せんそうしない

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (28ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062195492

作品紹介・あらすじ

ちょうちょと ちょうちょは せんそうしない
きんぎょと きんぎょも せんそうしない
くじらと くじらは せんそうしない
まつのき かしのき せんそうしない

谷川俊太郎の言葉で語られる戦争への思い、江頭路子の絵の透明な生命力が融合して、ひとつの世界観を作り出しています。人間の知恵はどこにあるのかを、静かに問いかける絵本。

感想・レビュー・書評

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  • えがしらみちこさんと谷川俊太郎さんとのタッグ絵本の2冊目を読む(こちらの方が先に出版)。

    メッセージには当然同意ではあるけど、「せんそうしない」と唱えるだけで本当に戦争は起きなくなるのか、考えてしまいました。政権の監視と抑止の仕組みが必要なのではないか…?

  • ちょうちょと ちょうちょは せんそうしない
    きんぎょと きんぎょも せんそうしない

    こどもと こどもは せんそうしない
    けんかは するけど せんそうしない
    せんそうするのは おとなと おとな

    うみと かわは せんそうしない
    つきと ほしも せんそうしない

    谷川俊太郎の詩を江頭路子が子どもたちの笑顔に託し水彩で表現した絵本

    明るい色彩で表情豊かに描かれる12場面の中で第10場面の暗い廃墟が目に焼きつく

    ひとが ひとに ころされる
    しぬより さきに ころされる

    戦後70年を機に出版された“戦争と平和を考える本”

  • ごはんと ぱんは せんそうしない
    わいんと にほんしゅ せんそうしない
    たとえ違う文化の国同士が戦争しても、文化は戦争しない、という意味かなと印象に残りました。

  • 6歳〜。優しい絵柄の中に、突然、子どもには怖いシーンが・・・。言葉で伝えてほしかったなぁ。
    子どもの年齢、性格により受け止めに差はあるのでしょうが、絵本ですので、繊細な性格のお子さまへの配慮が必要かと思いました。

  • 【紹介】せんそうしない (谷川 俊太郎,江頭 路子) - YouTube
    https://www.youtube.com/watch?v=p1rtYfUyjes

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    ちょうちょと ちょうちょは せんそうしない
    きんぎょと きんぎょも せんそうしない
    くじらと くじらは せんそうしない
    まつのき かしのき せんそうしない

    谷川俊太郎の言葉で語られる戦争への思い、江頭路子の絵の透明な生命力が融合して、ひとつの世界観を作り出しています。人間の知恵はどこにあるのかを、静かに問いかける絵本。
    http://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000189291

  • >ちょうちょと ちょうちょは せんそうしない
    きんぎょと きんぎょも せんそうしない

    こどもと こどもは せんそうしない
    けんかは するけど せんそうしない

    戦争するのは人間の大人だけ・・・本当にその通り!
    とても分かりやすい言葉で子ども達にも理解できる表現ができる谷川さんはさすがだと思いました。
    透明感のある優しい絵も素敵でした。

    誰も殺さない、殺されない世界を願っています。
    そのために私ができること・・・心穏やかに優しい気持ちで家族や周りの人達と接することじゃないかと思います。

  • しぬよりさきにころされる

    動物、虫、魚、植物はせんそうしない。違っててもせんそうしない。人間以外はせんそうしない。こどももけんかはするけどせんそうしない。せんそうするのはおとな。「しぬよりさきにころされる」って言葉にぐさっとくる。いつか死ぬけどでも戦争で殺されるってのは。愚かなのは人間の大人だけじゃん。大人もちょっと前は子どもだったのになあ。なぜ。谷川さんの言葉と江頭さんの透明感のある絵が無垢でより愚かさを際立たせる。せんそうしない。語り継がれるといい。戒めに。そして「おとなもせんそうしない」になるように。

  • 今の世界情勢に、この絵本は多くの人に読んで欲しいものだ。
    戦争はない方がいい。でもなくならない。なくならなくても、せめて自分の周りの幸せと生活をただただつつがなく送りたいものだ。
    世界中のあらゆる人々にとっても。

  • ちょうちょとちょうちょはせんそうしない
    きんぎょときんぎょもせんそうしない

    こどもとこどももせんそうしない
    けんかはするけどせんそうしない

    男の子と女の子が海へかけていく、そんな場面場面が谷川さんの詩とマッチしていく…
    日常の中にある大きなテーマ。
    せんそうが身近に、自分と関係あるものに感じられる。

    それでいて説教のようではない。
    当たり前のことがただ淡々と語られているから、すーっと自分の中に入ってきて、自分の問題になる。

    水彩の絵が淡く、優しく、きれい。
    こんな世界が当たり前でなくなるのか。
    守りたい、と思った。

    子供にも大人にもわかりやすく、
    それぞれがせんそうについて思いを馳せられるような絵本だと思う。

    8月、終戦記念日などに思い出して毎年読んで考えてみたい絵本。

  • 『せんそうするのは おとなと おとな』本文より

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著者プロフィール

1931年東京生まれ。詩人。1952年、21歳のときに詩集『二十億光年の孤独』を刊行。以来、子どもの本、作詞、シナリオ、翻訳など幅広く活躍。主な著書に、『谷川俊太郎詩集』『みみをすます』『ことばあそびうた』「あかちゃんから絵本」シリーズ、訳書に『スイミー』等がある。

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