欺きの童霊 溝猫長屋 祠之怪

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 86
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062207904

感想・レビュー・書評

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  • 溝猫長屋シリーズの第三弾。前作が「おもしろいんだけどちょっとマンネリ感が」という感想だったんですが、今作はそれを逆手にとってというか、登場人物が「幽霊の見せ方に芸がない」という幾分メタ感のある不満をしょっぱなから口にして・・・・
    で、ガラッと変わればそれはそれで面白かったんですがそこまででもない感じ。むしろ今までの「最終的にすべてがつながる」連作短編のよさが若干スポイルされてしまったような。
    今作は一編一編がかなり短めで「あれ?もう終わり?」くらいのボリュームで最終的な真相もちょっと無理やりなような・・・早い段階からでてきた「辻斬り」の話とかなんだったんだろう?いかにもとってつけたような処理の仕方に思えてしまった。。

  • 長屋で猫がいっぱいいて、幽霊を見る、昔の恨みと今の罪とがリンクして、解決。
    もう飽きた。
    特に子供が主人公だと話がどうしても単純化されてしまう。言い換えれば、複雑には出来ませんと言うこと。
    古道具屋シリーズは楽しめたのだが。
    あと、浪人左門シリーズも、お目にかかれないのは残念。

著者プロフィール

1972年、東京都生まれ。明治大学卒業。2008年に『掘割で笑う女 浪人左門あやかし指南』で第38回メフィスト賞を受賞し、デビュー。怪談と絡めた時代ミステリーを独特のユーモアを交えて描く。『古道具屋 皆塵堂』シリーズに続いて『溝猫長屋 祠之怪』シリーズも人気に。他の著書に『ばけたま長屋』『悪霊じいちゃん風雲録』などがある。

「2023年 『攫い鬼 怪談飯屋古狸』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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