あの日

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著者 : 小保方晴子
  • 講談社 (2016年1月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062200127

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あの日の感想・レビュー・書評

  • 実験の内容や意義は私にはさっぱり理解できないけど、彼女は担がれたんだろうなぁという印象。
    大人の科学者達に利用されたんじゃないですかね…。
    ただ本人にももう少し研究者としての自覚と、正しいものは正しい、間違っているものは間違っていると、例え上司である者にも言える強さがあったら…?
    …いや、無理かな(笑)普通は無理だなと思った。
    そして、研究者達のドロドロとした足の引っ張り合いを目の当たりにした気がして、私はバカで良かったとつくづく思った。
    …という軽い感想で申し訳ない。

  • 内容的に自分の理解が及ばなかった点が多々あったが、事件の成り行きについてはわかった。
    小保方さんは自分自信が主張されている通り、物凄く優秀な方なんだと思う。バカンティ氏の行なったマウスの背中に人の耳を作った実験は衝撃的なニュースとして記憶にも残っているが、そういう科学者からも直接賛辞をいただけることもそうはないだろうし、ハーバードや理研から声をかけてもらえることからも明らかだろう。
    そんな科学者小保方氏に何があったのか。実験家としては優秀であったが科学者としては失格だったのかこの告白文を読んでも結局のところ真実はわからなかった。
    ただこの本で主張したかったことは事件当時のマスコミ報道や世間のパッシングの中、言えない状況に追い詰められていたのだろう。
    結局、理研も共同執筆者の若山氏も自分たちの保身にのみ走った感がある。
    科学というものはもっと地道なものだと思う。成果に踊らされて真理を見極めが疎かになったとすれば、それは科学ではあり得ない。

  • 初めて小保方さんをテレビで観たとき、キラキラした笑顔が素敵で本当に研究が、実験が好きで好きでたまらないんだなぁと感じてました。でも、そのすぐ後に、この世界は好きだからだけでは生きていけないんだと分かりました。捏造、改ざんが行われたのか、不注意やミスが運悪く重なってしまったのか、わたしには本当のところわかりませんが、この小保方さんの手記を読むかぎり、彼女にも疑問が浮かんでもなぁなぁで通り過ぎたところなど詰めの甘さがあったことは認められますが、それにしてもまさに『ハシゴがはずされた』状況でした。彼女の周囲には嫉妬と妬みが渦巻いていて、1つ都合の悪いことが判明すると裏切りや責任転嫁が行われます。さらにとてつもない犯罪者、悪人かのようにマスコミに追われ身内からもリークの嵐。これは死に追いやるほどのイジメです。個人を中傷したり、意味が変わってしまう部分的に切り取られた言動など、報道がヒートアップすればするほど、マスコミに対して冷めた目で見ていた自分がいたことを思い出しました。科学の世界ってどこでもこんな足の引っ張り合いなのかしら。それとも日本だけのものなのかしら。
    それでも小保方さんのそばで最後まで先生として指導してくださった方がいて、支えてくださる方もいて本当に良かったです。そして辛くて死にたくて心身ともボロボロになってしまったけれど、それでも小保方さんが生きていてくれて良かったと思います。

  • 世間ではもうほとんどの人の話題にもならなくなっているSTAP細胞問題

    持ち上げるだけ持ち上げて、落とすとなると徹底的に追い詰める。そんなマスコミの姿勢は、今までもこれからも変わることがないのかもしれない。誰かが死ぬまで続けるのですか?といつも思う。

    実験の内容に関しての記述は、全く分からないが、マスコミに作り上げられた「可愛い女の子がたいした能力も無いのに先生たちをうまいこと乗せて、嘘だらけの論文を書き、みんなを騙そうとした」というイメージが覆った

    どこまでが真実かは分からないが、「報道の自由」の名の元にあたかも酷い犯罪者であるかのように何をやっても良いのかは大きな疑問。

    週刊誌の記者の、売れる記事であれば何でも書きます、という姿勢も、当然なのだろう。NHKが人権侵害をしたと訴えられたようだが、公共放送までもが一人の女性の人格攻撃までするのはやりすぎだと思う。

    真実は本人たちにしか分からないが、科学の世界での嫉妬からスタートした凄まじいできごとだった、という印象

  • STAP細胞の事件はもうすべて解明されたと思って良いのでしょうか。分からなかったことが、解ったように思え、また分からなくなってしまうことがあります。象はいろんな所を撫でてみないと全貌が掴めない。撫でれば撫でるほど実体から遠のくこともあるのではないか。先入観を持たずに状況証拠を増やし、いつか全貌が明らかになればと思う。

