ウォーク・イン・クローゼット

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062197571

感想・レビュー・書評

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  • 中編2編。すとーかー。都会に出ていき、戻ってきた男子。ずっと田舎で過ごしていた女子…。再会した2人は??男子の無意識の狡さ、それに対する女子の苛立ち。私はタイプが違うが、澱のように積もる女子の苛立ち感は同感出来る。リアでは家族が同じように苛立ちを積もらせているのかもしれない。

    表題作のウォークインクローゼット。アイドル?の友人、そしてその妊娠出産にまつわるパパラッチ。設定は非現実感が漂うが、女性2人のクローゼットの中身の描写が華やかだし、それにコーディネートと男性を重ねている描写にかつての20代OL…現在40歳の肥満母…として興味深く読み進めました。

    蹴りたい背中は確か、高校生達でしたが、本作は20代半ばぐらいの女性たち。私自身のあの頃の衣服への気持ちをなつかしく、切なく、ほろ苦く…思い出します。あの頃。休日の夕暮れのデパート。今とは全く違うことに、頭をいっぱいにしていた自分。

  • いちおう追いかけている作家さんですが、もう読むのはやめてもいいかなあという出来でした。どこかで読んだことのありそうな既視感で。

  • ストーカー怖すぎ。
    H27.11.29読了

著者プロフィール

小説家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

綿矢りさの作品

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