監督の問題

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著者 : 本城雅人
  • 講談社 (2017年7月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062206648

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監督の問題の感想・レビュー・書評

  • <内容紹介より>
    豚もおだてりゃなんとやら、始めてみました監督稼業!
    プロ野球を引退したばかりの元スラッガー、宇恵康彦、彼が監督に就任したのは三年連続最下位の「新潟アイビス」だった。上を見れば、すぐに監督をクビにする若きオーナー。下を見れば、キャンプ中に若手を引き連れ朝帰りするベテラン投手。仲間であるはずのコーチたちにも諍いが………。問題だらけの球団にルーキー監督が挑む!

    ーーーー
    著者が、元スポーツ紙記者だからか、球団フロントと監督やコーチ陣、選手の間の関係性は上手く描かれているように感じました。
    野球の試合の場面やその後の首脳陣の喜怒哀楽なども読んでいて「リアリティ」を感じられました。中でも、ルーキー監督が、自分より年上で経験豊富なベテランコーチとの接し方に迷ったり、若手の選手とのコミュニケーションに尻込みしたりと、「指導者」としての葛藤には共感できるところがありました。

    ストーリー展開は王道モノです。
    弱小チームが少しずつ一丸となってゆきます。
    果たして、Aクラスに届くのか!?
    CSに出なければ1年で監督クビ!?
    どうなる、アイビス!

  • リアリティがあるところは半端じゃない。ただ、90%以上は現場のリアリティなんて無視している。そういう意味では「元スポーツ紙記者だから書ける」という帯のキャッチには笑うしかないけど、エンターテイメントなんだし、これくらいやってもいいと思わせるものがある。
    男社会の野球界(特に現場)をモチーフにした小説に女性を登場させるのは難しい。その役職は記者かGM補佐(GMではなくGM補佐)か広報とだいたい相場が決まっていて、本城小説でいえば『球界消滅』と同様、本作でも女性広報が重大なキーパーソンの一人として登場する。感情移入は難しくても、ある部分では羨望の思いさえ持ったりもした。
    主役(本作でいえば監督)を活かす脇役こそが主役である。そんなところに共感を呼び起こさせるのが、本城野球小説の真髄なのではないかと。

  • 中途半端にリアルな感じが面白いですね。
    小説ならもっと奇想天外でもいい気がします。
    漫画のグラゼニを思い出しました。
    お金の話は出てないですけどね。

  • 関西の球団のスター選手だった宇恵が引退後に新潟を本拠地にする三年連続最下位のアイビスの監督に就任。すぐに監督をクビにするオーナーに問題だらけのチーム、新米監督の奮戦ぶりがとても面白かった。

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監督の問題の作品紹介

吉川英治新人文学賞受賞後第一作。プロ野球を引退したばかりの元スラッガー、宇恵康彦。彼が就任したのは連続最下位の新興チーム「新潟アイビス」の監督だった。上を見れば、短気ですぐに監督をクビにする若きオーナー。下を見れば、キャンプ中に若手を引き連れ朝帰りするベテラン投手。仲間であるはずのコーチたちにも諍いが……問題だらけの球団にルーキー監督が挑む!

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