その鏡は嘘をつく

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著者 : 薬丸岳
  • 講談社 (2013年12月11日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062185202

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その鏡は嘘をつくの感想・レビュー・書評

  • 【図書館】夏目シリーズ2冊目。またもや泣かされてしまった…。幹夫がどこで何をしていたのかわかった時にポロポロ。真実はつらい内容だったけど、夏目さんは相変わらずその後の幹夫を気にかけてるところがいいです。

  • 【要旨】エリート医師が、鏡に囲まれた部屋で自殺した。その後、医学部受験を控えた一人の青年が失踪した。正義感に溢れる検事・志藤清正は、現場の状況から他殺の可能性を見破り、独自に捜査を進める。
    その頃、東池袋所の刑事・夏目信人は池袋の町を歩き、小さな手がかりを見つめていた。二転三転する証言のなかで、検事と刑事の推理が交錯する。

    最後まで事件の真相は予測できなかった。非常に面白い!!
    失踪した幹夫、心配するいとこの沙紀ちゃん、容疑者となった予備校講師の峰岸先生。夏目刑事に志藤検事、どれもが良いキャラで感情移入しやすい。
    薬丸岳さんはこのところハズレなしなので、次も期待したい!!
    お薦め!!!

  • 人の心は複雑だ。
    本当のことなんてわからない。
    自分の気持ちでさえ、コロコロと変わるのに。
    厳しい人生を通り抜けてきた人なら、相手の苦しみも多少は理解しやすいのか?
    うまく相手に伝えられていないだけで、実はしっかり心配されているものなのかもね。

  • 10月-2。4.0点。
    夏目刑事第二弾。鏡に囲まれた部屋で、外科医の自殺。
    検事が疑問を持ち、また夏目も。ラストは結構感動。
    このシリーズは面白い。次作も期待。

  • 「刑事のまなざし」続編とは知らずに読んでしまった。

    心理描写,動機がイマイチだし
    そもそも須賀のやっていたことがありえなさすぎる。

  • 夏目シリーズ。
    ううむ…こんなふうに医者になってるのかと思うと、辛い。

  • 図書館で借りた本。シリーズ物とは知らず読了。鏡ばりの加工されたアパートの一室で首吊り遺体が発見された。死んだのはエリート外科医。その医師は少し前に電車の中で痴漢容疑を受けていたのだが…という内容から自殺と疑われたものの他殺に変更して捜査していく検事と刑事達。動物の件は引っかかるものがあったが、実力無しの無能が裏口で医師になったら患者としては恐ろしさ満載になるもんだ。他の道を探させない代々続く開業医の家に産まれてしまった勉強ができない子の悲劇だな。

  • シリーズものであることを知らずに読んでしまった、、、。
    少し趣きが違うように感じるが、先が見えそうで見えないミステリー。

    2013年 講談社

  • 夏目シリーズの二冊目をやっと読めた。「刑事のまなざし」「刑事の約束」と違って長編作品で、夏目だけではなく志藤目線からも物語は進行するのでそれなりに楽しめた。が、実際ストーリーとしてそこまでの衝撃もなく、私の好きな薬丸らしさはあまり感じられない作品だったかなというのが正直なところ。嫌いじゃないけどね。

  • 夏目刑事シリーズ。やり手の志藤検事が犯人を容赦なく追い詰めるとは違い、犯人の心情に寄り添うような夏目のやり方。二人がタッグを組んだら最強だと思う。笹本事務官が懐の広いできる男だった。「刑事のまなざし」のその後も分かり楽しめた。

  • 真実は、罪を犯した者をも救うのだなぁと思った。
    優秀な志藤検事だけでの取り調べ→起訴だったら、犯人とその関係者の心を救うことはできなかっただろう。
    夏目刑事の優しい語りかけ(気遣い)と鋭い洞察力がとても印象的でした。

  • 医大を目指す幹夫は通っていた予備校にも顔を出さなくなり、最後は疾走。いとこの沙紀は警察に事情を説明し捜索する事になった。時は同じ頃、痴漢容疑をかけられ自殺した須賀邦治の葬儀に出席した検事・志藤は、須賀の自殺に対し何か腑に落ちない感じがしており、真相解明に動き出そうとしていた。幹夫と須賀。彼らの失踪と自殺と”鏡”、何か関係があるのか、それとも。。。

