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- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062187077
作品紹介・あらすじ
十七世紀は、大哲学者の時代、といわれます。その中でも代表的なのが、デカルト、スピノザ、ホッブズ、ライプニッツです。
デカルトは、「近代哲学の父」と称され、「われ思う、ゆえにわれあり」は、あまりにも有名です。スピノザは、「神即自然」と言いました。聞きようによっては、無神論にもみえる、なかなか危険な哲学です。ホッブズは、国家を考え、社会契約説を打ち出しました。ライプニッツは、モナドという独特のアイデアから巨大な哲学を構築しました。
それぞれ大哲学者であることは、衆目の一致するところですが、著者は、この4人に、深い連関を見て取ります。
それまで自明だった世界の底が抜けて、足元の支えがふっと消えてしまった世紀。それが十七世紀の本質であって、哲学もまた、底が抜け、「無限」が口を開いている。宇宙の無限、神の無限。
そのような事態に、どのようにして彼ら4人は、立ち向かっていったのか。
それを読み取ることは、もっともスリリングな哲学的営為ではないか。
明快な文章で、4人の大哲学者の本質にせまる力作。
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