私の命はあなたの命より軽い

著者 :
  • 講談社
3.23
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本棚登録 : 883
感想 : 178
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062192057

感想・レビュー・書評

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  • うーん、ラストが!

  • 最後の1ページ!

  • 2時間くらいでさっと読めて、ひまつぶしとしてはOK。
    まー、でも気分悪いテーマで内容だよね。
    どうせここまでのテーマで突き詰めちゃうなら、あんな思わせぶりなダークなラストで終わらないで、その先のドロドロを描き切ったほうが、イヤミス的なくっきりとした印象を残せるのにな。
    設定としても、こんな大事なことを離れて暮らしている姉が知らないとか、ちょっとあり得ないし、なんとか言いくるめて里帰り出産はさせないだろうし、そうはいっても父親の発言としてはあり得ないし、とちょっといろいろ不思議だった。
    あと、人が死にすぎ。
    同じような設定でも「朝が来る」のほうがよっぽどしっくりくるけどね。

  • 好みの問題でしかないけれど、一番嫌な終わり方だ。
    美和目線で見ると悲しいけれど、こんなに嫌な気分にはならないのかな。

  • 命の重さに重い軽いがあるわけがありません。父親が怒りを覚えるのは当然でもその後がえげつなさ過ぎて理解できませんでした。母親の妹に対する態度もありえなければ、そこへ里帰り出産を認めてしまうことも信じられない。そもそもあなた方だって親でしょう。いろんな所が間違っていると思います。ところが近藤さんの黒い話は読んでいる間こんなにも合わないとか嫌だとか思うのになぜか最後までぐいぐいと引っ張られてしまいます。一気にラストまで読み切ってしまいました。それにしても、ラストまでそんな後味でなくてもいいのに。

  • タイトルに惹かれて読んだ。ストリーは主人公が里帰り出産で実家に帰る場面から始まる。家族がギクシャクしているけど理由がわからない。著者もなかなか種明かしをしてくれたいのでホラー?と思った。結局、妹の起こした問題が少しずつわかってくるけど、ちょっと期待外れだった。ラスト、わぁーと思いますね。怖いです。

  • 2019/03/24
    1時間ちょっとで一気に読んだ。
    ぞわぞわする感じで終わった。

  • Twitterで誰かがオススメしてた本。女性として生きることを考えさせられる内容だった。最初に謎がばらまかれてからはページをめくる手を止められなくなる。もっとエグいことになるかと思ったけど最後はそこか!っていう終わり方で報われない…

  • 私きょうだい居ないので…

    理想の家族像の壊れ方怖いなって。
    もうちょっとこうなんか、そういうものでなくて違う怖さを想像してたんだけど、、、
    最後のなにか示唆するものもすごく怖かった。

  • 夫の急な海外赴任の為に里帰り出産をすることにした遼子が、両親と妹がぎすぎすしている理由を探る。何とか柔らかい着地をしてくれないかと思っていたけれどラストが不穏で、中学生の時からの、身から出たにしても重すぎる諸々の現実がある上、自分が奪われた幸せを見せ付けられたら、仲良しでも歪んでしまうのかな…。

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著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。大阪芸術大学文芸学科卒業。1993年『凍える島』で「鮎川哲也賞」を受賞し、デビュー。2008年『サクリファイス』で、「大藪春彦賞」を受賞。「ビストロ・パ・マル」シリーズをはじめ、『おはようおかえり』『たまごの旅人』『夜の向こうの蛹たち』『ときどき旅に出るカフェ』『スーツケースの半分は』『岩窟姫』『三つの名を持つ犬』『ホテル・カイザリン』等、多数発表する。

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