  •  夏目シリーズ第2弾。
    薬丸さんの文章って、なんて優しいんだろう。
    最初から心の中に、ストンストンって入ってくる感じがいい。
     最初に志藤検事が出てくるし、夏目は歌を歌っているしで、これが夏目シリーズだと気が付いたのは、最後。
     でも、「刑事のまなざし」の優しさが満ち溢れていたのを、今回の作品でもしっかり感じました。
     痴漢の嫌疑をかけられて、自殺した須賀に最初は同情する気持ちが大きかったけど、幹夫とゆかりにした行為がゆるせない。
     医学部志望だからって、みんな勉強をしているだけで、実際に手術で縫合を学ぶのは大学に入ってから。
     それを受験生が出来ないからって、あんな残酷にペットを殺すことが出来る人間性が許せない。
     そんな人間こそ、医者でいる資格が無いと思った。
    夏目が最後に幹夫を訪ねて伝えた、峰岸先生の言葉は本当に感動的でした。
    それをわざわざ伝えに行く、夏目の優しさが最高。
     私も鏡で見てみたいような表情になれる生活をしたいと強く思う。

  • あんまり薬丸岳っぽくないというか、そんなに残酷な感じがなかった。いや、残酷ではないんだよな、ただただ切ないというか。でも医学部を目指す学生にペットを殺させるようなやつは死んだ方がいいと思う。ほんと、そういう人の心を殺すような奴に医者なんかさせておきたくない。しかし、本当の悪は子供をむりやり継がせようとする親か。ほんと自分の好きなことをすればいいのだ。世襲制なんてくそくらえだ。

  • 夏目シリーズにスパイス追加するキャラとして登場したと思われる検事さんでしたが、夏目さんに引きづられて中途半端なキャラクターになってしまって残念でした。

  • ★3.5

    エリート医師が、鏡に囲まれた部屋で自殺した。
    その後、医学部受験を控えた一人の青年が失踪した。
    正義感溢れる検事・志藤清正は現場の状況から、他殺の可能性を見出すー。


    電車内で若い女性に痴漢を働いたという容疑で逮捕され、
    嫌疑不十分として釈放された八日後、京北医科大学のエリート外科医
    須賀邦治が秘密の部屋・鏡に囲まれた不思議な部屋で首を吊って自殺した。
    痴漢事件の時に十日間須賀を取り調べした検事・志藤は、
    須賀の人柄から自殺するような人間とはどうしても思えず、資料を取り寄せ
    現場の状況から他殺の可能性を見破り独自に捜査を進める。

    その頃、東池袋署の刑事・夏目信人は四日前の深夜に近くの煙草屋の前で、
    若い男性が数人の男性から暴行を受けていると通報があったのに、
    警察官が駆け付けてみると、暴行していたという男性はおろか、
    被害にあっている男性も通報してきた人間もいなかったという。
    この事件にこだわって、池袋の町を歩きひとりで調べていた。

    そして、冒頭で暴力を受けていた浅川幹夫。
    彼は、落とした携帯電話を発見すると姿を消してしまう。

    最初、検事・志藤が正義感に燃え、行動力もあり素晴らしく感じていた。
    このお話は志藤が主人公のお話かと思い読み進めて行きましたが、
    あーっ、やっぱり夏目刑事が登場するとかすんじゃう…(*'-'*)エヘヘ
    でも、とっても良いキャラでした。
    3つの出来事がどう繋がっていくのか?
    それぞれの捜査がどの様に繋がっていくのか?
    わくわくしながら、読み進めました。
    二転三転する証言と、検事の推理と刑事の推理が交錯する。
    志藤と夏目それぞれ違うタイプですが、お互いに正義感があり、
    それぞれが気付かなかった事を補っていた。
    事件の真相は、切なく悲しいものでしたが、
    幹夫の未来にも明るい光で見えてホッとしました。
    人それぞれ幸せの形も、不幸の形も違う。
    その人自身の幸せを探していくしかないのですね。

    夏目刑事の洞察力の素晴らしさや事件に対する嗅覚の素晴らしさ。
    そして、何より人を信じる気持ち、とても深い心温かい心を持っている。
    犯人の心に寄り添い、真実に辿り着く。
    温かい雰囲気がとっても良いなぁ(❁´ `❁) ♡

