もういちどつくりたい テレビドキュメンタリスト・木村栄文

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062184663

作品紹介・あらすじ

《水俣、炭鉱、そして愛娘。「美しく哀しい」作品を撮り続けた名ディレクターの「業」に、ただただ圧倒された。――重松清(作家)》

《「昔、男ありけり」。男の名は、木村栄文。九州博多より出て、賞獲り男の異名を取り、テレビ業界に勇名を馳せた伝説の男。これはNHKディレクターからの熱烈ラブレターである。――原一男(映画監督)》

《ライバル局NHKの鋭敏なディレクターによって評伝を上梓されるなんてね、エイブンさん、あの世でアッカンベーして歓喜しているに違いない。――金平茂紀(TBS「報道特集」キャスター)》

あなたは、キムラエイブンを知っていますか?
福岡RKB毎日放送のディレクターとして、「苦海浄土」「あいラブ優ちゃん」など多数の話題作を三〇年にわたり送り出し続けた「テレビ界の革命児」。突然の難病で身体が動かず、声も出せなくなった。そのとき――。

 「ドキュメンタリーは創作である!」と宣言した伝説のドキュメンタリスト、キムラエイブン。パーキンソン病と闘いながら撮った最後の一本とは? 同業者である著者が「共犯者」となって人生を追った感動ノンフィクション。

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著者プロフィール

テレビディレクター。1966年東京生まれ。早稲田大学政経学部卒。1990年NHK入局、福岡放送局、番組制作局、大型企画開発センターなどを経て現在はNHKエデュケーショナルプロデューサー。制作した番組に、ETV特集『もういちどつくりたい~テレビドキュメンタリスト木村栄文の世界~』『シリーズBC級戦犯(1)韓国・朝鮮人戦犯の悲劇』、NHKスペシャル『学徒兵 許されざる帰還~陸軍特攻隊の悲劇~』などがあり、3作品とも、ギャラクシー賞選奨(テレビ部門)を、またETV特集『戦場で書く』は、橋田賞を受賞している。他にも放送文化基金賞などを受賞。近年は映画制作にもかかわる。
著書に『戦場で書く火野葦平と従軍作家たち』、『特攻隊振武寮 帰還兵は地獄を見た』(大貫健一郎氏との共著)、『プロパガンダラジオ 日米電波戦争 幻の録音テープ』(筑摩書房)、『最後の言葉 戦場に遺された二十四万字の届かなかった手紙』(重松清氏との共著)ほか多数。『ゲンバクとよばれた少年』(中村由一氏、宮尾和孝氏との共著)は第24回平和・協同ジャーナリスト基金賞を受賞。近著に『まなざしの力』(かもがわ出版)。

「2020年 『少女たちがみつめた長崎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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