居酒屋ふじ

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 57
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062193870

作品紹介・あらすじ

1983年、目黒区蛇崩に一軒の店ができた。店名『居酒屋ふじ』。強烈なキャラクターの「おやじ」高橋俊男と小気味よい包丁の音で彼を支える料理担当の「お母さん」高橋光子が二人で深夜まで営んでいる。そこには中日ドラゴンズの立浪和義が2000本安打を達成したバットが飾られている。なぜ、ここに。アルバイト帰りにふと訪れた「僕」はその謎を探ろうと、おやじの話に耳を傾けるのだが……。
戦後と昭和とバブルと平成。なさそうで、ありそうな、路傍のおやじが生きた八十余年が、僕たちの生きる道を照射する。

感想・レビュー・書評

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  • 居酒屋行きたいっす

    ってな事で、栗山圭介の『居酒屋 ふじ』

    居酒屋のお酒や料理についての話じゃなく、この居酒屋ふじ亭主の高橋俊男の壮絶な人生の語り。

    フィクションかと思ったけど、亭主は実在していたみたい。

    まあ、その人生はジェットコースターみたいにハチャメチャな人生なんじゃけど、皆に愛される不思議な人徳。

    笑いあり、涙あり、下ネタありで人生とはなんぞやと問い掛け、答えは自分で決めて生きなきゃと

    ええ加減じゃけど、人に好かれるこんな爺さんになりたいなっと

    これ、ドラマにもなってたなぁ。

    ドラマで観てみたい

    2019年36冊目

  • 強烈なキャラクターの「おやじ」と、
    料理担当の「お母さん」が深夜まで営む
    目黒区の「居酒屋ふじ」。
    店内には、たくさんの芸能人のサインと、
    なぜか立浪が2000本安打を達成したバットが…。
    伝説のおやじを描いた長編小説。

  • ああ、ここ知ってる。前を通ってただけだけど。
    というわけで手にとってしまった。
    こんなとこだったなんて、一度はいってみたかった。
    酒も飲めないのに思った。
    それにしても蛇崩(じゃくずれ)って、昔から何だかすごいと思ってた。

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著者プロフィール

栗山圭介(くりやま・けいすけ)
1962年、岐阜県関市生まれ。国士舘大学体育学部卒。
広告制作、イベントプロデュース、フリーマガジン発行などを手がける。
2015年、数多くの芸能人が来店する伝説の居酒屋の主人をモデルにした初めての小説『居酒屋ふじ』を上梓。
たちまち多くの話題を呼んで、同作は2017年7月にTV東京系列でドラマ化される。
また自身の大学時代をモデルにしたデビュー2作目の『国士舘物語』も大いに話題となった。
他の作品に『フリーランスぶるーす』がある。

「2019年 『ヒールをぬいでラーメンを』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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