デッド・オア・アライヴ

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  • 講談社 (2013年12月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062187596

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デッド・オア・アライヴの感想・レビュー・書評

  • アンソロジーのいいところは、ふだんは手に取らない作家の作品に触れられるというところ。
    横関大さんと鏑木蓮さん目当てで買ったのだが、他の作家さんの作品も面白く読めた。遠藤武文さんのは、あれはなんなんだろう、不思議な内容の作品だった。
    一応帝国ホテル縛りにはなってるけど、あんまり関係なくなっちゃってた気がする。2013年9月7日の12:00に帝国ホテルにいる、ということの意味がイマイチわからなくて、まあわからなくても作品を読むには関係なかったけど、ちょっとあてが外れた感じがする。

  • 2013年9月7日午後12時、帝国ホテル、という同じ時空間を7話すべてで共有し(前話の登場人物がちょろっと次話で登場する連作風になっている)、尚且つDead or Aliveという共通のテーマを盛り込みつつも全く違うストーリーがそれぞれ展開され、書き手は全員江戸川乱歩賞受賞作家という趣向を凝らしたアンソロジー。

    薬丸岳『不惑』
    竹吉優輔『イーストウッドに助けはこない』
    高野史緒『悪魔的暗示』
    横関大『クイズ&ドリーム』
    遠藤武文『平和への祈り』
    翔田寛『墓石の呼ぶ声』
    鏑木蓮『終章〜タイムオーバー〜』

    一番気に入ったのは『イーストウッド〜』かな。一番シンプルで、単純に楽しかった。
    『悪魔的暗示』は、島田荘司の『ロシア幽霊軍艦事件』を思い出した。あの作品でも、ニコライ皇帝の第四公女アナスタシアの生存が物語のキーになっていたけど、現実として、アナスタシアの死亡がはっきりと認定されたんだったなぁ。そうか、サンクトのペトロパブロフスク教会に埋葬されてるんだっけ。

    どの作品も悪くはないが、どれも短編にするには盛り込みすぎ、もう一押しあればもっと面白かったのに短い、という、どっちつかずになってしまった気がする。趣向を凝らしすぎたか。

    ミステリを読み慣れた向きにはやや物足りないだろう。ミステリ初心者が何の予備知識もなく読んだら、めいっぱい楽しめそうだ。

  • 薬丸岳氏の夏目シリーズが読みたくて手に取った本。
    帝国ホテル縛りという制約の中で
    これだけ幅広い作風に出逢えるのはかなりお得だと思う。

    不惑(薬丸岳)
    話のラストで動機が一気にひっくり返るのがすごい。
    というか夏目のハンパない達観振りには感嘆した。
    イマドキこんな達観した40歳はそうそう居ないんじゃないか(爆)。

    イーストウッドに助けはこない(竹吉優輔)
    導入部を読んだ時点で
    どうやって帝国ホテルを絡めてくるんだろうと思っていたが
    意外とうまいこと纏まったので驚いた。
    これも最後のどんでん返しが爽快。
    そこに至るまでの追い詰められっぷりがものすごかったので余計に。

    悪魔的暗示(高野史緒)
    実在の人物を絡めてくる力業。
    連城三紀彦氏の『黄昏のベルリン』を彷彿とさせる。

    クイズ&ドリーム(横関大)
    …ああ懐かしい『ファミリータイズ』。マイケル・J・フォックス(笑)。
    まさかSFを繰り出されると思わなかったので吃驚だ。
    『BACK TO THE FUTURE』観たいなぁ久し振りに。
    つーかPART3観た記憶がないんだけど…(笑)。

    平和への祈り(遠藤武文)
    作中に作者登場、ということなんだろうか。
    なんつーか、シリアスな聖おにいさん的な?(爆)。
    作家に起こった断片的な出来事たちが最後にひとつに纏まる様は圧巻だった。

    墓石の呼ぶ声(翔田寛)
    この話がいちばん帝国ホテルの歴史的な部分に深くかかわっていた気がする。
    最後に辿り着いた結末は恐ろしいものだったけど
    それが真実か否か曖昧に終わっている辺りがステキだった。

    終章~タイムオーバー(鏑木蓮)
    満足に体が動かない状態で頭をフル回転させて真実に辿り着いた
    凛子の聡明さと大胆な行動に吃驚。
    人を束ねる人はこうでなくちゃいけないんだろうな。
    これも最後のどんでん返しが鮮やかな話だった。

  • ミステリ―と勢いを楽しむための様な本だった。
    帝国ホテルの一日を取り巻くそれぞれ事情もあれば名前しか出ない作品もあって、思っていたほどホテル押しではなかったですが、映画が軸になっている二本が面白かった。

  • (収録作品)不惑(薬丸岳)/イーストウッドに助けはこない(竹吉優輔)/悪魔的暗示(高野史緒)/クイズ&ドリーム(横関大)/平和への祈り(遠藤武文)/墓石の呼ぶ声(翔田寛)/終章ータイムオーバー(鏑木蓮)

