- Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062206587
作品紹介・あらすじ
「やってやる。人生最高の特ダネを、
しっかり物にしてやる」
記者と刑事の会話は騙し合いだ――。
1964年、1972年、1986年、1996年、2017年。
時代とともに、事件記者と「ネタ元」の関係も変わる。
50年の変遷をひとつの新聞社を舞台に描いた、
著者にしか書けない新聞記者小説集。
感想・レビュー・書評
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shinpapaさん38382018/03/13
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記者と刑事の会話は騙し合いだ――。
1964年、1972年、1986年、1996年、2017年。
時代とともに、事件記者と「ネタ元」の関係も変わる。
50年の変遷をひとつの新聞社を舞台に描いた、
著者にしか書けない新聞記者小説集。
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時系列で描かれる連作短編集である。前作の登場人物が、次作では年齢を重ね、違った立場で登場するのは、過去の経緯の行く末を見るようで、ストーリーの流れとは別に、それもまた興味深い。ネタ元と新聞記者との関係性も、時代によって変化し、取材方法や倫理観も少しずつ移ろっていく。事件の起こり方や、情報源の変容など、時系列に描かれているからこその面白さが味わえる一冊である。 -
1964年から現代までの記者の様子がかかれていて面白かった
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面白いなぁ。
96年なんてたったこのまえなのに、ネットへの意識ってこんなもんだった?って思っちゃう。 -
一気読了。懐かしい事件だなあと思っていたのが最後に来て一気に... 主人公のその後も憎い取り上げ方。イイですよ!
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面白かった。どれも一筋縄じゃいかないというか,どれにも苦みがあるというか。満足度高し。★3.5。
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ネタ元側のメリットがわからない。
私でさえ思うのだから、今時の子は古い取材の仕方に馴染まないだろう。 -
新聞記者とネタ元のいろいろなパターンの短編集。
作者らしい事件を追う緊張感とかはないです。 -
96-11-8