- Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062202169
作品紹介・あらすじ
やっと出会えたはずの高級官僚の男は、新幹線爆破テロの発生直後から様子がおかしくなる。怪しんだ彼女が警察に通報すると、待っていたのは自分自身の逮捕だった。「君の言うことは、もう誰も信じない」木内一裕10作目は、完全エンターテインメント大作!
感想・レビュー・書評
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平然とウソをつくが誠実な人間、だけど正直な人間ではない女!
VS
国家権力をバックに思考回路がおかしい警察のエリートでバカな男!
ひょんな偶然からバカな男・待田隆介と知り合ったことで、水嶋亜希は新幹線爆破テロ、殺人、逮捕、誘拐と思わぬことにどんどん巻き込まれていく
しかーし、そんなことは無問題!w
持ち前のウソを交えた話術で乗り切っていく
スゲーはこの女!
警察も、お前は超能力者かとびっくりw
サクサク読めるエンターテイメント!
この前読んだ『キッド』もこんな感じだったぞ
この人の作風なのかな… -
主人公の一人水嶋亜希(32歳独身、文芸編集者)は、本編の中で「わたしのウソは相手を束の間のハッピーにさせる。そしてそのウソはバレたことは今まで一度もなかった」と言っています。彼女の言動は「正義の嘘」なのでしょうね。
ある日の夜、帰宅途中に交通事故に巻き込まれそうになった時に背の高いスーツ姿の男が亜希を救ってくれた。そのお礼に「生ビールでも一杯奢らせて下さい」と思い切って言ってみると、男は快く受けてくれたのです。
気を良くした「亜希の口元に大きな笑みが拡がった。頭の中で、大聖堂の鐘が鳴り響いたように感じた」と書いています。なるほどと思わずクククッと笑ってしまいました。
そんな事があってから、帯に書いているような事態に発展していくのです。
物語の進行とスピード感は、会話の形式を多用しているので読み易い。
装丁の女性の何だか意味ありげな笑みは、小説を読み始めた頃の表情なら、この笑みが最後まで絶えなかったのかと思いながら読み進めると、次の展開の場面が早く読みたくなるのです。実におもしろい! -
雄辯社(ゆうべんしゃ)で編集者として勤める水嶋亜希は、平然と嘘がつけ、そしてその嘘がバレることなど一度も無い。その特技を生かし、これまでも癖の強い作家たちの無理難題をうまく処理しながら仕事に励んでいた。ある日の仕事の帰り道、バイクに轢かれそうになったところを助けてくれた男と知り合い意気投合、その日のうちにベッドも共にしてしまう。相手は外務省に勤めるエリートで独身、これは久々にヒットと思ったのもつかのま、彼の自宅に招かれた亜希は、彼が誰かと「人を殺す」計画を話しているのを聞いてしまう。
このエリート男・街田隆介がえらく曲者で、まともに見えて思考回路がおかしい。ありとあらゆる嘘をつく主人公の亜希もなかなかのものだけど、常識は外れておらず、子供や恩を受けた人をかばう態度などもあり、憎めず応援したくなってしまう。テンポが良く、どんどん読み進んだし、おもしろかった。 -
テンポが良く、ドタバタな感じで面白い。
困ったことがあったら、じゃ殺しちゃおうって発想がエンタメ小説ならではで笑える。 -
面白った!一気読み!
テンポが良く、興味をそそる展開で飽きない。
何んとなく笑えるし、でも真面目にストーリーは進んでいく所が絶妙な感じがする。
ラストは思ったとうり。だが読書後の爽快感が良かった!私はオススメします! -
主人公のマインドが好き!!!
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軽くサクッと読めた感じ。もうちょっと重い内容でもよかった。
しかも、検索してみたらビーバップハイスクールの人!
この漫画たぶん知ってます
読んだことあるかはわかりま...
しかも、検索してみたらビーバップハイスクールの人!
この漫画たぶん知ってます
読んだことあるかはわかりませんが…w
そういう人だったんだ〜\♡︎/
そういう人だったんだ〜\♡︎/