド「サムライ・キャピタル」を率いる鷲津政彦シリーズの最新作。

    舞台はリーマンショック前夜の合衆国。
    来るべき金融危機に乗じてアメリカを象徴する大企業を買い叩こうと虎視眈々と目論む鷲津。圧倒的な資金力、政治力にものを言わせてそれを阻止し、自らの資産を守ろうとする大物投資家サミュエル。さらに、米国投資銀行ゴールドバーグ・コールズで"サミュエル担当"を務めるジャッキーや、暁光新聞ニューヨーク支局特派員として鷲津を追いかける北村など、今回も魅力的なキャラクターが脇を固める万全の布陣。

    シンプルにハラハラドキドキさせられるエンタテインメント小説としても十分に楽しめるが、テレビや新聞のニュースでは今ひとつ腹に落ちなかったリーマンショックの正体が手に取るように理解できるという、まさに生きた教科書として知的好奇心も満たしてくれる実にオイシイ作品。

    ついに危機が現実のものとなり、激震が世界を襲おうとするところで上巻は終わります。続きが気になって早く下巻を読みたいのですが、もうすでに深夜。読み始めたら途中でやめられる自信がないので、諦めて明日読むことにします。

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著者プロフィール

1962年、大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。新聞記者、フリーライターを経て、2004年、企業買収の壮絶な舞台裏を描いた『ハゲタカ』でデビュー。映像化された「ハゲタカ」シリーズをはじめ、 『売国』『雨に泣いてる』『コラプティオ』「当確師」シリーズ『標的』『シンドローム』『トリガー』『神域』『ロッキード』『墜落』『タングル』など話題作を発表し続けている。

「2023年 『それでも、陽は昇る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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