「自分らしさ」はいらない くらしと仕事、成功のレッスン

著者 :
  • 講談社
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感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062203029

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    「自分らしさ」とは、自分のことを考えて動くことではなく、他人のことを考えて行動することで、自然と滲み出るもの。

    他人のことを考えるときには、「心を働かせる」ことが大事。
    知識や経験など頭で計算して考えるのではなく、どうすれば相手を喜ばせることができるのか、相手は何を望んでいるのかを考える。
    自分の経験や知識をリセットして、相手に「変身」して考える。

    松浦さんの優しい文体は、いつも心に馴染んでくる。
    私にとっての新しい発見は、「たまには時間の制限を取っ払う」ということ。
    日常生活では、「何時までにごはんを作ろう」とか、「いつまでに〇〇をやらなきゃ」と時間に追われているので、時間や効率を頭で考えて動いている。
    でも、心で考えるためには、時間や期日を考えずに、とことん相手が喜ぶためにやる。
    それが、心で考える練習にもなる。

    ついつい効率重視でやってしまうことがあるけれど、(それはそれで必要なことだけど)心で考えることも大事にしていきたい。
    それが私らしく生きることであり、幸せな時間の使い方だと思うから。

  • 心を使うということを書かれた本です。
    心を使って~というのは、大切だし良いことだと思う反面、ずっとやってたら病んでしまいそうとも思いました。
    心を使える状態というのは、少し余裕がある、いっぱいいっぱいではない状態です。片手を空けている状態。
    常にそういう状態を保っておくのが大切ということなのかなと、思いました。私は油断すると、いっぱいいっぱいの状態になってしまうので、心を使える状態に居られるように、気をつけようと思いました。
    図書館で借りて読んだのですが、またいつか読もうと思って購入しました。

  • ■何かを始めたいなら、「自分らしさ」など捨てたほうがいい。自意識を捨てて精一杯やったとき、他人があなたらしいと言ってくれるもの。それが本当の自分らしさだと思うのです。
    ■頭を使わず、心で考えてみましょう。
    ■自分らしさを捨てて、可能性を広げる。

    ■心で考えることは、「読者が嬉しいかどうか」。
    ■心のつぶやく根拠のない「あれ?」が聞こえたら、順調でも立ち止まること。
    ■うまくいかないときは、「はじめてのこと」に、挑戦してリセットする。完全に行き詰まる前にやるのがポイント

著者プロフィール

松浦弥太郎(まつうら・やたろう):東京生まれ。アメリカの古書店にインスパイヤーされてm&co.booksellersを立ち上げる。『暮しの手帖』編集長を経て、現在は会社経営、執筆・編集活動、映像、コンサルタント、商品開発、メディア出演など、枠を超えた活躍を続けている。著書に、『仕事のためのセンス入門』、『センス入門』、『ほんとうの味方のつくりかた』、『僕の考える投資について』、『期待値を超える』など多数。

「2022年 『それからの僕にはマラソンがあった』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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