- Amazon.co.jp ・本 (514ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062187046
感想・レビュー・書評
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長い 初めは良かったけど 原爆の話とカープの話がいまいち絡んでない
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いや、良かった。今年読んだ小説で1番良かった。とにかく広島が好きな人、そしてカープファン、いやカープファンに限らずプロ野球ファンは今すぐ手に取るべき1冊。
1975年広島カープ初優勝までの半年を、東京から夜逃げ同然で広島に来た少年と、広島で生まれ育った少年2人の友情と原爆投下からちょうど30年の広島の街ともに描く物語。シーズンの最初から優勝まで、とにかく事細かくセリーグやカープの戦いの様子が描かれていて、途中までノンフィクションの作品なのかと錯覚してしまった。かれこれ10年弱千葉ロッテマリーンズを応援しているぼくでも、現在首位なのも重なって、なんかカープも応援してしまいそうになった。 -
1975年カープ優勝の軌跡を描いた物語であり、少年たちの友情の物語であり、戦争や原爆について描いた物語でもあり。わたしは虎のお膝元に住みながらも根っからのカープファンなので、すごく楽しめた。そして泣いた。
カープはまさに広島と共に歩んできた球団なんだなぁ。当時の広島の「カープファンでなければ人にあらず」的な風潮とフリーダム過ぎるファンのおっさんたちが予想以上で笑ってしまった。暴徒と化したファンが巨人の選手にサイダー瓶投げ込んでリーグ脱退の危機に瀕したとき真犯人の身代わりになって警察に出頭したという2人にノーベル平和賞をあげたい。
あのラストは次にカープが優勝した年、大人になったヤス、ユキオ、マナブが再会する「赤ヘル20××」への布石だと信じて疑いません!
カープファンと広島を愛する人にぜひオススメしたい。 -
最高でした
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メジャーな作家がカープ(と原爆)をしっかり題材にとりあげてくれたことに。
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いつもの重松さんらしい、少年たちの友情物語と思いきや、少年半分×カープ半分というくらい、カープ記事も満載。戦争の話もからみ、テーマが多すぎるという気もするけれど。野球に詳しくない私には、カープの快進撃は読みやすいとは言えず、流し読みしちゃったところもあったけど。そんな私のために、ぜひともドラマ化を希望。絶対、泣けちゃうなぁ。
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個人的に野球には全く興味ないんですが、そんな俺にも全く不都合はありませんでした。戦争を知らない世代ではありますが、だからこそ読んでおくべき1冊だと思いました。
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【選んだ理由】
カープの初優勝関連の本で読み物として面白そうだったから。
【読んだ感想】
量はあるが面白かった!転校を何回かしたことある人ならもっと感情移入できたと思う。
イーグルスの初優勝もこんな感じで、物語になる日がくると思った。伊坂幸太郎とか書いて欲しい。