水鏡推理

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著者 : 松岡圭祐
  • 講談社 (2015年10月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062198400

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水鏡推理の感想・レビュー・書評

  • 登場人物も、内容も薄っぺらい
    千里眼シリーズは面白かったんですが、これはどうも。完全にラノベ。まあ、表紙からしてそうなんですが、好きな作家さんでしたので読んでみました

  • 『万能鑑定士Q』『探偵の探偵』に続く「殺人のないミステリ」シリーズ。

    文部科学省の一般職(ノンキャリア)の水鏡瑞希(みかがみみずき)は、研究費の不正使用を調査する特別編成チーム(タクスフォース)に配属される。

    一般人の感覚で、小難しい研究の嘘を見破るという感じ。
    研究の壮大さと捏造の稚拙さとの対比があっけなくも面白かった。
    (図書館)

  • ようやく新シリーズに手を付けられることに。
    こちらも人の死なないミステリーであり、起こった事件はすっきりと片付くのであまりストレスもないです。
    文科省に一般職入省した水鏡瑞希。ノンキャリアであることから総合職の言いなりになることを求められますが、阪神淡路の震災被災を過去に持つ瑞希には、研究費用を不正に請求される事態に黙って見過ごすことができずに自ら調査に出向きます。
    実際に中途半端で成果の出ない研究をさも役立つように見せて費用を請求するようなこともあるのでしょう。
    この話の舞台がそういう研究の不正を暴くタクスフォースという部署で、最初は上に言われるがままに処理していたキャリア組も徐々に瑞希に感化され、本来のタクスフォースとしての機能を取り戻すのです。いずれも瑞希の探偵業で養った知識と機転で寸でのところで不正を暴きます。
    そりゃ適当に処理しておこぼれを預かりたい不当な輩にとっては瑞希の存在はかなり邪魔。あの手この手で追い込もうとするのですが、全てあえなく失敗。
    不正を暴く過程は面白いのですが、実際人間扱いされないとかいうノンキャリア対ふんぞり返っているキャリアの構図はあまり好きではないなぁ。もちろん正義は報われるというお花畑思考を持っているわけではないのですが。

  • 新シリーズ。こう云うことにそんなに不正があるって前提が好きじゃないなあ~。次作以降はもう少しすっきり感が欲しい。

  • 「探偵の鑑定」に水鏡が登場したので、本編も読んでみることに。簡単に言うと、「鑑定士Q」の理系版のような感じ。文部科学省に一般職として入省した瑞希は、研究班等の不正を調査するタスクフォースに配属になる。お役所仕事で、なあなあになりそうな事例の不正を、探偵業で磨いた感性で次々と解決していく。「鑑定士Q」も終わりに近いので、それに続く新しい「人の死なないミステリー」。最初は反感を持っていた総合職の南条たちも、最後の方には打ち解け、これからタスクフォースのメンバーたちの活躍が楽しみ。

  • 正義感を発揮するあまり組織の枠をはみ出してしまう文科省新米女性一般職・水鏡瑞希(みかがみみずき)。役所は彼女をもてあまし、研究費の不正使用を調査する特別編成チームに配属する。税金目当てに悪事がうごめく臭いに敏感に気付く瑞希。彼女はエセ研究開発のねつ造を見破れるか? 抜群のひらめきと推理力が霞が関を震撼させる、美女公務員の下克上エンタテインメント!

  • 総合職と一般職の身分わけが噴飯ものでしたが、ストーリーラインの整合のためには面白かったですね。
    シリーズものなのでこのあと読むのも楽しみです。

  • 文部科学省に一般職として勤める澤田翔馬は水鏡瑞希と会い,コンビで研究不正を発見する仕事に携わる.総合職の南條や牧瀬からのやっかみを乗り越えて,研究不正の実例を次々に暴く瑞希.税金をかすめ取ろうとする輩が画策したトリックを解明する瑞希の推理は秀逸だ.最終的には室長の悪だくみを暴くが,瑞希の頭の回転は素晴らしい.痛快な物語だ.シリーズものに期待.

  • 松岡圭祐氏の新シリーズ。今度の主人公は、正義感の強い文部科学省のノンキャリアの公務員水鏡瑞希。万能鑑定士凛田莉子の知識の豊富さと探偵の探偵シリーズの紗崎玲奈の正義感を合わせて2で割ったようなキャラのイメージを受けた。話の方はもっと一つ一つの問題を深く掘り下げてほしかった面はあるが、逆に言えば話のテンポがいいということも言える。タスクフォースのメンバーで色恋沙汰になりそうな予感がするのは気のせいか。まあ、前々から読みたいと思っていたシリーズなので、続きも読んでいきたい。

  • 文科省の非キャリア公務員・瑞希は研究費不正使用を調査するチームに配属され、組織の枠をものともせず抜群の推理力と正義感を発揮して活躍する。『万能鑑定Q』や『探偵の探偵』の作者、松岡圭祐の新シリーズ。
    松岡作品らしい博学(雑学?)にいつもながら感心させられる。ただ、それが度を越して盛り込まれて1冊の中で駆け出し主人公が不正使用を簡単に何件も暴きまくる。ここまでやると主人公の優秀さが強調されるより、作品世界の退廃ぶりと他の人物の無能ぶりが不自然だ。読みやすい勧善懲悪の物語で、良くも悪くも子ども向け漫画のような作品である。

  • 松岡さんの、新シリーズの1作目です。

    系統的には、
    ポスト万能鑑定士Q、ポスト凜田莉子、
    といった位置付けになるのでそぅか…?