  • 2017.2.2
    皆さんご存知、小保方晴子さんの本です。前半は優秀で順風満帆な研究者の私。後半はSTAP細胞の事件以降、マスコミ薬局世間からのバッシングに耐える日々。はっきり書いてはいないけど若山氏を批判しています。

    全体を通して、専門的な研究内容についての説明・解説が多く、ほぼ理解できません。その研究内容を除くと中身は薄く、肝心な事は何も書いてはありません。こういう本にはありがちですよね。

    でも最後まで読んで感じるのは、この人は純粋に研究が好きで、がんばりやさんで、世間知らずのお嬢様で、ちょっと幼いくらいのフツーの人なのではないか?という事です。そう思わせることが狙いかもしれませんが。
    彼女が飛び込んだ世界は、そんなフツーなお嬢様が活躍するにはシビアな世界だったのではないでしょうか。妬みや足の引っ張り合いなんかは日常レベルでありそうです。
    「STAP細胞はありま〜す!」この名セリフを聞いた時に「いや、だからそれをツケいるスキが無いくらいに証明してみせるのが科学者であるあなたの仕事だよね?」と思ったのを覚えています。やっぱり、この気持ちは変わらないかな。

  • 二人を抹殺するために悪意を持って奔走した人々と、防御のためには何も厭わない組織の記録として、よく書けている。

  • 真実を歪めたのは誰だ? 研究者の道が閉ざされたいま、STAP騒動の真相、生命科学界の内幕、業火に焼かれる人間の内面を、自身の弱さや未熟さをもさらけだして綴った、小保方晴子の衝撃の手記。

    純粋文系なので細かいところはわからないし、STAP細胞というもモノあるいは現象が本当に存在するのかもわからない。それでも理研内の醜い権力闘争、メディアスクラムの苛烈さ(実際BPOはこの騒動を取り上げたNHKスペシャルに名誉棄損の人権侵害という勧告を出した)、若山教授の無責任さ、小保方さんの無念さはよく伝わってくる本だった。
    (C)

  • 身近だけどあまり実態を知ることができない、「メディア」について垣間見ることができた。
    メディアによって潰れてしまうのは非常にもったいない。
    これからの時代、メディアによって潰れてしまうようなことに関わるというか、メディア媒体にそこまで関わらない生き方をするか、何かあっても生き続けることができる強さが必要だと感じた。

  • うーーーーーーーーん。何しろ問題の騒動自体も外から片鱗を覗いてただけだし、科学の事は本当によくわかんないし、まあかなーり自己顕示欲と責任転嫁に満ちた方っぽいであろうことは文からなんとなく察せられるとは言えなくないけど、どうかなあ…。大人の事情に翻弄された部分もなくはないんじゃないか、とも思わないでもなかった。

  • STAP騒動の中心人物とされた著者の視点での騒動の始まりから終わりまでを記した本。

    この本を読むまで、著者のことはありもしない細胞をでっちあげて世の中を騒がせたエセ科学者という印象だったが、独語はかなりその印象が弱まった。

    私はド文系で、科学のことはさっぱりわからないので、この本に記されている科学的な記述についてはあまり理解できなかったが、それでもなお、著者の言い分には一定の説得力があり、本書を読む限りでは、たとえそれが騒動の中心人物とされた人本人の書いたということを差し引いても、著者はSTAP騒動のスケープゴートとされただけで、以前真相は闇の中だが、この騒動は功をあせった科学者と理研の内部騒動がからみあって人為的に起こされたものだという印象だ。

    著者本人に全く非がなかったわけでもないだろうが、それでも公開リンチのような仕打ちを受けた著者には深い同情を禁じ得ないし、科学界の深い闇には強い怒りを覚えた。

    あと、将来日本以外の国からSTAP細胞はやっぱりあり、そのときにはその国にSTAP関係の特許は全て抑えられていたという事態が起きるような気がしてならない。

    いつかそう遠くない将来に、本騒動の真相が公の場で明らかになることを強く望む。

  • 噂に違わず全体的に詩的で,情緒が前面に出ていて,こういうの読みなれてないのでふわふわした不思議な気持ちになってくる。
    章題も「ハシゴは外された」とか「業火」とか「戦えなかった。戦う術もなかった」とか。
    「第九章 私の心は正しくなかったのか」では,4/1の調査委員会報告を受けて,
    「専門家を名乗る人たちが生き生きとバッシングコメントをしていた」「ただただ涙がこぼれた。むせび泣くような体力はもう残っていなかった」p.165
    終始こんな感じで,どうも白けてしまう。
    笹井さんの言葉とされてるこれとか,直接話法で書かれてるけど著者フィルターが相当程度かかってるような気が…。
    「だから真の科学者は神の使徒なんだ。その美しい神の世界を人間にわかる言葉に翻訳するのが科学者の仕事なんだよ。神に仕える身として日々を過ごすんだよ。」p.135

