マレーシア航空機はなぜ消えた

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著者 : 杉江弘
  • 講談社 (2014年7月8日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062190275

マレーシア航空機はなぜ消えたの感想・レビュー・書評

  • そういや、あの事件はどうなったんだろう?と気になって読んでみた。
    真相自体は闇の中ではあるが、少なくとも有り得ない仮説が何なのかは理解できたとともに、ケースとして出された過去の航空事故の解説が簡にしてよくまとまっておりよかった。

  • 機長がかなり衝動的に犯行を決意したと言う可能性も決して否定できない。

    なぜ事件の核心に迫らないでそれらしい解説をするのだろうか?

  • ヒューマンエラーでの事故が多い。この事故の後のジャーマンウィングの事故を予言していて、驚いた。

  • なぜマレーシア航空機が消えたのか、
    事実や経験から分析した推論もなるほどと思えますが、
    これまでの航空機の事件や事故についてわかりやすく説明されています。

  • 結局何だか分からないままなのか…。

  • 今年(2014)3月上旬にマレーシア航空機の消息が不明になり、私も最後はよく把握していませんが、不明のまま忘れられているような事件がありました。筆者は、事故ではなく、事件と断定していようですね。

    インターネットなどの技術が発達しているわりには、わからないで終わってしまう事件が現在でも起きてしまうのですね。数日前から、それらの真相?に触れている本も読み始めたので、それは読み終わってからアップするとして。

    この本は元パイロットでありジャンボ機を実際に操縦されていた杉江氏により書かれた本です。パイロットらしくその観点からこの事件はどうだったのかと考察されています。最終的な見解が少なくとも私が知る限りでは無いこの事件について、この本に書かれていることは参考になりました。いずれ真相が出てくるとイイですね、ケネディ大統領暗殺や911事件のように。。

    私も仕事がら時々飛行機に乗って外国に行きますが、日本の空港に着陸するときにいつもほっとします。このような事件が起きないように祈るばかりです。

    以下は気になったポイントです。

    ・現代のハイテク機は、コンピュータを駆使した自動化システムにより平常時であればパイロットはラクにフライトできる。その反面いったんトラブルが発生すると、何から手をつけていいかわからなくなり、パニックに陥りやすくなる(p18)

    ・1965年にシンガポールからマレーシアから離脱独立したのを契機に、マラヤ航空は両国政府の共有となり1967年にはマレーシア・シンガポール航空となった。1971年に共有が解消されて、分離。(p20)

    ・1977年当時の日本航空は機長全員管理職制度を導入していて、部下の副操縦士は上司に何もいえず、クアラルンプール事故を起こした(p27)

    ・MH370便と官制、マレーシア航空や政府とやりとりする手段として、無線・トランスポンダー・エーカーズの3種類がある(p66)

    ・対象の便の航跡や、燃料切れになった地点は、エーカーズにより当局側は把握していたと考えられる。(p74)

    ・何の連絡も無く航路をはなれて左旋回してインド洋方面にむかったこと、トランスポンダーのスイッチが切られたこと、事故ではなく事件の可能性が高いのに公表していない(p77)

    ・日本では事故が発生すると、国交省が所轄する運輸安全委員会と警察が同時に調査を始める、この方法はアメリカの方法ではない。他の部分(整備、飛行場、官制、パイロット訓練等)はアメリカ式なのに(p105)

    ・安全な航空会社の選び方として、アメリカのメジャー航空会社の、大型機で運行する便を推奨する(p112)

    ・現在の機長の航空法上の権限とは、出発時にすべてのドアが閉められた後は、到着していずれかのドアが開かれるまで、たとえ航空会社の社長であれ内閣総理大臣であれ侵す事が出来ない(p190)

    ・三人から二人乗りになったことで、航空機関士が受け持っていた業務を二人でカバーする必要が有る。そのためにグラスコックピット仕様を採用、全ての計器類を配置できないので、3種類のディスプレーに全ての情報を内在、表示をデジタル表示にした(p196)

    2014年11月3日作成

  • 機長経験者の本。過去の事故やトラブルの事例も多く紹介されていて、報道された色々な推測を検証していて面白い。
    やはり機長がハイジャックして、後方の乗客や乗員は気づいていなかったのではというのが著者の結論。
    飛行機事故の色々を知るに面白い本。

  • 発生が2014/3/8。現時点(2014/10)でも謎の事件。情報網がこれだけ発達した社会にあっても、「消える」という事態が生じているのだから、尋常ではない。航空安全の専門家が様々な可能性を提示する。真相が明らかになる日は来るのか。

  • ウクライナ上空で撃墜された17便ではなく、今年の3月にマレーシア上空で行方不明となった370便の事件について、かつて現役機長として現場空域の飛行経験もある著者による分析。事件発生直後に流れた「中央アジアまで飛行してタリバンに引き渡されたのでは」、「米軍が極秘に機体を保管しているのでは」等の様々なゴシップ的な推論に対して、現在私たちが知りうる情報と機長としての経験をもとに検証していきます。非常に理路整然と選択肢を一つ一つ消してゆく著者の推論の進め方には飛躍がなく、説得力があります。その著者がもっとも可能性が高いと推測するのが「機長自らの政治的な意図を動機とした事件ではないか」というもの。なぜその結論に収斂するのかは本書を読んでみてください。
    この事件に限らず、様々な過去の航空機事故を引き合いに出し、その根底には「空の旅は何よりも安全が最優先で、人生のよき思い出となるべきであって決して悲劇の現場となってはならない(本書あとがきより)」という著者の強い信念が伝わってきます。
    日本では航空機に限らず事故調査が「再発防止」よりも「刑事責任追及」に重点が置かれている現状に対する警鐘など著者の様々な提言にも共感できる部分が多いです。

  • アメリカのテロ前、飛行中のコクピットに招待頂いた時の事を思い出しました。
    約300人の乗員、乗客の命を預かっていると思えば、とても自分には務まらない責務だなと感じたと同時に、何もしなくても飛んでいる自動操縦に驚きました。

    責任者というポジションには人格が求められるものと思ってますが、親族、政治を含めた思想信条まで求めるとなると…。

    そんな仙人みたいな人、何人いるのでしょうね。

    とはいえ、本当に、犯人探しで終わるパターンではなく、次は、どうするか?

    人間を過信しない、安全なシステム作りに繋げて欲しいですね。

  • 今の若手はダメだ的な発言や、デシタル表示の計器を批判してアナログ計器を賛美するなど、老害感が鼻につくところではあるが、内容は素晴らしく面白い。著者にしかないであろう専門的な知見のもと、納得感のある結論に持っていっている。

  • 謎の航空機失踪事件。機が失踪したおかげで巨万の富を得た者がいるんじゃないの?半導体の特許を独占できたのはロスチャイルドじゃないの?という陰謀説を頭に入れながら読むと楽しいですぜダンナ。

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マレーシア航空機はなぜ消えたの作品紹介

B747ジャンボ機乗務時間世界一の元機長が、航空史上最大のミステリーを解き明かす!
乗客乗員239名を乗せて突如消えた、5つ星エアライン・マレーシア航空370便。筆者は事件当初から、前例なき異常の原因を予測していた。同じ空域での豊富な飛行経験なくしては語れぬ真実。テレビ朝日「ワイド!スクランブル」をはじめとする16日連続スタジオ生出演で、なにが「正しく」、なにが「ガセネタ」かを明らかにしてきた筆者が、未曽有の航空機事故の真実に迫る。

マレーシア航空機はなぜ消えたはこんな本です

マレーシア航空機はなぜ消えたのKindle版

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