掟上今日子の推薦文 (講談社BOX)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (402ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062194501

作品紹介・あらすじ

企む芸術家。立ちはだかるは、記憶を持たない名探偵。

美術館で警備員を務める青年・親切守。
彼が警護するエリアには訪れるたび、
決まってある絵の前で立ち止まる白髪の美女がいた。
彼女は掟上今日子。またの名を、忘却探偵。
二人は警備員と観覧客のはずだった。
美術品を巡る、数々の難事件が起こるまでは――。

感想・レビュー・書評

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  • なんか乱読して結局読み終わるまで3ヶ月くらいかかった。
    ちょっと文体が苦手と思うようになってきたかも。

    一章
    鑑定する今日子さん
    美術館で警備員をする親切さんの依頼。親切さんの人生を狂わせた3人の人物。
    今日子さんがある絵で必ず長い時間鑑賞する、気になった親切さんは声をかける。2億の価値があるだろうという。しかし、ある日を境に今日子さんがその絵を素通りすることになる。なぜか気になり聞くと2百万の価値となっているという。
    二人目は絵が天才的にうまい少年。
    三人目は突然絵を杖で破壊した和久井老人。
    絵を破壊されたことで警備員を解雇されてしまった。
    なぜ突然絵を破壊したのか?今日子さんが謎を説く。

    2話 推定する今日子さん
    和久井翁から親切さんへ連絡が入り、仕事場を警備して欲しいと言われる、迷っているときに今日子さんにも一緒に警備をお願いしようと連絡するが、一日で解決できないのは受け入れられないという。
    しかし和久井翁のアトリエ荘(若手の画家を集めて養成しているマンション)には不穏な雰囲気があるということで実際に足を運ぶがそこには和久井翁が刺された姿で、、、

    3章
    推薦する今日子さん
    警察に通報せずに犯人を探す今日子さん。
    アトリエ荘の住民全員から事情聴取を終え、和久井翁を刺した人物の特定をする。
    特定した際にはわざと記憶喪失のふりをして自首を促した。

    付記
    親切は今日子から今日子への推薦状によって警備員の仕事につく。
    そして、和久井翁の作品は、親切が首になった美術館に展示されることとなる

  • ええ~、やくすけくんが出てこない!
    ドラマで見てしまったお話だったが、あらすじを知っていると、この作者の文章がこんなにもクドく感じられるとは。びっくり。

  • ドラマでちょうどこの展覧会のはなしを見ちゃったので
    いつにも増してだるい印象に(笑)

    なんとなく一緒に見た話もドラマ最終回で
    切なくて
    がんばれやくすけな終わり方だったけど

    小説2巻はやくすけくん出てこないし(笑)
    だれだ守くんて

    今日子さんの謎にも迫れず
    このままだらだらいくのかと思わせる戦慄の第2巻

    置き手紙要素は面白い
    ドラマもあんまり見てないけど面白かった
    新垣さんがかわいい

  • 掟上今日子の推薦文/西尾維新 #読了 11/9 「あなたを推薦します。親切守さん。」 美術館の警備員をしていた青年は一つの絵を守れなかった事でクビになる。新しく雇われた先は絵を壊した張本人の額縁匠。絵を壊したのは、もとい額縁を壊したのは自分の額縁が取り替えられていたから……

  • 今回の相棒?は警備員の親切守。
    剥井少年、和久井翁が関係してアトリエ荘で起きた事件を解決していくが、話も無理なく合っていて読んでいて納得がいくお話しだったので、このシリーズで一番好きかも。

  • 忘却探偵の活躍は続きます。

  • 読みやすくて面白かったです。

  • 新垣結衣さんのドラマから!
    図書館でお借りしたが、1巻だけがずーーーーっと貸出中なので、この2巻から。
    ドラマの内容もところどころしか覚えていないので、新鮮な気持ちで楽しむことが出来た。
    …今日子さんって、こんなにがめつかったっけな〜。

  • 読みやすさの極み。
    そこまで深刻な展開はなく、でも引き込まれる謎解き。
    額縁作家って考えたことなかった、今日子さんにとっては2億の作品の価値が額縁を変えることで200万円まで下がっていたが、そこまで影響するものなのだろうか。アーティストの視点を取り入れた本作も面白かった。

  • 眠ると記憶がリセットされる。
    他に類を見ないと思われる特異な設定の探偵、掟上今日子が事件の謎を解く、忘却探偵シリーズの二作目です。

    語り手が前作と変わっていたのに驚いたのですが、全ての出会いが一期一会と言っても過言ではない忘却探偵には、寧ろ自然なのかもしれませんね。

    ただ、今回の語り手は台詞一つに対しても内面の思考の描写が多く、それが時に冗長に感じてしまいました。
    もう少しコンパクトに纏めても良かったように思うのですが。

    でも、謎めいた探偵の言動を考察し、その素顔を垣間見ようとすること自体は面白かったので、続編も楽しみにしています。

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著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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