ウェディング・マン

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 38
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062201551

作品紹介・あらすじ

おとなしい性格の立夏は、妻の様子がおかしいことに気がつき、不倫を疑い尾行する。車が到着した場所は、自分が持つ東京郊外の土地だった。そこで妻と妻の妹は、車のトランクから身体の自由を奪った少女を出す。現れた若い男性の見ている前で、妻は少女にナイフを刺し、地中に埋めようとする。思わず立夏が声を上げると、その隙にをついて、死んだはずの少女が駆け出した。

感想・レビュー・書評

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  • 「擬似家族」としてマインドコントロールされていた「子ども」の解放の物語…… であり、新たな呪縛の物語か。著者らしい仕掛けがもちろんあって、一筋縄ではいかない。

  • ふははははは!なるほど!「ウェディング・マン」だ!w
    裏切者は誰だ!的な?w
    いやいや、おもしろかった!日野草、いいなー♪
    まー、ちょっと甘い部分はありますけど、よかったわ~!

    だからなんなんだ!?とか、リアリティとか、そ、それはちょっと酷いんじゃない!?とか、もー、どーでもいいのw

    表紙に「裏切った方の勝ち」とあるけど「だまし続けた方の勝ち」って感じ♡

  • 理不尽だ。とにかく理不尽すぎるこの物語。
    まずもって目的が理解できない。三百万歩譲って目的を理解できたとして、「あいつら」と「こいつ」のやってることに共感もできないし許せもしない。
    なぜそこまで固執するんだ。なにがそこまで執着させるんだ。
    「家族」という形への執念が生んだ狂気。
    終盤のまさかの展開に違和感に数々がすっきり腑に落ちていきましたけど、それでも残る不全感、という名のもやもや。

    なんなんでしょね。そんなにも家族という形が欲しかったのでしょうかねぇ。

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著者プロフィール

一九七七年東京都生まれ。二〇一一年『ワナビー』で第二回野性時代フロンティア文学賞を受賞しデビュー。『GIVER』『BABEL』『TAKER』からなる「復讐の贈与者」シリーズは連続ドラマ化。『BABEL』収録の「グラスタンク」で、第六十九回日本推理作家協会賞短編部門候補となる。他の著書に「死者ノ棘」シリーズ、『CAGE警察庁科学警察研究所特別捜査室』『エターナル』などがある。

「2023年 『最後の彼女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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