夏のおわりのハル

著者 :
  • 講談社
2.60
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本棚登録 : 144
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062194082

作品紹介・あらすじ

夏休みが終わってバスに乗ったら、彼女に子供ができて電車に乗ったら、世界が少し変わっていた――。

中学三年生のハルと、小さなデザイン事務所で働くダイチ。気がつくと二人は、いつもと「少し違う」世界に迷い込んでいた。白いうさぎ、奇妙な双子、会えない手品師、水色のワンピースの女……不思議でどこかなつかしいこの世界に、二人はこのままいたいのか、抜け出したいのか。

あの日、何かができたのかもしれない。追憶が導く、過去と未来を繋ぐ“夢の中”。

一作ごとに違う風景を見せてくれる実力派作家の待望長編。

感想・レビュー・書評

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  • 人は悩みから逃れたいと足掻く時違う世界に行ってしまうのかも。
    夢と現実の狭間はすごく近いところにあって、踏み込んでこそはっきり現実を感じられるのかな。
    ハルもダイチも戻ってこられて良かった。
    過去は変えられないけど、消化してまた明日から一歩踏み出せる。

  • 読みやすくあっという間に読んでしまった
    何度も繰り返される話が少し長く感じた
    結局シュウちゃんはどうなったのか、よくわからなかった

  • 私はあんまり面白くなかった。単調というか淡白すぎるかも。

  • 現実と夢の境が曖昧で、読んでいるうちにこっちが参りそうになる。
    現実での問題に少しは進展があったのはまだ救いがあるが…

  • フワフワすぎて意味不明。  
    解読不可能でした\(//∇//)\

  • 2018/08/19
    1日で一気に読み終わった。
    んー。難しい話。結局夢なのかな?

  • ハルの話とダイチの話

    不思議なふわふわとした時間

  • 不思議な話は際限ないので、ある一定のラインまでに抑えて欲しい・・・

  • 不思議な物語だと思った。横浜が舞台になっているところに親近感を覚えた。でも、あんな風に現実ではなく、でも夢にしてはリアルすぎるような世界を描けるのがすごいなあと思った。のめり込むようにして読んでしまった。

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著者プロフィール

1979年東京都生まれ。2010年「国道沿いのファミレス」で第23回小説すばる新人賞を受賞。13年に『海の見える街』、14年に『南部芸能事務所』で吉川英治文学新人賞の候補となる。著書にドラマ化された『感情8号線』、『ふたつの星とタイムマシン』『タイムマシンでは、行けない明日』『消えない月』『神さまを待っている』『大人になったら、』『若葉荘の暮らし』などがある。

「2023年 『トワイライライト』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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