  • この中では竹吉優輔さんの作品が一番好き。

  • 江戸川乱歩賞作家たちによるアンソロジー。横関大の『クイズ&ドリーム』はミステリーというより世にも奇妙な物語風。でも、これが一番面白かった。大学受験で世界史を断念して、日本史への転向を余儀無くされた僕としては高野史緒は辛いなあ。長編は無理。受賞作品を未読だった竹吉優輔を探してみよう。

  • ミステリー短編集

     オープニング「不惑(薬丸岳)」はなかなかのどんでん返しが切れる。短い話のなかでまとめあげたストーリーがいい。

     「イーストウッドに助けはこない(竹吉優輔)」がけっこう楽しい。ドタバタなんだがあり得ないぞーって叫ぶ気がしないほどシンプルかつストレートな逆転劇がスッキリ感を呼ぶ。いいな、これ。

     「悪魔的暗示(Наваждение)(高野史緒)」は背景に乗る前に断念。なんか乗れなかった。

     「クイズ&ドリーム(横関大)」がよい。いやぁ、よい。未来の自分に加えて・・・。こんなハートウォーミングなどんでん返しは大歓迎だな。

     「平和への祈り(遠藤武文)」の非現実感にはついていけずに流し読み。

     「墓石の呼ぶ声(翔田寛)」は悪くないけれど文章が単調で飽きてしまった。

     「終章~タイムオーバー~(鏑木蓮)」はありきたりかな。話がスムーズではない感じ。

     横関大作品の上質さが高得点。なかなか面白かったぞ。

  • 帝国ホテルが舞台のミステリーアンソロジー6篇。
    帝国ホテルである必要が特にないのでは?と思ってしまい、読みながら作品との距離が遠くなっていったものもあったけど、色々な作家さんのお話を読めて良かった。
    薬丸岳さん「不惑」、鏑木蓮さん「終章〜タイムオーバー〜」が印象に残った。

  • 江戸川乱歩賞作家によるアンソロジー。乱歩賞作家さんとは相性がいいのか、どれもハズレなしで面白かったです。

  • 色んなタイプの話が楽しめる

  • 好きな作家さんが何人かいたので期待し過ぎたかな…。
    あまり好みでない話が何作かありました。

  • 2014/3/30〔日曜日〕

  • 薬丸さんと鏑木さんの作品は好きですが、他は
    私には合わなかったようです、、、
    帝国ホテルつながりの面白さも感じられませんでした。
    せっかくのオムニバスなのに、もったいないなぁ

  • 乱歩賞作家たちによる連作ミステリアンソロジー。連作といっても個々の物語のかかわりはあまり大きくなく、それぞれに独立した短編として読めます。
    お気に入りは横関大「クイズ&ドリーム」。一風変わった物語だけれど。いい意味で予想を裏切られた結末にはちょっとほろりとさせられる部分も。
    鏑木蓮「終章~タイムオーバー~」も好き。どきどき感もかなりのものだし、ミステリとしての部分も見事。

  • 乱歩賞作家によるアンソロジー。
    予備知識無しで読んだけど、帝国ホテルを絡めるってことでいいのかな?

    最後の編はちょっと引き込まれもしたが、全体に可も無く不可も無く進んだ。
    もうちょっと、あと一息で面白くなりそうだが...という感じ。やや消化不良。

  • 江戸川乱歩賞作家による、短編集。
    どれもさすが。
    私は クイズアンドドリーム 横関大
       平和への祈り 遠藤武文
    が奇想天外でよかった。 

  • 江戸川乱歩賞作家アンソロジー
    テーマが帝国ホテルらしい
    受賞式を帝国ホテルでするからか

    でも、必然性がなかったりして、こじ付けっぽい

  • ううーん。。。
    最後の鏑木さん以外面白いと思わなかった・・・。

    なんか、私には「同じ場所で同時刻に」っていっても
    かかわりが各話にあるわけでもなく、、、
    意味あるのかなあと思ってしまいます。。

  • 各作家に与えられたテーマを基に、更に同一場所・同一時刻に時空間を共有させつつ物語が進行する。そんな中でそれぞれの作家が描くミステリーが内容に富んでいてひじょうに面白かった。たまたま手にした作品だったが一気に読み切ってしまった。結構おすすめかもしれない。。。

  • 【収録作品】薬丸岳「不惑」(夏目刑事もの)/竹吉優輔「イーストウッドに助けは来ない」/高野史緒「悪魔的暗示」/横関大「クイズ&ドリーム」/遠藤武文「平和への祈り」/翔田寛「墓石の呼ぶ声」/鏑木蓮「終章~タイムオーバー~」

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デッド・オア・アライヴの作品紹介

7人の著者に与えられたテーマは「デッド・オア・アライヴ(生死の危機)」。さらに、各作品の登場人物が2013年9月7日正午の帝国ホテルに同時に存在するという時空間の共有の下、それぞれのミステリーが進行する。
薬丸岳「不惑」
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竹吉優輔「イーストウッドに助けはこない」
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