ARTBOX 豆判春画 和気満堂コレクション

  • 講談社
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062199032

作品紹介・あらすじ

大名、大物商人が楽しんだ! ポケットサイズで美しく面白い豆判春画。江戸人の奇想天外な発想を原寸で掲載。貴重な作品200点。

感想・レビュー・書評

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  • この本を最初に手に取ったときは「版画として小さいから、図版がキレイじゃないな」と軽く見ていたのだが、この本のポイントは春画画中の書き入れの解説にあった。
    春画は今のエロマンガと同じくファンタジーなので、絵の背景にある物語が分かってようやく楽しめる。性器がデカイだのパースがおかしいだの、そーいうのはどうでもよいのである。
    この本では、掲載の春画のうちの一部ではあるが、画中の書き入れをしっかり解説したり、絵に込められた背景の物語が分かるように解説したりしてあるので、春画の面白さが現代人の我々にも少し分かる。
    とはいえ、この本よりはすばる舎の「春画(おとなの愉しみシリーズ1)」 http://www.subarusya.jp/book/b177665.html のほうが図版も書き入れ解説もしっかりしている(しかも安い)ので、そちらをオススメしたい。

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著者プロフィール

1950年秋田県生まれ。立命館大学理工学部卒業。千葉市美術館学芸課長を経て、現在、大和文華館館長、あべのハルカス美術館館長。国際浮世絵学会常任理事。
著書に『浮世絵は語る』『ART BOX 豆判春画』(講談社)『錦絵を読む』(山川出版社)、『喜多川歌麿』(新潮日本美術文庫)、『浮世絵ギャラリー 4 写楽の意気』(小学館)、『菱川師宣と浮世絵の黎明』(東京大学出版会)など。日本を代表する浮世絵研究者の一人。

「2017年 『浮世絵細見』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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