毎日すること。ときどきすること。 (講談社の実用BOOK)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062199407

作品紹介・あらすじ

「10年後が違うかも、と思ってね」、毎日こつこつと続けていること。
紙袋の整理、ものを1/3に減らしながら暮らすこと。スポンジの手触りや、“焼き色”を確かめながら料理すること。
お茶を上手に淹れるレッスン。15分の時間の使いかた。ヨガ、茶道、ピアノなどの習い事。旅、そして仕事。
年齢を重ねるごとに、魅力的なひとでいるために。料理研究家というよりも
暮らしや人生を豊かに楽しむ達人・有元葉子さんの、日々やっていること・続けていること。
その「理由」までがディープに綴られた本書は、わたしたちの「これから」の指南書です。

感想・レビュー・書評

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  • やはり有元葉子さんの本は好きだ。
    フットワークが軽く生きていらっしゃるのに、追われている感がない。
    ゆったりする時間、バタバタと忙しくする時間、
    その全てが能動的に作られていて、
    その全てに「責任をもって」いらっしゃる様子が本書からも伝わってくる。
    同じような生活を憧れつつも、なかなか同じような暮らしが出来ないのも現実。

    とはいえ。
    その世界観に触れて自分の生活を振り返る時間が今の私には大切で、
    この人のような生活をしたい、と思える方の
    エッセンスをひとつでも取り入れようと行動することが、
    長い目で見れば自分の目指すありたい姿に少しずつ近づいていくだと思っている。

    本書は、著者の「やっていること」を中心に記された書籍。
    生活を通して淘汰された「やっていること」を見ることで著者が大事にしている価値観も読むことができる1冊。

  • この本を読んで為になったことは、手ごねの横澤パンの存在を知れたこと(ぜひお取り寄せしたい)、と火鉢のある生活に憧れがあることを再認識したこと。
    それから、「おわりに」の文がとても良かった。ここを膨らませて、新書にでもすればよいのに。日常なのに非日常に見えるお洒落な写真と、こんな風にしている、と綴るお洒落な本文よりも、著者の信念が記されている。

    おわりに、より引用
    「先のことは、考えても思ったようにならない。他人がどう思うかで、自分の生き方を変えることはできない―それだけは、もうわかっているんです。」
    以下、非常に共感できた。

    この著者はお洒落に見せることをもうかなぐり捨てて、今までの経験から得た人生の歩みかたをもっと著すことができると思う。ああ勿体ない。
    そういうするどい編集者の目に留まればよいが。

  • BOOKOFFで購入。
    有元葉子さんの本は何冊か持っているけれど、この本もまた参考にしたいことが幾つか。
    ベランダを毎日掃除する、とか青梅でシロップ漬けを作るとか。
    新刊で買う程信奉しているわけでもないけれど、少しは読みたい気持ちになる。

  • 各見出しが1ページずつで読みやすい。
    有元さんは自分自身の心地よさに正直に生きている。その為に身体と環境を整え、身体からの声をきちんと聞いて食事をし、好奇心を忘れずに動いて周り、世の中を楽しんで見ている。日々しっかり動いて、しっかり休む。脳みそまでも使い切っている感じ。
    また風通しのいい部屋にする為には、今あるものを3分の1にするやり方がいいとのこと。使うかわからないものは処分するとのこと。アイデアも出し切ってもその分新しいものが入ってくるらしい。貯めておくと鮮度が落ちるとのこと、なんとなくわかる。
    整理をしながら自分に必要なものと考えを残しながら、日々を一生懸命に生きること。ダラダラと過ごしガチな自分に、先生が喝を入れてくれるような一冊。

  • ときどき読んでしまう有元さんの本。素敵すぎる生活。お金がないとできないけど、お金があるだけでもできない。

  • 低いレビューもあるようですが(amazon)…。さらっと読めてさり気ない感じの文ですが、私には参考になる内容が多い良書でした。思わずメモとったり。読む人の年齢を選ぶのかな?

  • ・未知なもの
    →自分の可能性を広げる
    ・人と同じではなく、自分軸を、大切に
    ・困難はありかたい。自分が一回り大きくなれるチャンス

    @@@@@@@@まとめ


    ___毎日すること
    ・結果を考えない。失敗したっていい。そもそもうまくいくことが本当に『うまいこと』なの?
    ・別に楽しくなくても口角を上げて笑顔。脳に刺激が伝わり、体の強張りが取れ、リラックスしてくる


    _____ときどき、必ずすること
    ・整理法は『使う』『使わない』『使うかどうかわからない』。使わないの目安は過去1年間使わなかったもの。わからないは使わないに分類
    ・自分の心身が食べたい!と求めるものを、ちゃんと自分で作る。それで健康でいられる


    _____続けていること
    ・どんなことでも『自分1人でなんとかできるでしょ』の精神
    ・『覚えるということは忘れるということ』
    ・困難を乗り越えてきた人は、やさしさや思慮深さが自然と身について、中年以降なんとも言えない魅力を持つ



    _____毎年すること
    ・結果よりもまず、『やる』か『やらない』か。結果は後からついてきます。

    _____★やらないこと
    ・先の心配をすること
    ・人の評価を気にすること

  • 1時間あったらお菓子を焼く
    の、フレーズが好きでした。

  • 料理研究家の有元さんが、暮らしの中で実践していること。
    忙しい生活の中で、こんなにも丁寧に暮らしていることにびっくり。
    ご本人はメーカーと共同開発されているこだわりのキッチン用品も使いつつ、昔ながらの道具も大切に暮らしの中に取り入れていて、そんな生活が素敵だな、と思いました。
    写真がふんだんに入っているので、その暮らしぶりがうかがえます。
    本当に必要なものだけに囲まれて時間を大切にして丁寧に暮らす。
    間違いなく気持ち良い生活が送れそう。
    モノがあふれている生活を送っている私にとっては憧れで、できるところから実践したいです。

    2016/05/22 b

  • 憧れます、有元さんの暮らし。
    かっこいい、ですよね。

    今年はこの本に掲載されていた方法で、梅シロップを作ろうかな。楽しみ。

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著者プロフィール

イタリア料理や和食はもちろん、おいしくて美しく、野菜をたっぷりとれるレシピで定評のある料理家。インテリアや暮らしのスタイルにもファンが多く、雑誌やテレビ、お料理教室などその活躍の場は多岐に及ぶ。使い勝手をとことん追求したキッチン・ツール「ラ・バーゼ」を提案、またセレクトショップ「shop281」も好評。『料理は食材探しから』(東京書籍)でグルマン世界料理本大賞・食の紀行部門でグランプリ受賞。『レシピを見ないで、作れるようになりましょう』(SBクリエイティブ)は料理で大切なのは手順ではなく食材や原則を知っておくことであると説き、多くの賛同を得た。『だれも教えなかった料理のコツ』『1回作れば3度おいしい作りおきレシピ』『有元葉子の台所術』(以上、筑摩書房)、『はじめが肝心 有元葉子の「下ごしらえ」』(文化出版局)などたくさんの著書がある。http://www.arimotoyoko.com

「2022年 『有元葉子の冷凍術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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