七月に流れる花 (ミステリーランド)

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  • 講談社 (2016年12月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062203449

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七月に流れる花 (ミステリーランド)の感想・レビュー・書評

  • 前半と後半で印象がガラリと変わる展開でした。少ないページ数でどう回収するのかな?と思ったけど、上手に終わりましたね。

  • 「みどりおとこ」と言う不気味な影。呼ばれた子供たちは必ず行かなければならない
    夏の城。呼ばれた少女達で共同生活がはじまる。絵本のような挿絵とルビ。児童向けの作品なのか
    大人もこれは奇妙な世界へ引き込まれる。謎に満ちて懐かしくて哀しい夏を堪能した気分。

  • 「七月~」「八月~」と読み進めて、やっと完結。

  • 『八月は冷たい城』に記述。

  • とても恩田さんらしい物語。「麦の海に沈む果実」を思い出すような…。
    閉鎖的な空間、流れる川、少女たち、そこに潜む不穏な空気。
    装丁が素敵すぎです。

  • 恩田陸のこういう世界が大好き。子供向けのようなもの足りなさはある。2冊でひとつの女の子バージョン。

  • 男子の話を先に読んだからかもしれないけど、八月の方が好き。やはりネタバレしてない状態で読まないと気分が盛り上がらないのかも?主人公が 置かれている状況の予想がつかない状態で読むことをオススメしたい。

  • 酒井さんの絵のおかげで少女たちの不安が伝わってくる。゛夏の人゛とか゛みどりおとこ゛とかミステリーランドっぽくて好き。八月のほうをこれから読むのが楽しみ。

  • 坂道と石段と石垣が多い静かな街、夏流(かなし)に転校してきたミチル。六月という半端な時期の転校生なので、友達もできないまま夏休みを過ごす羽目になりそうだ。終業式の日、彼女は大きな鏡の中に、緑色をした不気味な「みどりおとこ」の影を見つける。思わず逃げ出したミチルだが、手元には、呼ばれた子どもは必ず行かなければならない、夏の城――夏流城(かなしろ)での林間学校への招待状が残されていた。ミチルは五人の少女とともに、濃い緑色のツタで覆われた古城で共同生活を開始する。城には三つの不思議なルールがあった。鐘が一度鳴ったら、食堂に集合すること。三度鳴ったら、お地蔵様にお参りすること。水路に花が流れたら色と数を報告すること。少女はなぜ城に招かれたのか。長く奇妙な「夏」が始まる。
    The Flowing Flowers in July

  • 雰囲気がすごく好き。お城の雰囲気が最高。ああいうところで合宿したい。というか住みたい。気の合う人たちと共同生活したい。冒頭のみだけど、主人公が住んでいる街も良い。地方都市の閑静な住宅街。あと酒井駒子の挿絵が最高すぎ。ワンピースのシルエットが美しい。ミチルちゃんの将来の夢がパイロットというのがかっこよくていいな。
    設定はやや甘いというか唐突かなと思うが、子供向けだからかな。親に顔を見せるにしてももう少し自然な方法がありそうだし、感染対策をしているとはいえ、病気の療養施設が近くにあることを知らされてもいないというのも不自然だし。

  • 恩田さんらしい、少女たちときれいな古城と、秘密の物語。恩田作品は当たり外れが大きいと言われるけれど、楽しみ方を覚えればどの作品も楽しめると思っている。イラストが酒井駒子さんで大変豪華。

  • 「夏の人」の存在もあり、ファンタジーっぽいのかな?とか思いつつ読んでいったら、最後に驚愕。

    ただ、事前にちゃんと説明したほうが良かったでしょうこれ。蘇芳も同じく悲しみを味わなければならない立場なのに、なんでそんな重荷を背負わせるのかな。

  • 図書館で借りた本。
    6月に転校してきたばかりのミチルは、友だちが作れないまま終業式を迎えてしまった。その日、緑色をした人に追いかけられ、逃げたあとで緑色の人からの手紙を発見する。そこには、夏休みに合宿があるので、来るようにかかれていた。手紙に命じられるままに、合宿へ出発したミチルは、他に5人の中学生と共同生活を始めるが、他の人たちは何かを隠していると感じていた。最後は、そういうことかぁと思う。

  • 子供が読むミステリーみたいなかんじ。
    でも、なんとなく怖い感じがずっとあり、冷たい空気感ががんじられた。
    数名の女の子だけが参加する林間学校の話。

  • 講談社ミステリーランドなんて知らなかったな・・・めっちゃ装丁素敵・・・綺麗・・・サイズもちっちゃくて紙の角が丸い・・・やさしい・・・。
    そしてやっぱり酒井駒子先生の挿絵が雰囲気ありまくりで・・・中公文庫刊の『蛇行する川のほとり』も素敵だった・・・。
    本作の蘇芳さんは、『雪月花黙示録』の蘇芳さんとは別人やろか・・・苗字違うしな・・・。イメージ的に萌黄さん寄りな気もするし。
    いやまだ『八月は~~』読んでないから深読みできんけど。
    単純に恩田先生「蘇芳」って名前すきなんかな・・・綺麗な名前だもんな~~・・・。
    まさかのSFってーか、恩田先生お得意の未知のウィルスオチにはヘーーーーッてなりましたが、病気で亡くなる親と最後の時間を過ごすための施設だったってのはああ・・・ってなったな・・・。そんなん絶対切ないやん・・・。
    『朝日のようにさわやかに』収録の「淋しいお城」とはけっこう変わってたな~~リエちゃんとミチルちゃんの冒頭部分は酷似していたけども、みどりおとこそんな最初からしゃべらんし。
    やっぱりモティーフだけ継続して全然別物になったんかな??ベクトルが違う方向の「淋しい子ども」達のお城で。

