COLORS

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  • 講談社 (2016年7月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062201568

COLORSの感想・レビュー・書評

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  • 913.6||Ka79

  • カスヤナガトさんのイラストを見ない日はないのではないかと思う。売場を見回せば文芸書にも文庫でもその絵をすぐに見つけられる。そのカスヤさんが今度は小説を書いたというから驚いた。
    イラストレーターの北崎琢磨の頭の中に幼少時から住み続ける女性は琢磨に幾度となく問いかける、「色は好きか?」と。ある日目覚めた琢磨の視界から「色」が奪われていた。所々ホラー小説かとビビりながら読みました。
    「COLORS」色と身近に接しているカスヤさんならでは鮮やかな表現にあたかも自分が琢磨の視界を共有している気になり、何度も私のいる世界が色溢れた世界かを確認してしまいました。

    ところで、食べるシーンの色合いや調理場面はご本人が日常的にやられてるんでしょう、手際がいい! 大根と納豆の和え物は実践しましたよー。
    わさび和えがあったのでそれ混ぜて大葉刻んで入れたり、胡瓜1本刻んでごま油と醤油少々にポン酢も美味でありました。食レポか!(笑)

  • 大好きなイラストレーターさんの表紙だ!
    と思って手にとって、「おや」と違和感を抱く。
    著者名も、大好きなイラストレーターさん。
    ということは、これはまるごと1冊
    カスヤナガトさんの本ではありませんか。

    購入特典として、クリアしおりを貰えました。

    よくわからないけれど暗さを漂わせた前半と
    状況はよくないはずなのに、明るさを感じる後半の
    コントラストが素敵でした。

  • 例えば、音楽家の耳が聞こえなくなっても内側からあふれる音を音楽として表現することはできるだろうし、作家が文字を読めなくなっても口述筆記で文章を紡ぐことはできるだろう。
    けれど、イラストレーターが色がわからなくなったら…それはもうなにも作り出すことはできなくなるに違いない。しかも一度に全く色が見えなくなるのではなく、地獄への階段を一段ずつ降りるように一色ずつ消えていくなんて。考えただけでも胃が痛くなる。
    けれど、そんな地獄への日々のなかで出会った芸術家との時間。忘れて、失くして、捨てて、無いモノとして生きて来たそんなあれこれの鮮やかさが痛んでいた胃を爽やかに治癒してくれた。
    イラストレーターだからこそ描ける世界。色の魅力にはまります

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COLORSの作品紹介

イラストレーターの北崎は苦悩していた。フリーでイラストの仕事を始めてから、早六年となる。子供の頃から好きで描いていた絵だったが、いまは日々の生活のために、クライアントの要求に応えることを優先している。血のにじむような努力の後に完成させたイラストでも、勝手に配色を変えらることがある。自分がカバーを描いた本がどれだけ売れても、金銭的にはまったく還元されない。イラストレーターという職業の実態は世の中に理解されておらず、「夢の印税生活か、うらやましい」などと言われる始末だ。
ある日、仕事を終えてBARで呑んでいると、不思議な女性と出会った。その日以来たびたび夢にその女性が現れ、また同じBARで女性と出会った日、帰宅して夢を見てから目が覚めると――視界から「C」、すなわち「シアン」、青と緑を含んだ色が消えていた。

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