花舞う里

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 197
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062200493

感想・レビュー・書評

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  • 安定しておもろかったな!
    なんも解決はしてんけど、それはもちろんやし、これから動け出せそうな様子がわかって良かった。

  • 田舎へ越してきた少年、の典型的物語。

  • なぜか 一気に読み終えました
    不思議な作品だった。
    面白い?
    感動する?
    ありそうでなさそうな 少年期の思い出
    こんな 思い出があったら 幸せかもしれない

  • 2017/6/12
    潤、何して来たの?と怖かったけど事故で乗ってた方でまあ罪は無いよなと。
    それでも傷ついて閉ざして痛々しい。
    あまりの罪悪感にいじめでもして自殺とかされたのかと思った。
    でもほんとに悪いことした奴ほど罪悪感に苛まれたりなんてしないのかも。
    概ね予想通りの展開なんだけど、テレビに映った潤に悪意のメールが送られてきたのにゾッとした。
    禍々しくて。
    とっさにイタズラだろうと思って、その無意味な悪意の破壊力に恐怖を感じた。
    本気だったとしたらどうだろう。
    でもメール1通では済まないはず。やっぱりイタズラだろうな。
    誰かの小さな苛々が他人への棘となりそれがまた新たな苛々と棘を生み、悪意は増殖していくのかなと怖くなった。
    ちょうど駅でオラついてる人を見たのもあって。
    棘やら泥やらを投げつけない人になろう。

  • この世には、自分ではどうにもない出来事が起きてしまうことがある。
    ある程度の年齢になれば、それも仕方がないこととして受け止められるかもしれないけれど
    主人公の少年はまだ中学生だ。
    心を閉ざしてしまった少年が出会ったのは、
    山奥の村に古くから伝わる伝統の奇祭。
    祭りに込められた過去からの祈りや願いに気づいた少年の心は、再び光を取り戻していくのです。
    やるせない気持ちを人々は神楽を踊ることでやり過ごしてきたのでしょう。
    大昔だって今だって悲しみのない人生なんてないのだから。

  • 再生の花舞がとても美しかった.神に寄り添って生きる村の健全な生命力が,とても清々しい.

  • 花祭りを通しての、潤の変化。

    人は多面的であること。

著者プロフィール

1966年、東京都生まれ。映画会社勤務を経て、中国語翻訳者に。『銀色のマーメイド』で第5回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞し、2011年にデビュー。17年、『フラダン』が第63回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書に選出、第6回JBBY賞(文学作品部門)受賞。他の著書に「マカン・マラン」シリーズ、「キネマトグラフィカ」シリーズ、『風の向こうへ駆け抜けろ』『蒼のファンファーレ』『鐘を鳴らす子供たち』『お誕生会クロニクル』『最高のアフタヌーンティーの作り方』『星影さやかに』などがある。

「2021年 『山亭ミアキス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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