図書室で暮らしたい

著者 :
  • 講談社
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感想 : 256
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  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062198349

感想・レビュー・書評

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  • 辻村さん、大好きな作家さんなんだけど
    なんだか嫉妬してしまった。
    有名な作家さんに覚えられたり
    サインを頂いたり。
    それだけ幼少期から文章力があった
    ということなんだけど
    うらやましー!

    子育ての話や、創作の裏側など
    楽しくて一気に読んでしまいました。

  • 図書館で暮らしたいだと思っていたら、図書室だった。
    うーん、似たようなもん!?
    1)週刊エッセイ、2)本、映画などのこと、3)育児のこと、4)祖父のこと、5)自作解説、6)直木賞に決まったことの6つからなる。
    3)育児のことは、子どもがいない自分には遠い話だったけど、それでも作家の日々の考えがわかっておもしろい。
    2)本、映画などのことについて書かれたものは、「あ、そんなのがあるんだ、読んでみたい、観てみたい」と思えるところが魅力的。それ以外の部分は、作家のこれまでの歩みがみられるので好きだなぁ。

  • 辻村深月さんのエッセイ集。好きな作家さんのエッセイを読んで共感出来ると二倍嬉しい気持ちになります。エッセイは小説より更にその作家さんの生活を反映しているように思えるからです。
    “怖い夢”は、私も似たような夢をよくみました。私の場合は買い物途中や駅構内で、まだヨチヨチ歩きの長男が居なくなってしまう夢でしたけれど^^;
    “母子手帳にできること”のエピソードは『島はぼくらと』に出てますね。感動します。
     辻村さんの好きなもの、本や漫画や映画等についても書かれていたり、また、辻村さんが書かれた小説の解説もあったり、楽しめました。
     一番印象に残ったのは、「大丈夫」「大丈夫じゃない」のエピソードです。これは子育て経験者にもっとも共感されるのてばないでしょうか。私も胸が痛いというか、反省しきり…、というか(汗)

  • 小説を越えるエッセイにはまだ会えない。

    でも少し辻村さんに近づけたかな・・

  • 雄弁じゃない方が伝わることがあるなんて、言葉とは不思議で、そしてあまのじゃくなものだ。

    自分の好きなものが私だけのものではない事実を目の当たりにした衝撃に、嫉妬や寂しさが入り混じった息苦しさを覚えた。

    小説というものが自分にあってよかったと思う。失ったものもあるけれど、それでも小説を通じて、私の人生が得たものは計り知れないほどに大きい

    辻村さんのエッセイには泣かされてしまう。どこがっていう感動ポイントがあるわけじゃないんだけど、何故か。優しい人だなって思うからかな。

  • 辻村さんのエッセイと、好きなもの(小説・漫画・アニメ・演劇など)語りと、他の作家さんたちとのあれこれ。
    いや、凄く面白かった。
    好きな作家さんの好きな本が知りたくて読み始めたので、エッセイは軽く読み飛ばそうかなと思っていたのが大きな間違いだった。
    隅から隅まで全部面白い。
    これまでの本の自作解説も作品の裏側や想いが知れて嬉しかった。ファン必読です。
    ファンレターを書いた小野不由美さんに言われた衝撃の一言に笑ってしまった(バレてる!)。
    講談社サイトの著者コメントで友達になってもいいと思われたら幸せと書かれていた。
    むしろお友達になりたいです!←

  • エッセイ。途中に特別収録の短編がひとつ入っている。
    最後に入っている[17歳のサイン会]を読んで。
    辻村深月を好きでよかったなぁって、胸がぎゅって。なった。
    辻村深月の根底にこの17歳の支えがあるかぎり、辻村深月は色褪せずザリザリした私好みの物語を紡いでくれると思う。
    これからも追いかけて読もう!と思いました。

  • 辻村深月のエッセイ。
    学生の頃のエピソード、デビュー時の秘話、直木賞受賞の裏側、そして母親としての日常などなど、この一冊で辻村深月についてとても詳しくなったような気がします。

    デビュー10周年ということだけれど、その内容はどれもどこか初々しい。
    作家である彼女の、喜びや戸惑い、驚きや葛藤が飾らない言葉で丁寧に綴られていて、ありのままの姿がすぐそこに感じられました。
    とにかく本が大好きで、小説の中の世界こそが自分にとって紛うことなき現実だったあの頃。
    そんな原点がなんだか私自身と被ってしまって、照れ臭いような気持ちになりました。
    好きなことをひたすら追いかけ続けて、作家になろうと決めて、書きたいことはたくさんあって。尊敬です。

    自作解説がとても良かった。ぜんぶ読んでみたくなった。
    私以外と辻村深月って読んだことなかったんだよなー。

    すごく良いきっかけになりそうな一冊です。

  • 日経新聞のプロムナードを楽しみに読んでいたのでもう一度じっくり読み返せて良かったです。
    辻村深月さんのエッセイは安心して読めて優しい気持ちになれます。

  • 絶対、辻村深月さんとは友達になれる。
    大変僭越ながらそう思う。
    エッセイに出てくる本・映画・作家、全て自分もかつての思い出とともに記憶に残っているものばかりで驚く。

    きっとこのエッセイを読んで同じ感想を抱く人々がたくさんいるんだろうな。そしてそこが辻村作品の魅力なんだろうなとも思う。

    あの頃一緒に同じ作品で盛り上がり、いまは夢を叶えた彼女に読んでほしい一冊。

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著者プロフィール

1980年山梨県生まれ。2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、12年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、18年『かがみの孤城』で第15回本屋大賞を受賞。『ふちなしのかがみ』『きのうの影ふみ』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『本日は大安なり』『オーダーメイド殺人クラブ』『噛みあわない会話と、ある過去について』『傲慢と善良』『琥珀の夏』『闇祓』『レジェンドアニメ!』など著書多数。

「2023年 『この夏の星を見る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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