七月に流れる花 (ミステリーランド)

  • 460人登録
  • 3.49評価
    • (14)
    • (52)
    • (70)
    • (6)
    • (2)
  • 63レビュー
  • 講談社 (2016年12月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062203449

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

七月に流れる花 (ミステリーランド)の感想・レビュー・書評

  • 恩田さんらしい、少女たちときれいな古城と、秘密の物語。恩田作品は当たり外れが大きいと言われるけれど、楽しみ方を覚えればどの作品も楽しめると思っている。イラストが酒井駒子さんで大変豪華。

  • ★ミステリーランド

  • 少女たちの切なくて優しい夏のお話。装丁と挿絵がとてもきれい。酒井駒子さんの絵と、物語の雰囲気がよく合っている。結末は思っていたのと違って、びっくりした。ミチルをはじめ、登場する少女たちが皆、健気で優しくていじらしく感じた。「八月は冷たい城」はどんなお話なのか楽しみ。

  • ちょっとしばらく恩田陸から離れていたけど、久しぶりに読んでみた一冊。読みやすかった。どうりで。あとでなんかのWebページで見たら、5・6年生向けって書いてあった。
    でも、相変わらずな不思議な世界観。ちょっとダークさ、
    怪しさ、繊細さが漂う感じ。恩田陸だなーとわくわくしながら読み進めた。
    女の子たちの関係があるあるって感じで、不思議な建物も「三月シリーズ」にでてきそうでおもしろかった。
    ラストのネタバレはいまいち。

  • 八月で蘇芳が気にしていた女の子が視点人物となっている。六人の少女の描き分けがあっさり。作家の心は既に八月に飛んでいるような。表紙絵の少女、オフィーリアみたい。

  • ホラーっぽいと思わせて最後は感染症に持っていくのやっぱり上手いな〜。

  • みどりのおとこに連れられやってきた隔離された城で、6人の少女達の奇妙な林間学校が始まる。
    恩田さんらしい不思議な世界観。不気味な雰囲気と夏の何とも言えない物悲しさが漂っていて引き込まれます。出てくる子達がみんないい子でよかった。
    図書館で借りたが、酒井駒子さんの絵が素敵で手元に欲しくなる。8月も読みたい。

  • 少女たちが集められた、お城での林間学校。ひと夏の不思議な体験が描かれた、幻想的なミステリ。
    「みどりおとこ」に、謎の城、鳴り響く鐘の音、水路を流れる花、と魅力的な要素がてんこ盛り。ひんやりとした涼しげな読み心地の中で、徐々に沸き起こる不穏な気配。そして明らかになっていくこの林間学校の意味……独特の世界設定があるので、この謎を自力で解くのは難しそうですが。すべてが繋がったときには「そういうことか!」と。そしてなんともいえず哀愁に満ちた読後感が残りました。でも決して悪い後味じゃありません。
    「八月は冷たい城」とも繋がっているようなので、そちらも楽しみ。

  • 前半と後半で印象がガラリと変わる展開でした。少ないページ数でどう回収するのかな?と思ったけど、上手に終わりましたね。

  • …というわけで、こっちは後に読んだのですが。
    そのせいもあって、こっちのほうが落ち着いて読めたと思っていたけど、登場人物が少女たちというのもあるのかも。いつもどこか少年よりも少女のほうが先に理性的に大人になる。

    こちらも同じように夏の物悲しさの中で淡々と進むけれど、自分が落ち着いたせいなのか、もともとなのか、ドキドキ感よりは、美しい儀式の流れを追っていくような感覚。
    こうやって「夏流(かなし)」の人たちが生きていく世界は、音の通りに「かなしみを夏に流して」過ごすのか。

    切なく美しい、残酷な世界。

  • 「みどりおとこ」と言う不気味な影。呼ばれた子供たちは必ず行かなければならない
    夏の城。呼ばれた少女達で共同生活がはじまる。絵本のような挿絵とルビ。児童向けの作品なのか
    大人もこれは奇妙な世界へ引き込まれる。謎に満ちて懐かしくて哀しい夏を堪能した気分。

  • 「七月~」「八月~」と読み進めて、やっと完結。

  • 『八月は冷たい城』に記述。

  • どうも恩田陸さんとは微妙に響き合わないんだよなぁ…これも相性なんだろうな、読んでいてなんとなく不協和音を感じてしまう。私の感性とはしっくりこないのかな。面白くなくはないんだけれど…

  • とても恩田さんらしい物語。「麦の海に沈む果実」を思い出すような…。
    閉鎖的な空間、流れる川、少女たち、そこに潜む不穏な空気。
    装丁が素敵すぎです。

