星籠の海 下

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著者 : 島田荘司
  • 講談社 (2013年10月4日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (434ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062187008

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星籠の海 下の感想・レビュー・書評

  • あれ?福山市のためにわざわざ書いてくれた感が強い?
    そんな感じの久々の御手洗シリーズでした。
    白血病で死ぬ少年のくだりは必要だったのかな。
    原発批判など映画化なのに大丈夫?
    しかし村上水軍など興味深く読めました。

  • 御手洗、石岡ともにパワー不足。いや……。
    待望の御手洗シリーズだったのに、残念でならない。
    満を持しての完成度の高い作品を期待する。

    でも、新作というより、あの写楽の話の続きが一番読みたい。

  • 御手洗シリーズ国内最終章。ひいきの選手が戦力外通告を受けて引退していくような、そんな無念さを感じる。以前から予感はあったものの、こうあからさまに見せられるとやっぱりショックだわ。評価は大甘の星みっつ。このふたりにはお世話になったので感謝の意を込めて。

    上下巻だが、ボリュームを気にすることなく読める。というより会話がほとんどで、会話によって展開するので、中身は薄く味気ない。どこまでもフリーダムで、ほぼ書きっ放し。一方的にストーリーを進めて、稚拙でベタな展開を平気でぶち込んでくるのはボケの始まりじゃないかとさえ思ってしまう。

    トリックなし、伏線なし。無駄な呪いに意味不明のストーカー、恋愛があって友情があって、結局はドタバタ喜劇。御手洗は相変わらずキレ者で冷静だが、石岡くんは完全に空気。書けば書くほど愚痴になるのでもういいわ。『写楽』や『アルカトラズ』のような良作も書けるのに、御手洗シリーズでの傑作はもう無理なんだろな。お疲れさまでした。

  • サクサク読めるのだが、不必要なエピソードの盛り過ぎで、焦点が曖昧で 散漫な印象だった。
    変死体の漂着と瀬戸内海の特質についてまでは、期待で盛り上がっただけに残念。
    https://blogs.yahoo.co.jp/rrqnn187/14921352.html

  • …うーん?主眼が曖昧。頑張って書いてくださったのかな?という感じで…時々往来の、っぽさが垣間見えはしたんだけど。

  • 上巻から引き続き、いろんな事柄が起こり、そしてそのひとつひとつが繋がっていくのが、読んでいてすごく興味深かった。前には意味が全くわからなかったことが、後になってそこまで深い意味があったのか、と感心させられることが何回もあった。終わりまでとても長かったけど、飽きることなく読み続けられた。初めて島田荘司の本を読み切った。また他の作品もぜひ読んでみたいと思う。

  • 初読。図書館。上巻のワクワク感が、書き込みすぎた誘拐事件で少し損なわれたかな。そのせいか結末への収束が唐突に感じられた。素材としては面白いものを存分に詰め込んでいるんだけど、その各エピソードの比重が好みではなかった。

  • 「読み終わったー!」という達成感でいっぱいになった。
    忽那水軍の「星籠」…。
    海の中を静かに航行し、智弘くんに海の綺麗な姿を見せてくれる、その反面兵器としての姿。
    上巻でも書いたが小坂井の件はやっぱりあの長さはいらなかったと思う。
    小坂井が登場する場面になると読むスピードが遅くなって大変だった(爆)
    そして辰見洋子、滝沢助教授の女性陣が好きになれなかった。2人に共通したのは「自分は何様のつもりなんだろう?」だったので。
    しかしそう思った滝沢に共感を覚えた石岡くん。
    なぜ、どうして?笑)
    余計な場面が多く切っても良いだろうと思う所が多々あったり風呂敷を広げて頑張って大急ぎで回収しました。という感じが強かった。

  • ☆☆☆ 映画見る前に読んでおこうと取り急ぎ。分厚かったがサクサク読めた。面白いけど所々浅いな、と。小坂井のこれまでのことや洋子に巻き込まれた事件の夜と、村上水軍の話はとても細かいのに、決着の付け方が大雑把な印象。星の籠はきれいだった。ヒロ君の不幸っぷりがやるせない。原発を持ち出すのは安易。あのラストに持っていくには忽那さんの背景描写が足りない。小坂井の駄目っぷりアピールよりも、忽那さんが要だと思うんだが。あと詳細欲しいのはダブルに泊まらされた二人の夜(笑)。