  •  多能性幹細胞はもともと体内に存在するのではなく培養の過程でできてくるのではないか。ストレス処理で細胞膜が損傷し細胞質が漏れる。細胞の分化状態を維持する因子が細胞質中にあるならその減少は初期化の鍵となる。生体内の損傷部位に初期化の指標が現れるなら不可逆とされる細胞の運命は柔軟に変化しうるのではないか。やるべき実験が次々脳裏に浮かんだ。

    『初めて顕微鏡下で見た生きた細胞は、キラキラと輝いていて美しかった。毎日観察すると、増殖する様子も互いが接着すると増殖が止まる様子も大変興味深く、細胞がお互いを意識しながら生きている感覚を肌で感じ、見飽きることがなかった。人間を含む生命体は、こんなにキラキラとした美しいものの集合体なのだと思うと、これまでの世界が違って見えた。』15頁

  • ちょうど今日の新聞で、本にも取り上げられてもいる「NHKスペシャル」の番組が小保方さんの名誉を毀損する人権侵害があったと認められたのことが記事に出ていた。本を読むと、取材方法も強引であったと感じ、社会的に大きな問題を起こした当人にとって、マスコミの攻勢は筆舌に尽くしがたいほど過酷であることが伝わってきた。

  • メディアって簡単に人を殺すんだなってことを痛感した
    確かに言い訳めいてるなと感じる内容もある しかしこれだけの大掛かりな実験 1人だけに責任ってのは違和感が…… ドイツで再現実験ができたと聞いたので期待したい

  • 本屋さんで途中までざっと読んだ。
    購入してちゃんと読みたい。

  • チームで仕事をしていると
    責任の所在が曖昧になることが多々ある。こんなふうに。

  • STAP細胞があるかないか、著者が悪いか悪くないか、と白黒つけられるものではない、多くの人の私利私欲・無責任・自己保身・甘え…が、積み重なって、大きな事件となったのだと思った。

  • 全く逆だった…ネットの情報と。何が真実かは、言った言わないの世界。この本が、素人向けならもう少し分かりやすく描いて欲しかった!中途半端に散りばめられた専門用語、分かるようで分からない。同時期に芥川龍之介の本を読み始めたので、それと比べて流れるように読み進められないもどかしさが積もり、ますます真実が藪の中に感じた。

  • ■ 1694.
    <読破期間>
    2016/11/25~2016/11/28

  • 自己弁護 言い訳 がほとんど そして若山先生が黒幕です という感じ

  • 自分は悪くなかったとの言い訳.黒幕は若山照彦という告発本.科学者に限らずどこの世界にもある足の引っ張り合いと保身.自殺した笹井氏が気の毒だとあらためて思った.またSTAP細胞が再現さへできたら何の問題もないのにと,そのことに触れない小保方氏にはやはり共感できない.

  • 図書館より。

    借りてきておいてんだが、正直読むか悩んだ。実際今も斜め読み状態で読了。
    なので評価は控えておく。

    リケ女。
    そんな話題作りの言葉ばかり先行して、一人の人間の評価が正しくなされなかったのではないか。
    これが男性だったら、ここまで大事にならなかったのではないかと、ふっと頭を過る。

    責任の所在は、上司であるべきで、学生時代の責任は指導教員であるべき。
    理想なんだろうな、この理論は。実際は某銀行の話のように上司の責任は部下が取る... みたいな。理不尽だ。

    彼女が正しいのか判断する立場じゃない自分だけど、同じ女性の立場からみれば彼女の気持ちに寄り添いたくなる。
    よくやった、と。
    これからはメディアに人生振り回されないで過ごして欲しいと切に願う。

  • ・相手がどう考えているか 何を考えているか どういうバックグラウンドを元にそういうことをしているのか 考えないといけないなあ
    ・自分が彼女の立場やったらどうしていただろう 何が「正解」なのかなあ… そしてマスコミこわい……

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あの日の作品紹介

真実を歪めたのは誰だ? STAP騒動の真相、生命科学界の内幕、業火に焼かれる人間の内面を綴った衝撃の手記。

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