  • コメントは八月と合わせて、で。

  • 人気作家が子供のために書くシリーズなのだけど、この作品を子供時代に読める子が羨ましい!
    不穏な空気と小道具使いが巧み。
    怖いけれど怖いだけじゃない。
    まだまだ引っ張れる面白い設定を、ここでスパンと切るのが何とも贅沢。
    対になっている八月の方はどんな作品なのか、併せて読んで明かされることもありそうなのでとても楽しみ。
    酒井駒子さんの絵も美しい!
    必ずカバーは外して見て下さい。

  • この人は、ありえない設定を、あたかもあるように書くの、ほんとに巧いな。
    「?」の答えが知りた過ぎて、内容があまり入ってこなかったのがもったいないかな。ジャンルはヤングアダルトになるのかな。いつもより少し軽め。

  • 夏流という街に引っ越してきたミチルは「夏の人」と呼ばれるみどりおとこに招かれ、夏休みを謎の城で過ごすことになるのだが…。
    みどりおとこの正体、奇妙な風習、消えた友人の謎など魅力的な謎のオンパレードと不穏な雰囲気で興味を引きつけますがオチが呆気なくて残念。『八月は冷たい城』を読まなければ全ての謎は解けない造りのせいもあってモヤモヤ感が残ります。

  • ちょっと装丁が違う。。。イラストが全面にあって、右端がピンクの帯状になっているタイプ。
    男の子バージョンもあるが、こちらを先に読むのが正解との事。

    紙の角が丸くなっていて、イラスト担当も好きな方で、凝った作りだなと感じていたら
    「かつて子どもだったあなたと少年少女のための」を合い言葉に創刊された企画らしい。
    ミステリーランドというノーベルで恩田作品が全30巻のラストを飾ったそうだ。
    過去作品も凄く魅力的な作家さんが多く、読みたい。。

    フォロワーさんに『朝日のようにさわやかに』の『淋しいお城』からきていると教えてもらった。恩田先生も今作品2作の予告のつもりで書いたとの事。

    読むのが速い人ならば30分位で読み終えそう。
    けれど読み終えた後、二度読みしたくなるのは同じ。

    多少謎が残ったままなのは、次作を読めば明らかになるのだろうか。。

    夏を題材にした作品は、何故こうも独特の侘しさのようなものを感じるのだろうか。。

    序詞のなつかしさについての恩田氏の見解が興味深い。

  • 読む順番って大事。
    図書館で借りたから「八月は冷たい城」から読んでしまった…
    なので、ミチルの素性(?)や周りがミチルに何を隠しているか解っている状態で読んだ。
    あたりまえだけど、知らない方が楽しめた。

  • +++
    坂道と石段と石垣が多い静かな街、夏流(かなし)に転校してきたミチル。六月という半端な時期の転校生なので、友達もできないまま夏休みを過ごす羽目になりそうだ。終業式の日、彼女は大きな鏡の中に、緑色をした不気味な「みどりおとこ」の影を見つける。思わず逃げ出したミチルだが、手元には、呼ばれた子どもは必ず行かなければならない、夏の城――夏流城(かなしろ)での林間学校への招待状が残されていた。ミチルは五人の少女とともに、濃い緑色のツタで覆われた古城で共同生活を開始する。城には三つの不思議なルールがあった。鐘が一度鳴ったら、食堂に集合すること。三度鳴ったら、お地蔵様にお参りすること。水路に花が流れたら色と数を報告すること。少女はなぜ城に招かれたのか。長く奇妙な「夏」が始まる。
    +++

    ミチルが六月という半端な時期に転校してきた理由。転校して間もないのに六人という少ない人数の林間学校に招待された理由。なんとなく思わせぶりな参加者の少女たちの様子。そのすべてが明らかになったとき、深い悲しみと慈しみ、そして命の終わりということを前にした無力さが押し寄せてくる。謎めいた設定と、なにが起こるかワクワクドキドキする雰囲気が、とても著者らしい一冊である。

  • きれいに閉じて見えるが、不穏さが残る。

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七月に流れる花 (ミステリーランド)の作品紹介

坂道と石段と石垣が多い静かな街、夏流(かなし)に転校してきたミチル。六月という半端な時期の転校生なので、友達もできないまま夏休みを過ごす羽目になりそうだ。終業式の日、彼女は大きな鏡の中に、緑色をした不気味な「みどりおとこ」の影を見つける。思わず逃げ出したミチルだが、手元には、呼ばれた子どもは必ず行かなければならない、夏の城――夏流城(かなしろ)での林間学校への招待状が残されていた。ミチルは五人の少女とともに、濃い緑色のツタで覆われた古城で共同生活を開始する。城には三つの不思議なルールがあった。鐘が一度鳴ったら、食堂に集合すること。三度鳴ったら、お地蔵様にお参りすること。水路に花が流れたら色と数を報告すること。少女はなぜ城に招かれたのか。長く奇妙な「夏」が始まる。

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