  • この時作者が興味があったアレコレをむりやりツギハギしたかのような作品でした。度肝をぬかれるという感じではないけどさりとてラストで収束してきれいにまとまるでもなく...。やたら観光案内的なのも多いし映像化ありきだったんでしょうか。洋子の偽装のくだりは、国内最後の事件だから占星術殺人事件とわざと似せたんだろう...と思わないと読んでてしんどかったです。

  • 漫画の原作という感じ。
    引き込まれる要素もあるが、終わってみたら、結局なんだったんだという感じ。
    読んでいて、自然と話が結びついていくというよりは、あっちこっちからかき集めて、つじつま合わせしている感じ。
    そのつじつま合わせのような話を、推理力で解いていく主人公も、ちょっと現実感がとぼしい。
    まあ、とにかく、民間人にこき使われる警察が悲しすぎる。
    このシリーズが好きな方なら、という感じ。

  • 後半は解決へ向けてのストーリーということもあって勢いがつき一気読み。
    星籠のこと、小坂井のこと、パクのことが徐々に明らかになっていく。
    取り逃がすことがなくてホッとした。
    何気なく図書館から借りてきたけれど、これ今年映画が公開されるのね。
    これを映像化するって大変そう。壮大だよ。

  • 歴史の謎と現代の国際犯罪を結びつけてしまうあたり、島田さんらしい想像のつかなさではある。文章も読みやすいから、長さはそんなに気にならない。ただ他に名作がたくさんあるというのに、わざわざこの作品を映画化に選んだのは激しく疑問だ。

  • 上下巻読了。
    瀬戸内海のある島に身元不明の死体が流れ着く事件から始まり、どんどんスケールが大きくなっていきます。途中挿入される登場人物達の話も謎だらけで、上巻読了時では何が何だかさっぱり解りません。
    下巻に入ると散りばめられた伏線がテンポ良く回収されていくのですが、ミステリーとしての「捻り」や「仕掛け」は無く、無難に纏まっている印象。お話自体はとても面白いのですが、魅力的な謎を力技で豪快に捩じ伏せる「御手洗潔シリーズ」らしさが無く、やや物足りないです。

  • 上巻からの続き。歴史の謎が解明されていくのはワクワクするが、現代での出来事がわりと辛く…彼女も好きでやったんじゃないが…辛い。教授もアレだし…。パクの悪さがあまり描写で出てない感じがした。忽那さんとヒロ君の話しが美しくも悲しい。日本編はこれで最後なんですか…わりと最後はあっさり。タイトル素敵ですね。

  • 身近な瀬戸内の海について目から鱗の感じ。懐かしい御手洗さんと石岡くんにも会えた。必死になる御手洗さんはレアな気がするなぁ…。今になって歴史の面白さがわかってきたかも。映画になるとスペクタクルで面白そうだ。

  • いつもの超絶物理トリックのミステリとはまた違った、海洋ロマンとか、歴史の謎、人々の思惑が交錯していくミステリだった。
    御大は最終的に弱いものの立場に立つし、ラストがメロウなのがよい。

  • 御手洗潔シリーズ。長編、上下巻。

    もともと福山市の記念事業に際する映画化を見越して描かれたものだからか、いつもと毛色が違うような、、、。御手洗の推理が天才過ぎるが故、推理の過程というものがほとんどなく、最後の最後に颯爽と登場し、サラッと完璧な推理を披露して終わり、というパターンが本来の形のはず。ところが、今回は御手洗&石岡コンビをストーリーに出来るだけ多く登場させたいがために、無理に二人の登場シーンを捻じ込み、作品全体が物凄く冗長的になってしまっている感が拭いきれなかった。このコンビのファンとしては嬉しいところではあるんだけど、御手洗の探偵スタイルにはこの構成は不味かったんじゃないかな、、、。いや、一部のファンにとっては大喜びだったかもしれないが(皮肉)。エピソードも色々詰め込み過ぎて散漫してしまってるし、黒幕がかなりの大物(?)な割には、描写があっさりとしていて凄味がない、、、。瀬戸内海の地理的事情であったり、村上水軍とペリー来航時の老中の秘策における関連話など、興味深く読める点は作品の中にもちろんたくさんあったのだけれど、あくまでも福山市の記念事業における町おこしを兼ねた企画モノの一環で描かれた作品であると割り切らないと、シリーズファンとしては納得しづらいものがあったんじゃないかなと思った。

