- Amazon.co.jp ・本 (514ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062187046
感想・レビュー・書評
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1975年の広島を舞台に、3人の少年の友情話を中心に、原爆投下から30年後のまだ、いろいろな意味で深い傷跡が残る広島市民に、心の拠り所となっている市民球団である広島東洋カープが球団設立依頼初めてのリーグ優勝するまでの過程に一喜一憂し、ようやく優勝を決めて、広島市民の心に原爆投下以来、はじめての春がきたという内容が良かったです。
また、広島市民にとっての戦争の傷跡は原爆だけではないというのが深く心に刺さりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
広島カープ初優勝の年に。少年たちの物語とカープが連動して心を打つ。まだ戦争が近かった時代。父親のキャラがいい。
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重松清だなぁというのがあっても★4つにしたくなる。ほとんどが実話なのであろうカープネタがとにかく良い。
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今年はこの本の舞台から40年。カープ優勝の舞台は整ったか。ちなみに私は本書の主人公とおなじく巨人ファン。結構心の痛む描写もあった。お母さんに会いに東京にいったときの話とか
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2015.2.19読了
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読み進めたい気持ちがあまり起きない。半分くらい読んでやめた。原爆のことは勉強になった。
なんだろう、重松さんの本は合わないのかな~?? -
読むのに時間が掛かった。子供の青春ストリーなのだが、そこに原爆で被害を負った人達の話が織り交ぜられるので、話が重厚になる。さらさらと読んでは申し訳ない(もったいない)気になり、情景を想いながら読んだ。今年は広島に行って見るか。
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久しぶりに重松さんらしい作品でした。カープの初優勝、原爆、友情、ストレートに胸に響きました。
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ここ10年ほどカープファンをしていますが、初優勝の広島の街の雰囲気、市民の様子がリアルに迫ってきます。
原爆を受けた町、復興の経過、この時代を生きた広島の人々の思いが描かれている、子供にもいつか読ませたい1冊です。