正妻 慶喜と美賀子(上)

  • 330人登録
  • 3.51評価
    • (7)
    • (56)
    • (49)
    • (5)
    • (2)
  • 46レビュー
著者 : 林真理子
  • 講談社 (2013年8月3日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062185240

正妻 慶喜と美賀子(上)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • いろいろ言われている(そしてあまり良いことを言われてない)最後の将軍・徳川慶喜もさることながらその妻、というところに興味ありで手に取り。
    小説だからどこまでが史実かは知らないけれど面白く読めます。ヒロインの呼び名が延から美賀に途中から変わりますが、ハテどこからだっけと読み返してみたら…女の人生はそこから変わるんだよなぁとしみじみ。
    これから更に面白くなるのか、とりあえず前編は前振り感もあり★3つと言ったところ。

    後編、前編を忘れぬうちに読まねば。

  • 歴史上の話を女性目線で書いている本は個人的に大好きでよく読むのですが、この本は林真理子さんらしい目線で書き上げられていてさすが面白かったです。女心の機微の表現がやはりうまい。

    大河ドラマ篤姫の配役を当てはめながら読み進めました。後半どんな風に慶喜と美賀子のことが書かれているのか、楽しみ♫

  • 最後の将軍・徳川慶喜に輿入れしてきた美賀子は京都の公家の出、
    自ら「わしはおなごから好かれるのじゃ」と公言してはばからない慶喜と睦まじく過ごそうと努力するが初めての子供を亡くしてからは、床に臥せるようになり慶喜の目もほかに向くようになる。
    途中、浅草の火消しの一家の話になるのは何故か?と思いきや、その娘を慶喜が見染めてしまうからだった。
    側室が病気で亡くなって、その体を描き抱いてふと眼を上げた瞬間に目に入ったその娘を見染めたというのだから恐れ入るのである。
    さてさて、謎多き最後の将軍、下巻では如何に?

  •  おもしろいっ。幕末好きとしてはたまりません。
     幕末といえば、新選組だの薩長ならびに土佐の坂本龍馬と血気盛んな男気をたっぷり堪能できる時代。そんな中でのらりくらりと気分で動いているかのように見える最後の将軍慶喜は、実際のところ何を考えているのかわからない。その慶喜を正妻の立場からと側室の立場から眺めて小説にしたものだ。
     京都の公家から嫁入りした美賀子と、浅草の火消し職の娘お芳。おっとりゆっくり丁寧にしゃべる美香子と、ちゃきちゃきの江戸っ子の対比がおもしろい。まるっきり対照的な二人だけれど、共通しているのはどちらも気が強くしっかり者だということ。ふわふわの慶喜にはそういう女性が合ってたんでしょうね。

    つかみどころのない将軍だけれど、外国好きで新しもの好き、攘夷論には大反対で尊王論には大賛成、たとえ幕府が滅びようとも自決なんてことは絶対しないよ、というところははっきりしている。
     大阪城から総大将ばかりを引き連れて江戸へ逃げ帰り、大勢の兵士たちを見殺しにしたことに責任を感じるどころか、逃げる道々まぐろやうなぎの発注をしたり、江戸に着くなり「ふらんけ(ブランケット)」がほしいと言いだしたり、あげくの果てには大奥に入りびたり、女を物色したりと腹立たしいことこの上ない。
     鳥羽伏見の戦いから20年経ったころ、美賀子が「あの時なぜ逃げたのですか」と問いただす。慶喜が言ったことには、ナポレオン3世から密書が届き、討幕派との勝敗がつかぬ時は必ず仏蘭西が援助する。その代わり、勝利したあかつきには薩摩をよこせと書いてあったそうな。…本当かなぁ。でもありえない話ではないなぁ。でももし本当だとすると、「日本一の卑怯者」と罵倒されながらも飄々と逃げを決め込み薩摩を守った慶喜こそ真の将軍と言えるのではないか。

  • 歴史の勉強みたいで少し難しかった

  • ゆるゆるした御所言葉が好き。

  • 最初の美賀ちゃんのはつらつとした感じがとても良かった!
    公家独特の色彩美にもうっとり。

    慶喜さまは嫌なヤツだなぁー(笑)

  • 面白い!母娘の会話が秀逸。だれてきた頃に主人公が変わるのも面白い。

  • 上巻は美賀中心で華やかな感じ。

  • 2014年9月

全46件中 1 - 10件を表示

林真理子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

正妻 慶喜と美賀子(上)に関連する談話室の質問

正妻 慶喜と美賀子(上)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

正妻 慶喜と美賀子(上)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

正妻 慶喜と美賀子(上)の作品紹介

わしは将軍にはならん。どんなことがあってもならぬつもりだーー。幕府と朝廷の関係が激しく揺れ動く幕末。京から江戸へと嫁いだ、一人の姫がいた。その夫、家康公の再来とも噂される男こそ、のちに「最後の将軍」となる徳川慶喜であった。公家の姫から将軍の妻となった美賀子の人生を通して、幕末の動乱と人間の深淵を描く林真理子の傑作歴史長編。

ツイートする