- Amazon.co.jp ・本 (64ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062197335
作品紹介・あらすじ
人気作家の自由自在な想像力で、あの「おとぎ話」が新しい文学に生まれ変わった! 個性豊かな画家の美しい絵とのコラボレーションで贈る、現代版「絵本 御伽草子」シリーズ、刊行開始。
【シリーズ全6冊】
町田康×絵・石黒亜矢子「付喪神」
堀江敏幸×絵・MARUU「象の草子」
藤野可織×絵・水沢そら「木幡狐」
日和聡子×絵・ヒグチユウコ「うらしま」
青山七恵×絵・庄野ナホコ「鉢かづき」
橋本治×絵・樋上公実子「はまぐりの草紙」
感想・レビュー・書評
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面白すぎて2度読み。テンポよし。エログロなんだけど絵のタッチも合っているし話のこじれ具合がおかしい。
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「人間、むかつく。復讐してぇ」茶碗や傘、招き猫の置物など、捨てられた物たちが鬼へと変身し、次々に人をとって喰らう悪夢! 戦国時代の頃に書かれた絵巻物が、現代にパンキッシュに蘇る。怖い!というか、むしろ笑える!なんだ、これは?!
(一般担当/あほうどり) -
元々の話からかなりアレンジされており「あれ?こんな話だったっけ?」と思いましたが不気味でありつつもどこか愛嬌のある付喪神のイラストがとても良かったです。
話は巻末に掲載されている元々のものの方が好きです。 -
付喪神でも人間の姿になりたい。あ、念じたらそれっぽくなれちゃった!
そんな付喪神たちの人間を巻き込んだ争いが起こる。その運命やいかに。
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https://opc.kinjo-u.ac.jp/ -
大真面目な顔して、細かいことにつっかかりまくって、あららあららという方へことが進んで行く、町田康ならではの現代版御伽草子。あ〜おもしろかった。
これ書いてる時、町田さんも楽しかったんだろうな。 -
かしこの善人が、かしこの悪人を成敗したのか?
かしこの悪人同士たたかって、片方の悪人がたまたま勝ったのか?
読み終わり、このお話から何を教訓にすればいいのか大きな疑問が残ったが、何のことはない、はじめから全編にわたり、教訓は教えられていたのだ。
流石、町田節。
不条理だけれど、あほの悪人がそも悪い。