欺きの童霊 溝猫長屋 祠之怪

著者 :
  • 講談社
3.22
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本棚登録 : 86
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062207904

作品紹介・あらすじ

手招きする女児に付いていくと怨霊が?

怖いけど愉快な幽霊綺談。
「嗅ぐ」「聞く」「見る」順序が変わる?

『古道具屋 皆塵堂(かいじんどう)』に続く人気シリーズ!

銀太の心ない言葉が、お多恵の怒りを招く?

溝猫(どぶねこ)長屋で亡くなったお多恵が祀られた祠(ほこら)をお参りして以来、
忠次ら四人は幽霊を「嗅いで」「聞いて」「見て」分かるように。
銭の入った巾着袋を失くした銀太は、幽霊を見たせいにしようと
空き家に忍び込むが、そこに本物の幽霊が……。
またある日、留吉が路地を歩いていると、愛らしい女の子に手招きされた。
その子の正体は? 
それらの出来事は、銀太に「芸がない」と言われた、お多恵と関わりが?

感想・レビュー・書評

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  • 978-4-06-220-790-4
    C0093¥1400E(0)

    欺きの童霊
    (あざむきのわらしれい) 

    溝猫長屋祠の怪 シリーズ ③
    どぶねこながやほこらのかい)

    著者:輪渡颯介 (わたり そうすけ)
    発行所:株式会社講談社

    ---------------
    目次
    噓から出たまこと
    誘う女の子(いざなう)
    開かずの理由(わけ)
    汁粉屋の幽霊
    死神
    赤子の群れ
    誘う男の子
    ----------------------

  • 今回は少しばかりテイストが違いました。が、というのも全てきっと銀太のせい。
    盛り込み量がすごくて、実は一巡目が終わってしまったところでちょっとばかり読みたい欲のピークが過ぎてしまった(間延び感があった)のだけれども、それもきっと銀太のせい。(笑)
    親分の不憫なところ、嫌いじゃないです!

  • 最近は強引に幽霊話にするなと感じていたら
    作中でもそんな事を書いて、うまく次の話に
    つないでいった

    意外とやるなおぬし(´・ω・`)

  • 2018.6.21 読了


    シリーズ3作目!

    相変わらずの面々。

  • 溝猫長屋シリーズ、3作目。

    4人の子たちの役割の順番が毎回同じ、、、かと思いきや、今回はちょっと変化が。何だかんだ言って、お多恵ちゃんも子供の霊だからか、その変化が子供じみた嫌がらせ程度のもので笑えてしまう。今回はいろいろ幽霊事件があって、これを一つにどうやって収束させるんだろうと思っていたら、それにもお多恵ちゃんの嫌がらせ(?)が半分混じっていたようで。ちょっと拍子抜けを食らいましたが、まぁ、これも全部、銀太が余計なことを言ったからだということにしておきましょう。

  • 沢山の幽霊がどう繋がるのか、と思いきや蕎麦屋と猫の幽霊は本編に関係なしって・・・

    この人の場合、そのエピが次の本に繋がったりする事も有るからそのパターンかな?

  • テンプレ通りが一番安心する作品。

    お多恵ちゃんも悪がき4人組も、
    寺子屋の先生も親分も、大家さんも
    みんなそのままでいて。

    誰も長屋から卒業しないでほしいと思う。

  • シリーズその3
    野良太郎が活躍してくれたのが嬉しいワン

  • 溝猫長屋…何作目?多分4作目。
    いつもいつも同じ順番で子供達に幽霊を見せていたお多恵ちゃん、芸がないと悪口を言われて傷ついた模様。

    …とはいえ実は子供達の区別があまり付いていないので、順番変わったり入れ替わったりなんでかしても正直気づかなかったり…

    げに恐ろしきは人間なり、というのはあんまりそうでもないかな?
    いや、恨みが募れば何者も悪霊になるわけで。
    うむ。
    子供達は成長してるのか、その場の勢いで言ってるだけなのかよくわからないが、お紺ちゃんの扱いだけは成長してるように見えて停滞中な感じだ。

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著者プロフィール

1972年、東京都生まれ。明治大学卒業。2008年に『掘割で笑う女 浪人左門あやかし指南』で第38回メフィスト賞を受賞し、デビュー。怪談と絡めた時代ミステリーを独特のユーモアを交えて描く。『古道具屋 皆塵堂』シリーズに続いて『溝猫長屋 祠之怪』シリーズも人気に。他の著書に『ばけたま長屋』『悪霊じいちゃん風雲録』などがある。

「2023年 『攫い鬼 怪談飯屋古狸』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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