    志藤も記者だった父親が、大物政治家一族の不正を追う中で自殺か他殺か
    判然としないまま亡くなっている過去を持っていた。
    今回、このお話に余り触れられていませんでしたが、このお話が出ると良いなぁ
    志藤×夏目のお話をまた読みたいです♪

  • なんと既に読んだことを忘れて2回目・・・
    50ページぐらいであれ?読んだことあるぞと気付く。
    細かいところは忘れていたのでまあいいか。
    夏目のキャラは時々ムカつく、言い回しとか勝手気ままに好きに捜査するところとか。
    あと、出てくるキャラがみんなメンタル脆すぎ、医者になるのに最初から人が死ぬことの覚悟がなさすぎて萎える。
    志藤検事のキャラがいまいちどっちつかずな感じ、キレ者なのはわかるがなんか中途半端。
    一気に読める本ではある。

  • 薬丸作品のなかではいまいちかも⤵️
    登場人物も夏目さんとか前作を覚えてなかったから、キャラ設定がわかりづらかった。
    殺されたエリート医師も、解決してみたらやたら悪いヤツだったし、浅川くんの気持ちにもなれなかった。タイトルもなぁ。

  • 夏目さんシリーズ。しかし、夏目さんは「語り手」になっていない。例の事件が解決?してしまって、燃え尽きたか、夏目さん。

  • ストーリー自体はよく練られていると思うけど、実際はたった一日連絡のつかない男子学生のためにそこまで尽力するかな?と疑問。おまけにその子が都合よく事件の鍵を握ってるってのはどうも・・・おまけに、いくら歪んでいたとしても、立派な医師がそこまで残酷なことをしたり、子供を見殺しにするかなあ? 感動場面もあるけど、違和感の方が勝ってしまった、個人的には残念な一冊。

  • 須賀邦治医師の自殺に疑いを抱いた検事・志藤清正は、予備校・三栄学院の講師・峰岸彩子を逮捕する。その殺害動機は意外なもので、予備校生の浅川幹夫や浅川のいとこ・水森沙紀を巻き込んだ複雑なものだった。二転三転する自供証言のなかで、検事・志藤清正と刑事・夏目信人が、推理対決するような緊迫感もあり、読み応え十分だった。タイトルは今ひとつである。

  • 自殺と想えた医師の死の裏には、複雑な真相があって…と謎が解き明かされていく。
    検事と刑事、事件に関わった人物など、複数の視点が入り組んでいるのだが、計算され尽くした展開というよりも、ごちゃごちゃして読みにくさのほうが勝っている感じ。
    タイトルと関連のある鏡も、こじつけのよう。そんな特異な部屋にする必要性があったのか、そもそも導入部の事件も必要だった?と、真相が見えてきた終盤であれこれ気になり出し、謎解きの熱も冷めてしまった…。

  • 夏目シリーズの第2弾。これが出てるとは知らずに、第3弾を先に読んでしまっていた。エリート医師の自殺と、予備校生の失踪を別々の視点から追う夏目と検事の志藤の駆け引きがなかなか面白かった。

  • 夏目刑事シリーズで、事件の真相を検事と刑事がそれぞれに追っていく長編ミステリー。被害者、容疑者、関係者らの多くが医師や医師を目指す予備校生というのも面白い。
    読後感としては、東野圭吾さんの「容疑者Xの献身」を彷彿とさせるけれど、それよりもやや事件がごちゃごちゃしている。

    たぶん、ごちゃごちゃ感はまだわたしがこの作家さんに慣れていないこともあって、読んでいて場面を想像しにくいことにもよるのかも。すっきりと映像が浮かぶ場面ももちろんあるけれど、事件現場の状況などが少しわかりにくかった。

    でも、前作で逮捕された犯人の判決も出るなど、続けて読むには面白そうなシリーズだと思う。

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その鏡は嘘をつくの作品紹介

エリート医師が、鏡に囲まれた部屋で自殺した。その後、医学部受験を控えた一人の青年が失踪した。正義感に溢れる検事・志藤清正は、現場の状況から他殺の可能性を見破り、独自に捜査を進める。その頃、東池袋所の刑事・夏目信人は池袋の町を歩き、小さな手がかりを見つめていた。二転三転する証言のなかで、検事と刑事の推理が交錯する。乱歩賞作家・薬丸岳が描く、極上の感動長編!

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