悪道 五右衛門の復讐

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著者 : 森村誠一
  • 講談社 (2015年9月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062197373

悪道 五右衛門の復讐の感想・レビュー・書評

  • すみみせん、基本的に読んだ本は全部アップするという方針なんで、気に入らなかった本もアップします。

    2年ほど前にとある処から譲り受けた単行本。このたび数年ぶりの部屋の整理を思いつき、1年数ヶ月前の地層から発掘した本である(^_^;)。

    知らなかったが「悪道シリーズ」第四弾らしい。森村誠一がずっと前に赤穂討ち入りを小説にして映画化されていたのは知っていた。何時の間にか歴史小説家になっていたようだ。しかし、正直私の好みに合わない。前半はむしろ小説版江戸薀蓄本みたいな、歴史科学の新発見を残らず紹介しようとするような、人によっては面白いかもしれないが、私には無味乾燥な内容が続く。物語が始まっても、主人公たちの当てずっぽうの推理が、悉くそのまま「荒筋」になって行く、艶のない小説。

    主人公英次郎たちの想いは147pに綴られている。「一統は、必ずしも徳川宗家に忠誠を誓ったわけではない。無量の血を流して、ようやく獲得した泰平の代を、大昔の怨念のために覆してはならぬ。」その一点で、超人的な働きをしている。森村誠一が、基本的に反権力的な小説を書いてきたのに、徳川を護る用心棒集団みたいな小説を書いたのは、自分なりに統一が取れていると自負しているのだろう。

    しかし物語は牽強付会、そろそろ老害の弊が出ているのではないかと思う。

    2017年3月27日読了

  • シリーズ4弾目。

    初代団十郎ネタとか素材はいいものを見つけてきているのに、処理がひどすぎます。
    団十郎刺殺時の出し物を変更したり、五右衛門ネタも徹底されていないし、ほぼファンタジー時代劇化してしまっているので残念です。
    次作もありそうだけど、もうどうしようかな。

  • 悪道シリーズ、4作目。

    シリーズの続編を匂わせているのだろうが、少なくとも最後の3章分は次作に回しておくべきではないか。中途半端という印象しか残らなかった。タイトルを「五右衛門の復讐」としたところで、結局、最後にしゃしゃり出てくる黒幕はあの人だし、、、。おそでさんも聖人君子っぷりは尊いことだけれど、ちょっと能天気過ぎると思える行動に唖然。陰謀を企てる方も阻む方も皆が皆、阿呆に思えて興醒めしてしまった。

  • 久々の森村誠一の小説で時代物は初めてだ。江戸初期の平穏な徳川の世を覆す事を企む石川五右衛門の血族?、を頭とする敵と戦う隠密集団との戦いを描くも、内容、文書が難解で読み難い。黒幕、黒幕、黒幕と繋がりよく分からん。

  • 江戸時代忍者活劇。殺陣シーンがかっこいい。かさね飼いたい。女性キャラが、いかにも男性が書いたという感じ。
    森村さんは「悪魔の飽食」のイメージが強烈だった作家さん。ほかのドキュメンタリーも読みたい。

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悪道 五右衛門の復讐の作品紹介

忍者の末裔・流英次郎に率いられる一統は、将軍の密命のもと、何度も共に死線をさまよってきた。すべての密命を果たし終えて、一統は江戸に帰府し、歴戦の疲労をいやしていた。そこへ将軍の新たな密命が下る。将軍自らの城外微行の護衛をせよとの命。早速将軍一行は街へ繰り出し、将軍は「鰻の蒲焼」など庶民の暮らしを堪能する。一行が両国に差し掛かったとき、事件に遭遇する。大道芸人の「叩かれ屋」が客に首を斬り落とされたのだ。一行はすぐに帰城するが、天下泰平を揺るがす事件は、それだけにとどまらなかった。こんどは麹町の大店「弁天堂」の蔵が破られ、三千両もの大金が盗まれる。聞き込みの結果、叩かれ屋殺しの下手人が役者の生島半六に似ていることがわかる。半六は以前、「石川五右衛門」の舞台上で主演の市川團十郎を刺し殺し、それっきり姿をくらました男だ。また、弁天堂の錠前破りも、五右衛門の手口に酷似しているという。なぜ百十余年もしてから、石川五右衛門が関わってくるのか。五右衛門に関係ある者が江戸で何かを企んでいる。不吉な蠢動を英次郎が感じていた矢先、なんと半六の水死体が大川で発見される……。

悪道 五右衛門の復讐はこんな本です

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