その鏡は嘘をつく

著者 :
  • 講談社
3.36
  • (21)
  • (94)
  • (142)
  • (26)
  • (3)
本棚登録 : 616
感想 : 116
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062185202

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • あんまり薬丸岳っぽくないというか、そんなに残酷な感じがなかった。いや、残酷ではないんだよな、ただただ切ないというか。でも医学部を目指す学生にペットを殺させるようなやつは死んだ方がいいと思う。ほんと、そういう人の心を殺すような奴に医者なんかさせておきたくない。しかし、本当の悪は子供をむりやり継がせようとする親か。ほんと自分の好きなことをすればいいのだ。世襲制なんてくそくらえだ。

  • 夏目シリーズにスパイス追加するキャラとして登場したと思われる検事さんでしたが、夏目さんに引きづられて中途半端なキャラクターになってしまって残念でした。

  • なんと既に読んだことを忘れて2回目・・・
    50ページぐらいであれ?読んだことあるぞと気付く。
    細かいところは忘れていたのでまあいいか。
    夏目のキャラは時々ムカつく、言い回しとか勝手気ままに好きに捜査するところとか。
    あと、出てくるキャラがみんなメンタル脆すぎ、医者になるのに最初から人が死ぬことの覚悟がなさすぎて萎える。
    志藤検事のキャラがいまいちどっちつかずな感じ、キレ者なのはわかるがなんか中途半端。
    一気に読める本ではある。

  • 薬丸作品のなかではいまいちかも⤵️
    登場人物も夏目さんとか前作を覚えてなかったから、キャラ設定がわかりづらかった。
    殺されたエリート医師も、解決してみたらやたら悪いヤツだったし、浅川くんの気持ちにもなれなかった。タイトルもなぁ。

  • 夏目さんシリーズ。しかし、夏目さんは「語り手」になっていない。例の事件が解決?してしまって、燃え尽きたか、夏目さん。

  • ストーリー自体はよく練られていると思うけど、実際はたった一日連絡のつかない男子学生のためにそこまで尽力するかな?と疑問。おまけにその子が都合よく事件の鍵を握ってるってのはどうも・・・おまけに、いくら歪んでいたとしても、立派な医師がそこまで残酷なことをしたり、子供を見殺しにするかなあ? 感動場面もあるけど、違和感の方が勝ってしまった、個人的には残念な一冊。

  • 須賀邦治医師の自殺に疑いを抱いた検事・志藤清正は、予備校・三栄学院の講師・峰岸彩子を逮捕する。その殺害動機は意外なもので、予備校生の浅川幹夫や浅川のいとこ・水森沙紀を巻き込んだ複雑なものだった。二転三転する自供証言のなかで、検事・志藤清正と刑事・夏目信人が、推理対決するような緊迫感もあり、読み応え十分だった。タイトルは今ひとつである。

  • 自殺と想えた医師の死の裏には、複雑な真相があって…と謎が解き明かされていく。
    検事と刑事、事件に関わった人物など、複数の視点が入り組んでいるのだが、計算され尽くした展開というよりも、ごちゃごちゃして読みにくさのほうが勝っている感じ。
    タイトルと関連のある鏡も、こじつけのよう。そんな特異な部屋にする必要性があったのか、そもそも導入部の事件も必要だった?と、真相が見えてきた終盤であれこれ気になり出し、謎解きの熱も冷めてしまった…。

  • 夏目刑事シリーズで、事件の真相を検事と刑事がそれぞれに追っていく長編ミステリー。被害者、容疑者、関係者らの多くが医師や医師を目指す予備校生というのも面白い。
    読後感としては、東野圭吾さんの「容疑者Xの献身」を彷彿とさせるけれど、それよりもやや事件がごちゃごちゃしている。

    たぶん、ごちゃごちゃ感はまだわたしがこの作家さんに慣れていないこともあって、読んでいて場面を想像しにくいことにもよるのかも。すっきりと映像が浮かぶ場面ももちろんあるけれど、事件現場の状況などが少しわかりにくかった。

    でも、前作で逮捕された犯人の判決も出るなど、続けて読むには面白そうなシリーズだと思う。

  • どうなるの~~とワクワクしました
    硬派なんでしょうね
    楽しめました

全116件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

1969年兵庫県生まれ。2005年『天使のナイフ』で第51回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。2016年、『Aではない君と』で第37回吉川英治文学新人賞を受賞。他の著書に刑事・夏目信人シリーズ『刑事のまなざし』『その鏡は嘘をつく』『刑事の約束』、『悪党』『友罪』『神の子』『ラスト・ナイト』など。

「2023年 『最後の祈り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

薬丸岳の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
中山 七里
64
横山 秀夫
伊坂 幸太郎
東野 圭吾
三浦 しをん
東野 圭吾
薬丸 岳
貫井 徳郎
雫井 脩介
東野 圭吾
雫井 脩介
奥田 英朗
湊 かなえ
米澤 穂信
宮部 みゆき
東野 圭吾
薬丸 岳
薬丸 岳
道尾 秀介
道尾 秀介
長岡 弘樹
道尾 秀介
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×