「自分らしさ」はいらない くらしと仕事、成功のレッスン

著者 :
  • 講談社
3.31
  • (6)
  • (15)
  • (35)
  • (4)
  • (2)
本棚登録 : 354
感想 : 29
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062203029

作品紹介・あらすじ

人気エッセイスト、前「暮しの手帖」編集長の松浦弥太郎さんの書き下ろし最新作、ついに完成!

最新作のテーマは、くらしと仕事を充実させるためのレッスン。キーワードは「こころで考える」。
そして、こころで考えたら、
「何かを始めたいなら、『自分らしさ』など捨てたほうがいい」
「自分らしさを捨てれば、自分らしさが更新され、自分らしさが広がる」
という声が聞こえてきたのです。

頭で考えることの限界を打ち破る方法に気づいた松浦さんが、読者の皆さんに伝える「こころの働かせ方」「こころのつかい方」そして――「自分らしさの捨て方」。

「暮しの手帖」編集長の役職を自ら辞して、クックパッドのサイト「くらしのきほん」を立ち上げ、そしてまた新たな決断をすることで見えてきた新たな気づきを初めて公開して、皆さんにシェアします! 

2017年、クックパッドを辞し、新たな挑戦をする松浦さんならではの「こころの考え」が、あなたに届きます。

頭で考えることの限界を打ち破る方法――「自分らしさの捨て方」のレッスンをはじめてみましょう。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「頭で考えるのではなく、心で考えよう。」──終始、このことを訴えておられました。
    ただ、私自身はそんな風に分けて考えたことはないし、切り替えることもできない。
    心理学的な考察がされているわけではなく、著者ご本人の経験から得たご自身なりの考えを綴られていて、残念ながら私には合いませんでした。
    ただ、「自分らしさ」というのは、それを自分で決めるものではなく、誠実に精一杯生きる中で生まれてくるものだとおっしゃっていて、それには納得です。自分で自分を決めつけずに生きたい。
    表紙には表裏ともヨシタケシンスケのイラスト。目の下の線が心境を物語っていて共感。

  • 心を使って考える、働く、生活することが大切だと分かった。それが生きることの本質なんだなと感じた。
    自分らしさは大切ってよく言うけれど、必要ないっていうところが新しかった。自分らしさの枠で閉じこもるよりも、柔軟性を持って心で決めていくのが大事。どう行動するかよりも、行動してみた結果の新しい自分が自分なんだと捉えればいいじゃないと思えた。
    自分の価値観で「違う」と思っていても、それは自分が勝手に決めた定義であって可動性があることを念頭に入れたいと思った。

    特別な言動はないけれど、よくよく考えると一番温かくて、自分を愛してくれている。心で考える人はそんな人で、強烈な印象はなく、自分の中にすっと入ってきて、いつまでも忘れられない人。
    今自分の周りは心で考えられている人ばっかりだな。見習いたいしそうなりたい。

  • 自分らしさをなくそうというのは
    意外なトピックでした。

    自分らしさというのは自分で主張するのではなく
    周りが思ってくれるものなのかなあと思いました。

  • 心の使い方を理解できる本だった。
    構成が見やすく読みやすい。
    すらすら読むことができた。
    まとめの部分を読むだけでもためになりそう。

  • 薦められて読んだが自分に合わなかった気がした。
    文章は読みやすく分かりやすいけど、自分に置き換えるのが難しい

  • 松浦さんの本で、初めて少しココロに入ってきづらい内容でした。そんな本があってもいいですよね、私のココロに残ったこともあるので。

  • 本当の「おもてなし」は何なのか。こちらの気持ちを押し付けていないのか。
    プライドを捨てて「自分らしさ」を捨てることで得られるものは何なのか、考えさせられる本です。

  • 電子書籍(DMM)で購入。

    「自分らしさ」とは、自分のことを考えて動くことではなく、他人のことを考えて行動することで、自然と滲み出るもの。

    他人のことを考えるときには、「心を働かせる」ことが大事。
    知識や経験など頭で計算して考えるのではなく、どうすれば相手を喜ばせることができるのか、相手は何を望んでいるのかを考える。
    自分の経験や知識をリセットして、相手に「変身」して考える。

    松浦さんの優しい文体は、いつも心に馴染んでくる。
    私にとっての新しい発見は、「たまには時間の制限を取っ払う」ということ。
    日常生活では、「何時までにごはんを作ろう」とか、「いつまでに〇〇をやらなきゃ」と時間に追われているので、時間や効率を頭で考えて動いている。
    でも、心で考えるためには、時間や期日を考えずに、とことん相手が喜ぶためにやる。
    それが、心で考える練習にもなる。

    ついつい効率重視でやってしまうことがあるけれど、(それはそれで必要なことだけど)心で考えることも大事にしていきたい。
    それが私らしく生きることであり、幸せな時間の使い方だと思うから。

  • 自分らしさに執着するよりも、心をつかって「人」のことを考える。自分は常に変化し、アップデートし続けられる。

  • 「自分らしさはいらない」とは自分らしさにとらわれてしまうと、自分の可能性が狭まり、新しいことにチャレンジする機会を逃してしまうこと。自分らしさを捨てることで、自分らしさが更新され世界が広がりより良い自分らしさを見つけることができる。

    新しいことは心で働く。新しい状況に置かれると、昔の経験から先入観を持ってしまいがちになるが、自分のメモリをゼロにすることで新しい発見をすることができる。プライドを捨てることも大事。

    「自分にできることは無限。自分が使えるお金と時間は有限」心を使って働くことは大事だが、お金と時間は有限であり、効率よく心と頭のバランスをとることが大事。

全29件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

松浦弥太郎(まつうら・やたろう):東京生まれ。アメリカの古書店にインスパイヤーされてm&co.booksellersを立ち上げる。『暮しの手帖』編集長を経て、現在は会社経営、執筆・編集活動、映像、コンサルタント、商品開発、メディア出演など、枠を超えた活躍を続けている。著書に、『仕事のためのセンス入門』、『センス入門』、『ほんとうの味方のつくりかた』、『僕の考える投資について』、『期待値を超える』など多数。

「2022年 『それからの僕にはマラソンがあった』 で使われていた紹介文から引用しています。」

松浦弥太郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×