    基本設定上の制約もあってか?、
    万能鑑定士Qほどの事件の奇異性や、
    凜田莉子ほどの博学的要素はなぃ一方、
    義憤に駆られる題材でもあるだけに、
    また違った魅力は、感じました…。

    でも…、シリーズ化が前提なためか?、
    本作は、初顔見世的な内容でしたかね?
    その点を踏まえれば、十分及第点かと。

    顔見世後の次回作が、重要でそぅね!?

    評価は、ご祝儀込みで、少し甘めです。

  • 新しいシリーズは最初からカップルになりそうですね。

  • 研究中という正解の出ていない世界で、研究費という名目で不正にとろうとするのを阻止する一般職の主人公。それに感化され、何の為に働いているのかと周りが変化するのがよかった。でも実際に、あんなに総合職が一般職を見下している職場だったら嫌だなぁと思った。

  • 図書館で借りた本。
    文科省で一般職として働く澤田は、仕事の一環で訪れた被災地の仮設住宅で、水鏡瑞希と出会う。
    瑞希は、阪神・淡路の震災で祖母と弟が未だに行方不明で、自身も被災者として仮設住宅での生活を経験しており、とても強い信念を持っていた。
    2015年9月10日の鬼怒川の決壊の事が書かれていたことにとても驚きました。10月8日の出版に、よく間に合いましたね。

  • 文科省で不正研究を調査するタスクフォース職員の活躍を描いたミステリ。まさしく博覧強記で、しかもたんなる知識じゃなく実用性もあるところが、知恵袋のような楽しさも感じさせてくれます。なので理系嫌いからしても抵抗感はかなり低め。軽くはないけどすいすい読めました。
    研究結果の捏造というのは、現実にもあって記憶に新しいところだけれど。実はそれほど緻密でもなく杜撰だったりするのが、驚愕でもありがっかりなポイント。それをずばずばと見抜いてしまう瑞希の活躍はまさしく快刀乱麻を断つの様相で、痛快です。そして小ネタのオンパレードかと思いきや。序盤からとある伏線があったのには驚きでした。

  • 不正研究はぶっ潰す。水鏡瑞希、鋭い推理力と一途な行動力で自分の力を信じる正義を貫く、日本の国のヒロイン。面白い。頑張れ。

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水鏡推理の作品紹介

松岡圭祐『探偵の探偵』に続く新作! 面白くてためになる「殺人のないミステリ」。
 
正義感を発揮するあまり組織の枠をはみ出してしまう文科省新米女性一般職・水鏡瑞希(みかがみみずき)。役所は彼女をもてあまし、研究費の不正使用を調査する特別編成チームに配属する。税金目当てに悪事がうごめく臭いに敏感に気付く瑞希。彼女はエセ研究開発のねつ造を見破れるか? 抜群のひらめきと推理力が霞が関を震撼させる、美女公務員の下克上エンタテインメント!

『水鏡推理』で描かれているのは、単なる「正義の味方の名探偵」ではない。そんな問題が起きる背景と仕組みまで鋭く抉り、人を救う科学技術へのピュアな期待を込め、今ここにある苦労や不幸を目に入れずに利権と保身に走る行為を糾弾する。そんな骨太な社会派テーマを、膝を打つ謎解きと丁々発止の駆け引きでくるみ、二転三転する意外な展開で驚かせ、最後にはスカッとするエンターテインメントに仕上げた。おまけにラブコメ要素までちょっぴり入ったりもする。『水鏡推理』は、全方位に楽しめる、なんとも贅沢な一冊なのである。―大矢博子(書評家)

本書では殺人が起きない。しかし数々の詐欺行為が暴かれることなく、数十億数百億という予算が実現不可能な装置や機械に投入されたらどうだ。必然的に余所の予算が縮小・消滅することになる。本書の中で瑞希がいうように、それによって本来なら助けられる命が失われるかもしれない。(中略)
現実は厳しい。だからこそ、水鏡瑞希が必要だ。鋭い推理力と一途な行動力で、自分の信じる正義を貫く。日本という国のために求められる、究極のヒロインがここにいる。―細谷正充(文芸評論家)

文庫版も同時期刊行です。

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