掟上今日子の裏表紙

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1165
感想 : 89
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  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062205764

作品紹介・あらすじ

「初めまして。容疑者の掟上今日子です」  強盗殺人の容疑者になった忘却探偵。事件の記憶を忘れた今日子さんを、厄介は救えるか?

強盗殺人事件の容疑者として逮捕された忘却探偵・掟上今日子。
現場で血まみれの凶器を握りしめて眠っていたところを発見された彼女は、事件の記憶を忘れていた。
檻の中から事件の調査をしたいと申し出た今日子さんに対峙するのは、「冤罪製造器」の異名をもつ強面の警察官・日怠井。
警察官の矜持と葛藤しながら彼が選択したのは、「忘却探偵の専門家」隠館厄介に協力を仰ぐことで…?

感想・レビュー・書評

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  • 裏表紙が警察官のコスプレとは思わなかった。今回は今日子さんが犯人として捕まり、隠館が推理するという逆転のパターンで斬新で面白かった。最後が未必の故意は少し物足りなかった。

  • 密室殺人の容疑者が今日子さん、という、いかにも何者かに嵌められた感があって、ゾクゾクしました。結局今日子さんに害を為そうとした「敵らしき何者か」がいたという確信はありませんでしたね。今日子さんは、そこの所どう思っているのかなぁ。

  • 今日子さんが強盗殺人の容疑で逮捕されてた!
    忘却探偵の専門家?相棒である厄介が謎を解く今作品。
    とはいえ、あちこちで今日子さんの思惑通りに物事が進んでいった気が。
    結末は…これはありなのか?とちょっと疑問だけど、密室で凶器を持ったまま眠ることは、忘却探偵だからこそとも言えるのかなあ。

    今日子さんと厄介さんペアの話はやはり楽しい。

  • 今回も1冊丸々1つの話。
    親切のポジションがちゃんと知れて良かった。
    毎回クビになってどうやって再就職してるのか気になる。

  •  「初めまして。容疑者の掟上今日子です」

     最速の探偵9巻目は今日子さん、まさかの強盗殺人犯!
     コイン蒐集家の密室で、死体が発見されたが横で寝ていたのが今日子さんだった。現行犯逮捕。
     そして当然、本人は覚えていない。

     留置所暮らしも優雅に暮らす今日子さんに、かつて最速の探偵の噛ませ犬役になった冤罪日怠井警部が呼んだのは、最速の探偵の専門家、隠館厄介だった。

     果たして今日子さんの無実を立証できるのか。
     厄介が最速の探偵の相棒として事件を追う。

     というわけで最速で9巻です。早いですね。
     今回のタイトルは「裏表紙」ということで、留置場の囚人ルックの今日子さんが、裏表紙では婦人警官のコスプレという豪華表紙となっています。

     最速の探偵は10巻に進む。

  • 数年ぶりの掟上今日子シリーズを読んだので、今日子さんだけではなく私も忘却の中…という感じでしたが、厄介さんや親切さんたちが出てきて、懐かしいな〜!と思いつつ読み進められました。

    今日子さんが逮捕されているという衝撃からはじまるものの、今日子さんの周りの人物や「昨日の今日子さん」の助けを借りて、真相へと無事に辿り着けて良かったです。

  • 裏表紙の仕込みも最高です。

  • 短く章が区切られてて逆に読みづらかったんですが厄介さんが登場してるので嬉しい

  • 学生(らいすた)ミニコメント
    今日子さんにかけられた殺人容疑、無罪を証明できるか。


    桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/1323605

  • 今までの総集編のようなキャラの登場の仕方でよかった。
    「厄介さん」と初対面(?)で呼ばれるようになった厄介くんは、今日子さんの潜在意識下で信用されるようになってるのかな〜
    毎回クビになってるボディガードも登場。
    1日しか記憶の持たない今日子さんだけど、今までの積み重ねで助ける人たちがたくさんいて、その人たちの存在が今日子さんの記憶のかわりになっているのかなーと思った

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著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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