  • 恩田陸のこういう世界が大好き。子供向けのようなもの足りなさはある。2冊でひとつの女の子バージョン。

  • 男子の話を先に読んだからかもしれないけど、八月の方が好き。やはりネタバレしてない状態で読まないと気分が盛り上がらないのかも?主人公が 置かれている状況の予想がつかない状態で読むことをオススメしたい。

  • 酒井さんの絵のおかげで少女たちの不安が伝わってくる。゛夏の人゛とか゛みどりおとこ゛とかミステリーランドっぽくて好き。八月のほうをこれから読むのが楽しみ。

  • 坂道と石段と石垣が多い静かな街、夏流(かなし)に転校してきたミチル。六月という半端な時期の転校生なので、友達もできないまま夏休みを過ごす羽目になりそうだ。終業式の日、彼女は大きな鏡の中に、緑色をした不気味な「みどりおとこ」の影を見つける。思わず逃げ出したミチルだが、手元には、呼ばれた子どもは必ず行かなければならない、夏の城――夏流城(かなしろ)での林間学校への招待状が残されていた。ミチルは五人の少女とともに、濃い緑色のツタで覆われた古城で共同生活を開始する。城には三つの不思議なルールがあった。鐘が一度鳴ったら、食堂に集合すること。三度鳴ったら、お地蔵様にお参りすること。水路に花が流れたら色と数を報告すること。少女はなぜ城に招かれたのか。長く奇妙な「夏」が始まる。
    The Flowing Flowers in July

  • 雰囲気がすごく好き。お城の雰囲気が最高。ああいうところで合宿したい。というか住みたい。気の合う人たちと共同生活したい。冒頭のみだけど、主人公が住んでいる街も良い。地方都市の閑静な住宅街。あと酒井駒子の挿絵が最高すぎ。ワンピースのシルエットが美しい。ミチルちゃんの将来の夢がパイロットというのがかっこよくていいな。
    設定はやや甘いというか唐突かなと思うが、子供向けだからかな。親に顔を見せるにしてももう少し自然な方法がありそうだし、感染対策をしているとはいえ、病気の療養施設が近くにあることを知らされてもいないというのも不自然だし。

  • 「夏の人」の存在もあり、ファンタジーっぽいのかな?とか思いつつ読んでいったら、最後に驚愕。

    ただ、事前にちゃんと説明したほうが良かったでしょうこれ。蘇芳も同じく悲しみを味わなければならない立場なのに、なんでそんな重荷を背負わせるのかな。

  • 図書館で借りた本。
    6月に転校してきたばかりのミチルは、友だちが作れないまま終業式を迎えてしまった。その日、緑色をした人に追いかけられ、逃げたあとで緑色の人からの手紙を発見する。そこには、夏休みに合宿があるので、来るようにかかれていた。手紙に命じられるままに、合宿へ出発したミチルは、他に5人の中学生と共同生活を始めるが、他の人たちは何かを隠していると感じていた。最後は、そういうことかぁと思う。

  • 夏休み、6人の子どもだけが集められ、夏の城で過ごすことになった、ミチル。
    外部との接触を断たれ、子どもたちだけの生活が始まった。
    何故このメンバーなのか?
    時々現れる全身緑の男は何者なのか?
    最後に真相が明らかになる。

    まだ気になる謎が残ってます。
    次作で明らかになるのかな。

全63件中 1 - 25件を表示

七月に流れる花 (ミステリーランド)を本棚に登録しているひと

七月に流れる花 (ミステリーランド)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

七月に流れる花 (ミステリーランド)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

七月に流れる花 (ミステリーランド)の作品紹介

坂道と石段と石垣が多い静かな街、夏流(かなし)に転校してきたミチル。六月という半端な時期の転校生なので、友達もできないまま夏休みを過ごす羽目になりそうだ。終業式の日、彼女は大きな鏡の中に、緑色をした不気味な「みどりおとこ」の影を見つける。思わず逃げ出したミチルだが、手元には、呼ばれた子どもは必ず行かなければならない、夏の城――夏流城(かなしろ)での林間学校への招待状が残されていた。ミチルは五人の少女とともに、濃い緑色のツタで覆われた古城で共同生活を開始する。城には三つの不思議なルールがあった。鐘が一度鳴ったら、食堂に集合すること。三度鳴ったら、お地蔵様にお参りすること。水路に花が流れたら色と数を報告すること。少女はなぜ城に招かれたのか。長く奇妙な「夏」が始まる。

ツイートする