  • 上下巻合わせて900ページ近い長篇にも関わらず一気に読み通すことができた。

    不可解に思われる事件が少しずつ解きほぐされていくのは気持ちが良い。

    「星籠」をめぐる歴史ミステリーの部分も興味深くて、村上水軍やペリー来航時の老中安部正弘についてもっと知りたくなった。

    新興宗教や原発への批判たっぷりなので不快感をおぼえる読者もいるかも。ヒロ君のエピソードなどはかなり具体的で直接的だ。実際に起こっている可能性がある。

    丸腰で言葉にすれば炎上したりもみ消されたりしかねない内容も、小説というフィクションに組み込んでしまえば難を逃れることができるのだと、そんなことを思った。

  • 下巻の出だしは★3
    読了感★4 後味が良かった
    原発の話をねじ込んだり、それによっての白血病になる少年の話は
    ちょっと萎える
    星籠の海の意味も分かり、瀬戸内育ちの自分としては嬉しいものだ

    出てくる女性が島荘の女性観なのか、これでもか!というほどの
    自分本位の女性たち

  • 上巻に続きすぐ読み終わりましたが。。

    今回はあまり、御手洗潔が活躍していないような?
    なんだか、機械の描写が頭に描きにくくて(機械にあまり興味がないからか、、、)
    最後の方は何となく読んだような感じでしたが、
    残虐な描写は、あまりにも現実にはない感じだったので、
    そんなに怖く感じなくてよかったです。

    でも、やっぱり面白いと思いました。

  • ここは星籠の海だ

  • さすが島田荘司さん。広げた風呂敷はきちんとたたんでいきます。
    そのあたりは安心して読めるのですが、忽那と智弘少年の関係は、物語を都合よく進めるために作ったという印象を受けて、少々冷めた見方をしてしまいました。

    御手洗シリーズの国内編はこれで最後、ということですが、外国編はこれからも出版されるのでしょうか?
    御手洗シリーズが一番好きなので、最後というフレーズは寂しいです。

  • 【要旨】複数の死亡事件の背後に見え隠れする、ある団体の影―疑惑の究明に動きながら、御手洗潔は事件関係者の大学助教授とともに、幕末に老中首座を務めた福山藩主阿部正弘と、かつて瀬戸内を制した水軍の秘密に迫っていく。
    そこに、鞆に暮らす革職人一家が襲われる凄惨な事件が発生。これを糸口に、御手洗の推理で炙り出される事件の全容。そして「潮待ちの港」の歴史に秘された奇跡とは―!?御手洗潔、国内編最終章。

    女先生のキャラがあまりにも酷すぎて・・・
    イマドキあんな話方をする女性いないと思うんだけどなぁ。
    文体は現代風で読みやすくなっていたけれど、会話文どうにかならないのかな?
    「ですよー」って最後伸ばすのも鼻につくし、男性が「~かしら」なんて言わないと思う。
    読んでいて会話部分で思考がストップしてしまうのはいかんせん。
    「星籠」の謎もいまいちだったなぁ。もうちょっといろいろ期待したんだけれど・・・
    上下巻を1冊くらいの量に絞ったら、もっともっと面白かったんじゃないか?と思ってしまう。
    少し残念。

  • 島田さん昔のキレがない

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星籠の海 下の作品紹介

瀬戸内海に浮かぶ島に流れ着くいくつもの死体。そして風光明媚な福山の鞆を舞台にした不可解な人間模様――。奇怪な事件に御手洗潔が挑む超巨編。

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