- Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062192026
感想・レビュー・書評
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【西尾維新×VOFAN 待望の新シリーズ】
「今日子さんには、今日しかない。」
掟上今日子(おきてがみきょうこ)――またの名を、忘却探偵。
すべてを一日で忘れてしまう彼女は、事件を(ほぼ)即日解決!
あらゆる事件に巻き込まれ、常に犯人として疑われてしまう不遇の青年・
隠館厄介(かくしだてやくすけ)は今日も叫ぶ。
「探偵を呼ばせてください――!!」
スピーディーな展開と、忘却の儚さ。
果たして今日子さんは、事件の概要を忘れてしまう前に解決することができるのか?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小説・漫画・ドラマの全てが高レベルな作品なので、万人にウケる西尾維新作品としては今日子さんがTOPに入ってくるのではないだろうかと思っています。
この作品と出会ったきっかけは小説版の本書なのですが、その後に時間を置いて漫画とドラマを全て見た状態です。
そのため、小説版を揃えようとした時に(既に別媒体で読んだ内容を再度読むのもなぁ)となってしまうことも。。。
いつか全巻揃えたいとは思ってます‼︎ -
今日子さんとは、1人で決断できる賢さを持つのに間に合った人だと思います。
「忘れる」という現象は、人が生きる上で当然に起こることですので、今日子さんが主人公になり得るのは、「忘れるから」ではないと思います。
でも、昨日の「何か」ではなく「昨日」を忘れてしまっても、今日も何かを「決断する」場面はあり、そのための決断には、基づく根拠が必要です。
根拠の候補には、例えば誰かの助言や、自分の価値観などがありますが、ここで今日子さんにとって「誰かの助言」は、記憶に残らないため「ない」ものとみなされるはずですので、今日子さんのすべての決断は、自分の価値観に基づいていると考えられます。
「根拠」が足りなければ、決断に至らず迷います。でも、今日子さんは、昨日のできごとは忘れても、すでに培った価値観は、生きていくのに十分なほど揺るぎないものであるため、自分の価値観「だけ」で今日も生きていられるのだと思います。
今日子さんが格好いいのは、昨日を忘れても今日を生きられるからではなく、昨日を忘れても今日を生きられるほどの価値観の蓄積をすでに済ませていると思うからです。
なぜ昨日を忘れてしまうことになったのかとともに、いったいどんな経験を積んで価値観の蓄積に至ったのかも気になります。 -
何回読んだかわからん
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掟上今日子の備忘録/西尾維新 #読了 11/4
掟上今日子には今日しかない。事件を1日で解決し、明日がくれば全て忘却する。
読むのは3回目。西尾維新先生を知った作品です。色褪せないなぁ。 -
読みやすく、登場人物が魅力的で良かったです。
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短編5話のうちの第四話は作家松岡圭祐を思い起こした
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寝ると記憶がなくなってしまう忘却探偵の今日子さんが事件を解決していくお話しだが、登場人物の名前の読み方がそのまま読めなく、何て読むんだっけ?と前のページを何度か探ってしまった。私は今日子さんより記憶維持が難しいなと感じてしまった。
私には事件解決の話しより厄介との関係を楽しめるお話しでした。
ドラマ化されていると途中で知り、そちらを見てみたい気持ちになった。
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面白かった。
このミステリーは当てられる気がしない笑